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しろねこしろちゃんのあらすじや感想

 2018/07/18 絵本
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しろねこしろちゃんのあらすじ

まっくろなお母さんと、まっくろな3匹のお兄ちゃんたち。

自分だけ、まっしろの子ねこのしろちゃん。

大きくなるにつれ、自分だけまっしろだということに気づきました。

「いやに なっちゃうな。どうして ぼくだけ しろいんだろう」

しろちゃんは、わざと転がったり体を擦り付けたりしてしろい毛をわざとくろくしますが、お母さんに見つかるとすぐに舐められ、まっしろい毛に元通り。

ある日、お母さんから「今日はおとうさんが帰ってくるよ」と言われます。
しろちゃんは自分だけしろいのが恥ずかしくて、そっと家を抜け出しました…。

揺れ動くこどもの気持ちと、優しい母猫の思いにほっこりする作品です。

しろねこしろちゃんの感想(子供の反応)

しろねこしろちゃんを読んだ方の感想と、子供の反応です。
(実際に読んだ方の感想をクラウドワークスで募集しました。)

親24歳/娘2歳の方からの感想
私自身この絵本を子供に読み聞かせしながら昔の自分を少し思いだしてしまい少しうるっときてしまいました。私自身4人兄弟で私だけ血液がO型で自分だけなんで違うんだろうとか小さい頃に小さい子供なりにこの絵本のような白猫みたいな気持ちきなった事もあります。だからこそこの絵本の最後に白い雄猫が登場した時、白い子猫の気持ちが絵本を飛び越えて伝わってきて本当に懐かしいなーという気持ちにもなれたし感動した気持ちにもなりました。自分の子供は何度も何でこの猫だけ色が他と違うのと私に何度も聞いてくるようになり私が説明すると子供も理解してくれて、また私の子供は猫ちゃん悲しそうだねと読んでいる途中で言ってきたり最後は良かったねと言ってきてくれて本当に小さい子供にとってはこういう絵本は大切だなと実感しました。

親39歳/娘5歳の方からの感想
一人だけ白く生まれちゃったしろちゃん、子供と一緒に最初はとてもかわいそうだねと言いながら読んでいました。でも、お父さんが白かったと知って、子供も「パパと一緒なんて一番いいな!よかったね」と言ってとても喜んで、最後は家族みんな仲良くてよかったねと言っていました。お母さんがしろちゃんを差別したり区別したりせず、かわいがっているのでよかったです。黒いお兄ちゃんたちも優しそうに描かれているので、しろちゃんが黒くなろうと一生懸命に頑張っている姿はとてもいじらしくて可愛かったです。絵はとてもシンプルな中で、とても暖かい感じに描写されていて、家族の愛の素晴らしさがよく出ている、とても素敵な絵本で、子供も大好きだと言っています。

親32歳/娘3歳の方からの感想
真っ黒な黒猫のお母さんから、4匹の可愛らしい子猫が生まれました。お母さん猫に似た黒い毛並みの子猫3匹と真っ白い毛並みの白猫のしろちゃん。4匹の子猫はお母さんのお乳を沢山飲んで愛情一杯に育ちました。ある日自分だけ毛並みが違うことに気づいたしろちゃんは、悩み苦しみました。体が汚れればみんなと同じになれるんだと思い、一生懸命に体を真っ黒に汚してしまいました。そんなとき、子猫たちのお父さんが出てきます。しろちゃんはお父さんを見てなんだかホッとするのです。お父さんとお母さんがいて自分がいる。当たり前の事ですが、とても大事なことを思い出させてくれる絵本です。そして、みんなと違っても関係がないんだという優しい気持ちにもさせてくれる、心が和む家族のお話です。

親41歳/娘8歳の方からの感想
自分だけ白いことを気にしていてかわいそうだなーと思いました。やっぱり自分だけ違うのって本当に嫌ですよねー。しろちゃんがかわいそうだなーと感じました。でも子供は、しろちゃんが一番かわいいと言っていました。しろちゃんが黒くなりたくて、頑張ってる姿が本当にかわいそうだなーと感じました。最後にお父さんが現れてお父さんが白かったのが本当に嬉しかったです。お父さんとしろちゃんが嬉しそうにしている絵に感動したし、しろちゃんよかったねと思いました。娘もしろちゃんよかったねと言って喜んでいました。黒い中に自分だけ白いのは本当にかわいそうだったから、お父さんが白かったから本当によかったし嬉しかったです。しろちゃんとおとうさんが幸せそうでよい絵本でした。

親37歳/娘10歳&7歳の方からの感想
絵がとても印象的で可愛らしく、言葉遣いも丁寧な絵本です。おかあさんも他のきょうだいも真っ黒なのに、ひとりだけ真っ白な猫のお話。みんなと違うことを気にしてしまう気持ちはよくわかります。我が子たちも共感していました。こどもの時には余計感じてしまうかもしれませんね。転がってみたりこすりつけたりして、汚しちゃうけれどおかあさんはなめて綺麗にします。おかあさんの愛が伝わる素敵な場面だと思いました。不安で心細かった白い猫ちゃん。おとうさんが帰ってきたことで、笑顔になります。なぜなら、おとうさんは真っ白だったから…。その嬉しい表情がなんとも言えず可愛らしいです。我が子たちも「よかった!一緒だったんだね!」と喜んでいました。心がほっこりできるお話です。

親26歳/息子1歳6ヶ月の方からの感想
お話の内容は1歳には少しむずかしいかな?と思いましたが、大好きな猫が沢山登場するので楽しく読むことが出来たようです。タッチがはっきりとしていて、白と黒のコントラストもはっきりしているので視覚的にも捉えやすいと思いました。お母さん猫は大きいね、小さいのは息子と一緒で赤ちゃんだよなど声がけしながら楽しみました。お話は生まれたばかりの猫の中で一匹だけ白い子猫が、みんなと同じように黒猫になりたいと言うもの。みんなと一緒が良いという気持ちと、オンリーワンである大切さを教える最初のステップに丁度いいと思いました。体を真っ黒けに汚してまで黒猫になりたいしろちゃん、最後に真っ白で立派なお父さん猫が帰ってきて喜ぶシーンは私もほっとしました。

親33歳/息子6歳の方からの感想
しろねこしろちゃんの絵本は、大人である自分が「買いたい」と思い、購入しました。最初に子供に読み聞かせる前に自分が読んでみたのですが、文字が柔らかく、読みやすいです。主人公のネコは、表情が豊かで、嬉しそうな顔をしているのを見ているとこちらも笑顔になってしまいます。ストーリー自体は単純で、きちんと最後まで物語が繋がっているので大人が読んでも満足します。子供に読み聞かせたのですが、最初のうちは一緒に絵本を見て読んでしていたのですが、次第に自分一人で読むようになり、ネコと一緒に笑顔になったり、不安な表情になったりと子供がどこの場面を読んでいるかわかるのでたいへん面白い絵本です。裏表紙には2歳から4歳向けと書いてあったのですが、小学生でも大人でもほっこりなれる絵本です。

親36歳/息子5歳の方からの感想
子供に静かに聞いてもらいたかったので、この絵本を手にとってみましたが、その通り、黙って見入ってくれました。家族で1人ぼっちだと思い悩むしろちゃんに、自分ごとの様に悲しげな表情を見せる子供でした。皆んなと同じになりまたくて、泥んこになって色を染めて帰るなんて、子供の同情も引きました。「どうして違うのかなあ。」と、しろちゃんだけが違う疑問で、不思議そうにつぶやいた子供は、早く次を読んでもらいたくて、自分からページをめくりました。パパママ子供、家族の愛情と温もりで、結末をむかえたこの絵本に、感謝したいと思います。小学あがる前に、読んで頂くといいですね。言葉遣いがきれいです。落ち着いた感性を育ててくれる様に思います。キャラクター性や、現実離れした物の例えでは無く、子供の記憶に、優しく残ってくれそうな気がします。

親35歳/娘3歳の方からの感想
子どもは“みんなと同じ”が好きです。しろちゃんも兄さんたちは黒いのに自分だけ白いことを嫌がります。お母さんはしろちゃんがどんなに黒く見せようとも舐めて白くします。お母さんは比べる必要がないことを知っているのです。お父さんが帰ってくる日、しろちゃんは自分だけが白いのが恥ずかしくてぬけだしてしまいますが、大きくて白いねこに出会います。そのねこの行き先は・・・。そうです。お父さんです。しろちゃんはどんなにホッとし、嬉しかったことでしょう。シンプルだけど家族の愛情、絆が伝わります。大切なのは誰とも比較せず自分らしくあること。母親としてこのお母さんの行動が当然と感じると同時に兄弟でも比較してはいけないことを改めて考えさせられました。娘はしろちゃんが一人ぼっちじゃないことに安心したようです。みんな違っていいことまでは伝わってないようです。小学校低学年に良いと思います。

親31歳/娘3歳の方からの感想
真っ黒なお母さんと真っ黒な子猫のなかに真っ白なしろねこしろちゃんが1匹。しろちゃんは、みんなとおなじ真っ黒になりたくて、自分を汚してみたりするのですがうまくいきません。そんなしろちゃんを綺麗に舐めてくれる、お母さん猫の優しさや愛情がいっぱいのいい絵本です。絵も独特で柔らかい感じがしてとても可愛いです。みんなと違ってもいいんだよ、無理に同じになる必要はないんだよと子どもに伝えるのにいい絵本です。「どうして自分はみんなと違うんだろう」と誰しもが一度は悩むことだと思います。子どもは最初、どうしてしろねこしろちゃんだけ白いのか不思議なようで、読んでいる間も私に質問を繰り返していました。でも最後にお父さんが帰ってきて納得したようです。仲間はずれじゃなくて良かったねと喜んでいました。

しろねこしろちゃんの著者について

しろねこしろちゃんは、文章を森 佐智子さんが書き、イラストをMAYA MAXXさんが書いています。

森 佐智子さんの作品はしろねこしろちゃん以外はありませんでした。
この作品は、福音館書店発行・月間「母の友」掲載の「白ねこしろちゃん」(1954年1月号・森 佐智子 文)を加筆・修正したものです。

MAYA MAXXさんは、愛媛県今治市出身の絵本作家の方です。
絵本だけでなく、CDジャケットデザイン等も手がけ、若い世代からの支持も高いようです。
またTV番組に出演、映画の絵画指導など多方面で活動されています。

しろねこしろちゃんの他にも

  • すぐ泣く君
  • やさしいあなた
  • もしも、あのとき
  • 手をつなげば…。
  • トンちゃんってそういうネコ

などの作品があります。

しろねこしろちゃんの情報(対象年齢など)

書籍名:しろねこしろちゃん
価格:743円(税抜き)
作者:森 佐智子(文) MAYA MAXX(絵)
発売日:2002年4月1日
対象年齢:2歳~4歳
対象性別:無し

しろねこしろちゃんはAmazonで販売されています。

しろねこしろちゃん

743円(税抜き)
9.4

ストーリー

9.8/10

イラスト

9.3/10

子供の反応

9.0/10

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nisi

nisi

現役保育士10年目。毎日パワフルで笑顔いっぱいの子ども達からパワーをもらっています。私立・公立の保育園で働いた経験を活かしながら、子どもや親の気持ちや悩みに寄り添えるような記事を心がけています。

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