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激しい兄弟(姉妹)喧嘩にイライラ!ケンカをやめさせる方法

激しい兄弟(姉妹)喧嘩にイライラ!ケンカをやめさせる方法

毎日頻繁にぶつかり合い、ケンカばかりの兄弟。

大人から見れば「そんなことで…」と思うようなことでも、
すさまじいケンカに発展してしまうものです。

ヒートアップして言い争ったり手が出たり、暴言を吐いたり。
終いにはケンカに負けて泣きわめいたり…。

そんな子どもたちのケンカでうんざりしているママも多いと思います。

人に相談すれば「うちも同じ」なんて言葉は返ってきますが、
できるなら兄弟仲良くやってほしい…。
一体どうやったらケンカを止めてくれるのか…?

今回は兄弟(姉妹)のケンカをやめさせる方法や、仲裁の仕方などについてまとめました。

兄弟(姉妹)喧嘩をその場でやめさせる方法

兄弟(姉妹)喧嘩をその場でやめさせる方法をいくつか紹介します。

ケンカは時には放って置くことも大事ですが、
ヒートアップして、余計に手がつけられなくなってしまうこともあります。

そうなってしまうと、ママのイライラはMAXに…。
怒るのも疲れますよね。

これから紹介するのは、ケンカが始まってすぐに試すことで、ピタッととめることができる方法です。
ヒートアップして手がつけられないほどになっている状態だと、なかなか効きません。

「始まったな~」と思ったら、是非お試しください(*^^*)

カメラを向ける

ケンカが始まったら、スマホやデジカメのカメラを子どもたちに向けましょう。

『カシャッ』と音がすると、子どもたちは何事かと思い、必ずカメラの方を向きます。
カメラに自分の怒った姿を撮られると、なんだかが恥ずかしい気分になってしまうようで、
ケンカをピタッと止めることがあります。

普段カメラの前では反射的に笑顔になる子どもたち。
カメラを向けられたままケンカなんて、複雑なようです。

ケンカが始まったらカメラを用意しましょう。
(ビデオカメラで撮影でも同様に効果的です)
「〇〇くん、お兄ちゃんを叩きました」「〇〇くんの怒った顔です」などと
ママの実況中継を添えると効果大ですよ。

もしかするとカメラを向けられたことで腹を立てるかもしれませんが、
逆にその時にはケンカはおさまっているかも…☆

ママの演技

次にケンカをやめさせる方法として効果的なのは、ママの演技です。

痛がる演技、泣き出す演技、おかしな動きをしだす演技など…
何事かと思い、子どもたちはママに注目します。

子どもたちは、いつもと様子が違うママを見て、不安になったり驚いたり…。
ママを心配してケンカどころではなくなってしまうかも。

これはママの演技力が決め手です。
中途半端だと見破られてしまうし、ケンカが止まらない場合もあります。

子どもが「え!?」と驚くくらい少しオーバーに演技しちゃいましょう(;´∀`)

お菓子を見せる

ケンカが始まったら、「あ、そういえばお菓子買ってきたんだよね。ママ食べようかな~」と
声に出してみましょう。

お菓子が大好きな子どもたちは、きっと食いつきます。
ケンカしている間に、ママにお菓子を全部食べられては大変!

すぐさまケンカから気持ちを切り替えて、お菓子に目がいくはずです。

しかし、いざというときにお菓子がないと意味がありません。
いつでも出せるよう、子どもたちに見つからない場所に、大好きなお菓子を隠して置いておくようにしましょう。

糖分を摂取してイライラも抑えられるかも。
あんなに怒っていた子どもたちも、美味しいお菓子を食べた後はケロッとしているかもしれませんよ。

好きなTV(アニメなど)を流す

好きなTV(アニメなど)を流すという方法もオススメです。

ケンカをしている最中に大好きなテレビ(アニメなど)の音が流れると気になってしまい、子どもたちの目線はついテレビへ。
なんだかケンカがどうでもよくなってしまうほど、テレビに食いついて見始めます。
やっぱり好きなものには夢中になりますもんね。

タイミング的に好きな番組がやっていない場合もありますので、
テレビの録画機能を使って、いざという時のために子どもが好きな番組を録画しておきましょう。

ママがわざわざ大きな声で怒らなくても、ボタン一つでケンカがピタッと止まるかも。
ケンカの内容がどうでもいいものほど、こういった【物で釣る作戦】は成功しやすいですよ。

兄弟の気持ちを代弁

ケンカの原因がはっきりしているようであれば、ママが子どもの気持ちを代弁してあげましょう。

言葉をうまく表現できない子どもにとっても、この方法は効果的です。

ヒートアップしてしまうと、誰かが間に入らないとなかなか自分たちで解決できない子どもたち。
悪いことをしたとわかっていても、なかなか素直に認められないときもあります。

子どもは気持ちを代弁してもらったことで、それ以上責めないし、納得します。
相手の気持を考えるきっかけにもなります。

ケンカが始まったときに、ママが子どもの気持ちを代弁してあげて、ケンカを食い止めましょう。
割り込むくらいの気持ちで、オーバーに代弁してあげるといいでしょう。

お互い納得のいく仲裁の仕方

自分の気持を伝えようとする子ども
大人が子どものケンカを仲裁する際は、お互いが納得のいく仲裁の仕方を心がけましょう。

納得のいかない仲裁をされると、子どもは不満を抱きます。
「悪くないのにいつも怒られる…」
「自分のことをわかってもらえない…」

そんな思いが募ると、いつかひねくれてしまうかもしれません。

親が子どものケンカを仲裁するのであれば、正当に判断し仲裁するようにしましょう。

ケンカの原因を知る

まずはケンカの原因を知ることが大事です。

兄弟喧嘩の原因は、大人から見ればほとんどがたいしたことないような事が原因です。
例えば・・・

  1. 邪魔された
  2. からかわれた
  3. 奪い合い
  4. 嫉妬
  5. 競争

他人であれば我慢することができることもありますが、兄弟となればそうはいきません。

兄弟はお互いをライバルとして見ていますから、
負けたくない、邪魔されたくない、奪われたくないという気持ちが強いのです。

だから兄弟喧嘩はしつこくなってしまいがち。

まずはお互いが納得のいくよう、両者の話を聞くなどしてケンカの原因を探りましょう。

ただし下の子はまだうまく言葉を伝えられず、上の子に言いくるめられてしまう場合もあります。
下の子にもしっかり耳を傾けてあげるようにしてくださいね。

お互いの気持を聞く

ケンカの原因を聞いた後は、お互いにどんな気持ちがしたか聞いてあげましょう。

  1. 嫌だった
  2. 辛かった
  3. 悲しかった
  4. 痛かった

子ども同士ではなかなかこういった気持ちを相手に伝えることができませんが、
親が間に入ることで、自分の思いを相手に伝えるきっかけづくりができます。

自分の気持を伝えられる人に育てましょう。

またケンカの原因を作った方は、嫌なことをしてしまい相手がどんな気持ちになったか知ることも大事です。
知ることで、どうすればよかったか考えることができるようになります。

親が全て先に先に言ってしまうのではなく、子どもの言葉を待つよう心がけてください。

共感する

お互いの気持を知り、考えることができたら子どもの思いに共感してあげましょう。

親が共感してくれることで、子どもは安心感や信頼感を抱きます。
自分のことをわかってもらえた、と思えば気持ちは安らぐものです。

そうすることで意地を張っていた子どもも、素直に謝れる場合があります。

子どもの気持ちに寄り添って、「嫌だったね」「一緒にしたかったんだよね」と優しく言葉をかけてあげたら
今度は、何がいけなかったか、どうするべきだったか子どもたちと一緒に考えてあげてください。

ルール・役割を決める

話し合いをし、お互いが納得できたら、次にルール・役割を決めましょう。

ルール・役割を決めることで、次からはケンカになりにくくなりますし、自分のことに責任を持てるようにもなります。

「ジャンケンして順番にしようね」「これはお兄ちゃんに任せたよ」
などと、どうしたらケンカにならずに仲良くできるか、親が手段を一緒に考えてあげましょう。

ただし、ルール・役割を決める際は子どもたちと話し合って決めてくださいね。
親が一方的に決めてしまうと子どもは納得せず、同じようなケンカがまた起きてしまうかも…。

仲裁でしてはいけないこと

兄弟喧嘩の仲裁で、親がしてはいけないことがあります。

子どもに悪影響を与えてしまう可能性もあるので、以下のことに気をつけながら仲裁をするよう心がけましょう。

理由を聞かず怒る

ケンカの仲裁をする場合は、理由を聞かず怒ることはしないようにしましょう。

子ども同士の喧嘩が始まると、ついイライラ…
余裕がなくなってしまいがちです。
「やめなさい!」「何やってるの!」
と、ケンカ自体をすぐにでもやめさせようと、理由も聞かずに威圧的に怒ることありますよね。

でも理由を聞かずに怒ってしまうと、子どもは納得できずモヤモヤが残ってしまうことに…。

どんなケンカも原因は必ずあるので、まずは深呼吸して子どもたちと向き合ってみましょう。
仲裁に時間を設ければ、子どもたちも自分の思いを伝えたり考えたりすることができます。

素直に謝ることができれば、お互いに納得してケンカを終了することができるはずです。

上の子ばかり叱る

ケンカの仲裁をする際、上の子ばかりを叱っていませんか?

「お兄ちゃんなんだから」
「もっと弟に優しくしなさい」
なんて上の子ばかりを責めていたら、ツライ思いをさせてしまうことになります。

「ママは弟ばかり可愛がる…」
「僕は悪くないのにいつも怒られる…」
上の子に我慢ばかりさせていたらストレスも溜まり、いつか爆発してしまうかも…。

我慢をさせるのも大事ですが、下の子ばかり可愛がるなんてせずに、
上の子の話をしっかり聞いてあげることも必要ですよ。

わかっていても、つい上の子に怒ってしまう場合は、時々甘えさせてあげてください。
上の子とママと、2人だけでおでかけするのもいいですね。

ママを独り占めさせてあげ、安心感を与えてあげましょう。
安心感を抱けば、下の子にも優しくなれるかも。

「ごめんなさい」を強要する

ケンカの仲裁で、親が「ごめんなさい」を強要しないようにしましょう。

どっちが悪いか親が判断して「ごめんなさいは?」と言わせようとすれば、子どもは謝れば済むと勘違いしてしまいます。
だって謝れば叱られる時間もそれで終了ですから。

しかし心の中では本当に悪いと思っていない可能性だってありますから、
同じことを繰り返すことになるかも…。

何が原因か、何がいけなかったのか、自分たちで考えるきっかけを与え、
気持ちを素直に伝えられるようにしましょう。

「ごめんなさい」が軽々しい言葉にならないようにするのも親の役目です。

ケンカによるメリットもある

笑い合う兄弟
ケンカばかりでうんざり…かもしれませんが、ケンカによるメリットも実はあるんです。

一人っ子ではできない経験ですし、ケンカによって学ぶことはたくさんあります。
子どもが小さいうちは大変でしょうが、将来に期待しながら仲裁を頑張ってくださいね。

社会性を身につける

兄弟喧嘩で社会性を身につけることができます。

人は誰しも大人になるにつれ様々な人と出会い、付き合っていきます。
もちろん自分に合う人ばかりではありませんよね。

子どものときの兄弟げんかでは、我慢や妥協、思い通りにはいかない理不尽さなどを学びます。
そういった経験をしながら、どうやったらうまくいくか、何がいけなかったかなどとケンカや仲裁を通して考えます。

幼い頃にケンカをすることでコミュニケーション能力を身につけ、社会性を学ぶことができるのです。

人に優しくなれる

兄弟喧嘩を経験すれば、いつしか人に優しくなれます。

ケンカによって精神的、身体的に痛みを伴う場合がありますよね。
そんなときは痛いだけでなく、辛く悲しい気持ちになるでしょう。

自分がされて嫌なことは相手がされても嫌な気持ちになるということがわかれば、
人に優しく接することができるようになります。

兄弟喧嘩でも繰り返すうちに、相手を思って譲ったり貸したり、あげたりといった優しさを見せる場面があると思います。
ケンカを通して徐々に相手の気持ちを考えられる人間になっていくといいですね。

大人になって協力し合う

子どもの頃にケンカばかりで仲が悪かった子たちも、大人になればビックリするほど仲良しになる場合があります。

社会性を身に付けたり、人の気持ちがわかるようになると、成長するにつれて
兄弟は小さなことではケンカをしなくなります。

ケンカはお互いを意識し、興味があるからこそするものです。
なのでケンカをしなくなる代わりに、逆に仲が良くなるというパターンが多いんです。

仲良しになれば、いざというとき兄弟力を合わせて協力してくれるでしょう。

友達とはまた違った【兄弟の絆】が芽生えているかもしれませんね。
「あの頃はケンカばっかりしてたなぁ」なんて大人になって笑い話になっているかも。

小競り合いなら時には無視する

兄弟喧嘩が小競り合いなら時には無視しましょう。

親がすぐに止めに入っては、ケンカで学べるものも学べません。

物事を理解し、判断できるようになれば、自分たちで仲直りできる力をつけます。
そうなればケンカも徐々に少なくなっていきます。

さすがに手が出るほどのケンカであれば止めるべきですが…。

そうでなければ、そっと子どもたちの様子を見ながら、時には見守ってあげるようにしましょう。

自分たちで解決できたときは、しっかり褒めてあげるといいですよ(*^^*)

ケンカができる環境が大事

兄弟喧嘩は決して悪いことではありません。

ケンカから様々な経験をして、自分の感情や相手の気持ちを知りながら人と向き合うようになります。

せっかく兄弟がいるのであれば、時には思い切りケンカさせてあげましょう。

そして仲裁が執拗になったとき、ママ一人で仲裁をするのはやはり大変なので、そんなときこそパパにだって協力してもらうといいですよ。
幼い頃兄弟喧嘩を経験してきたのなら、案外良い提案をしてくれるかも…☆

幼いときほど手がかかり、激しいケンカを繰り返す兄弟に嫌気がさすかもしれませんが、
兄弟喧嘩を通して、お互いに刺激し合いながら成長していけるといいですね。

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nisi

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現役保育士10年目。毎日パワフルで笑顔いっぱいの子ども達からパワーをもらっています。私立・公立の保育園で働いた経験を活かしながら、子どもや親の気持ちや悩みに寄り添えるような記事を心がけています。

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