公立の中学校入学準備に必要な物は?費用はいくら?
子供の成長は早いもので、我が家の娘は来年春から中学校に入学します。
そこで、私が今から気になっている事が
「中学校入学準備にどれくらいの費用がかかるのか?」
「必要な物は何なのか?」
と言うことです。
小学校とは違い中学校は、「公立でもかなりの費用がかかる」と色々な人から聞いているので、今から貯金をしておかないといけません。
他にも中学入学後にかかる出費についても、どのようなことがあるのかを色々調べてみました。
もうすぐ子どもが中学校入学予定の方は、参考にして下さい。
このページの目次
公立の中学校の授業料と教科書代は無料
公立の小・中学校はだれもが平等に受ける教育とされていることから、授業料と教科書代は無料です。
日本には義務教育というものがあり、国民全てに「教育を受ける権利」が保障されています。
それが義務教育なのですが、義務教育だからといって、「全て無料と言うことではありません」。
3年間、授業料と教科書代が無料というのは本当に嬉しいことなのですが、
もし教科書を無くしてしまった場合は、実費購入になります。
学校用品も実費です。
ちなみに教科書は1冊あたり、1,000円前後と結構いいお値段となっています。
学校で使う品は高いことが多いので、無くさないように気をつけましょう。
中学校入学時に揃えるもの
中学校入学に向けて揃えるものには、一体何があるのでしょうか?
2月前後に中学校で入学の説明会が行われ、
その際に、制服の採寸や学用品を一括に注文する中学校が多いようです。
(地域によってバラツキがあります)
中学校入学前に揃える物はどのような物があるかと言うと
- 制服ブレザー
- 制服ズボン・スカート
- カッターシャツ2枚
- ベルト
- 半そで体操服上2枚
- 半そで体操服ズボン2枚
- 長袖体操服上1枚
- 長袖体操服下1枚
- 体育館履き
- 通学用靴
- 上履き
- 通学 メインバック
- 通学 サブバック
- 自転車通学の場合は中学校指定のヘルメット
これらの物があげられます。
カッターシャツ・ベルト・上履きなどは、中学校で指定されていない場合があります。
「指定されていない物」を、指定された制服や体操服と一緒の業者で注文すると、結構なお値段になります。
ですので別途スーパーやネットで割安の物を購入しましょう、節約できますよ!
他にも学校用品のノートや文具等は消耗品ですので、無くなる度に購入していく必要があります。
体操服は、洗い替えや予備として2枚以上購入する家庭がほとんどなので、余分に予算を見ておきましょう。
これらの物をそろえるにあたって、中学校入学時は「約80,000円~100,000円」必要になると思っておきましょう。
学費や教科書代が無料でも、10万円必要とは、なかなか厳しいですね(汗)
制服体操服など平均予算:80,000円~100,000円
入学後にかかる費用
入学前にかかる準備費用についてお話しましたが、入学後にかかる費用も色々あります。
入学後にかかる、教材費や保険についてまとめました。
PTA会費
まずはPTA会費というものが必要になります。
PTAの会費は中学校によってさまざまですが、「年間平均4,000円」のようです。
ちなみにPTA役員のお茶会や交流会は会費から支払われているようで、本当に必要なのかと疑問を感じている人も少なくありません。
PTAというのは学校によりけりですが、強制的に入らされる場合もあれば、任意のところもあります。
ほとんどの人が入っているので、入っておこうと言う考えの人がほとんどのようですね。
中には頑なに入ることを拒否する親もいるようですが、
そうなるとPTAで用意する例えば卒業式のブローチなどが用意されない可能性があります。
PTA会費平均予算:4,000円/年間
給食費・お弁当代
中学校によってお昼ごはんは、給食の場合とお弁当の場合があります。
給食の場合、給食費は「月額4,000円~5,000円」の学校が多いようです。
お弁当の場合は家庭で作ることになりますが、結局は家庭での食費が増えます。
義務教育だからと言って教育費を支払わない親がいるようですが、給食は国の義務に当てはまりませんので、必ず払いましょう。
給食費平均予算:4,000円~5,000円/1ヶ月
傷害保険にかかる費用
子どもが中学校に入学した時に、任意で入る保険があります。
(強制加入の学校もあるようです。)
「災害共済給付制度」と言うもので、中学生の場合は「年間920円」となっています。(沖縄は460円)
この保険は中学校側の責任の有無に関わらず、「授業中・休憩中・遠足」などの時に、子どもが怪我をした場合、給付金制度が受けられます。
保険内容の詳細は下記で確認できますので、参考にして下さい。
傷害保険平均予算:920円/1ヶ月
部活費
子どもが部活に入ると、部活費がかかってきます。
部活は大きく分けると、運動を主にする運動部と、室内での活動が多い文化部に分かれます。
運動部でしたらユニフォーム代・練習着・部活用の靴などで「数万円」必要となります。
文化部でしたら、楽器やカメラなどの必要品があり、同じく「数万円」かかります。
部活費平均予算:数万円(クラブによる)
夏になるとかかる費用
中学校入学前に揃えた物とは別で、夏になると必要になる物もあります。
制服は夏物の衣類に変更しなくてはなりませんし、カッターシャツも同様で夏物が必要になります。
授業で使う水着や水泳帽なども購入しなくてはなりません。
夏物衣類平均予算:17,000円~20,000円
修学旅行や校外学習にかかる費用
ほとんどの中学校では、2年生になると林間学習があり、3年生になると修学旅行があります。
その他にも1年生の間には、校外学習などの学校行事があります。
一番費用がかかると言われているのが修学旅行で、平均で「40,000円~60,000円」かかるそうです。
修学旅行で訪問する先によって価格はバラバラですので、事前に修学旅行費用は中学校に問い合わせておくと良いですね。
修学旅行平均予算:40,000円~60,000円
入学準備費用は平均いくら?
「結局のところ入学準備の費用にはいくらかかるの?」と言うことなのですが、
結論から言うと最低でも10万円は必要といえます。
あくまでもこれは入学準備にのみかかる費用です。
入学後の事を考えると30万円ほどあれば、気持ち的に余裕が持てるかと思います。
もしこれらのお金を用意することが出来ないという方がいても、慌てないで下さい。
後述する就学援助制度があります。
おさがりで節約
全て購入すると30万円ほどかかってしまう入学費用ですが、おさがりを使えば節約できます。
特に制服や体操服をお下がりにすればお金は結構浮きます。
兄弟や姉妹でしたら、ちょうど上の子が卒業という時期に重なれば、お下がりの制服を使い回すことが出来ます。
他にもご近所に同じ中学校を通っていた卒業生がいるお家に、お古の制服がないかを確認するのも1つの手ですね。
ただ学校によっては、学年ごとに体操服の色が分けられている場合があります。
ですので体操服が色分けされている中学校なら、もらう人に色が合うか事前に確認しておきましょう。
ちなみに入学準備品の中でも「制服」は一番高い品です。
お古と言うことに抵抗がないなら、お下がりを貰えるように事前に周りに確認しておきましょう。
入学費用が払えない場合
中には、経済的に余裕がない家庭もあります。
そのような家庭では、一度に10万円もの大金を支払うのはとても困難ですよね。
さらに入学後早々にも色々と出費があります。
その費用を払うことが困難な家庭の為に、国からの援助があります。
就学援助制度
金銭的に困っている家庭に対する援助制度も存在します。
それが「就学援助制度」という制度です。
学校教育法第19条において,「経済的理由によって,就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては,市町村は,必要な援助を与えなければならない。」とされています。
就学援助制度について
就学援助制度を利用すると、学用品費や給食費などが援助されます。
また修学旅行の代金全額または一部が、支給される場合もあります。
就学援助制度を利用するにあたっては、市町村により基準が違いますので市役所に問い合わせて下さい。
まとめ
中学校の入学にかかる費用は最低でも10万円は見積もっておく必要があります。
さらに、入学後にも何かと出費があるので、合計30万円は必要でしょう。
教材費やPTA会費などなど、年間で考える大きな出費なことは間違いありません。
もうすぐ中学校入学予定の子どもがいる方は、今から少しずつ貯金しておきましょう。
経済的に厳しい家庭には、就学援助制度があります。
就学援助制度を受けることが出来るのかどうか確認をする為に、一度市役所に問い合わせてみてください。
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