子どもにポケモンGOを安全に遊ばせるための方法まとめ
ポケモンGOがリリースされてしばらく経ちましたが、今もまだその人気は衰えお知りませんね。
特に子どもの間では今も大流行中で、皆さんのお子さんの中にもポケモンGOにハマっているという子は多いと思います。
しかしニュースでは、「ポケモンGOをやってケガをした」やら「ポケモンGOを運転中にプレイして死亡事故発生」とか、何やら危険な情報ばかり耳にします。
本来ならポケモンGOは楽しいゲームです。
しかし使い方を誤ると重大な事故(最悪の場合死亡事故も…)に繋がる可能性があります。
今回は、ポケモンGOを安全にプレイする際の注意点をまとめました。
ポケモンGOはどのようなゲームか親が知る必要
ポケモンGOを子どもに安全に遊ばせるためには、親自身がポケモンGOは一体どのようなゲームなのか知る必要があります。
「ポケモンGO」はスマートフォンのカメラを通して現実の世界を見ると、そこにあたかもポケモンが存在しているかのように表示されるゲームです。
何故ポケモンGOをプレイしている人は、外でプレイしているかと言いますと、「外でプレイするゲーム」だからです。
逆に言うとポケモンGOは、家で出来ることがほとんどありません。
そしてポケモンGOは位置情報を利用しています。
世界中の公園や神社、施設を把握し、それらのスポットに「ポケストップ」と言うアイテムが貰えるスポットを設置しています。
さらにポケモンGOは特定の場所にレアなポケモンが出ることがあります。
しかしそのスポットは都会部であることが多く、子供一人では行くのが難しい場所も多いくなっています。
それでも子どもからすればどうにかして行きたくて仕方が無いのです。
親にバレずにこっそり外出したり、全く知らない大人に連れて行ってもらったりなどしてしまうのです。
親からしたらヒヤヒヤしますね。
このようにポケモンGOは、危険と隣り合わせのゲームとも言えるのです。
子どもがプレイしたいと言った時には、これから書く危険事項を必ず教えたほうが良いでしょう。
外には危険が一杯!
ポケモンGOは基本的に外で遊ぶゲームです。
しかし、ポケモンGOを外でプレイすると色々な危険に出くわす場面があります。
一体どのような危険があるのでしょうか?
歩きながらのプレイは絶対禁止!
これは徹底していただきたいのですが、
ポケモンGOを歩きながらプレイすることは絶対禁止にしましょう。
昔から歩きスマホは問題になっていましたが、
特に子どもの場合はスマートフォンの画面に集中していますので危険です。
意外と知られていないのですが、
ポケモンGOは歩きながらプレイする必要がありません。
一旦立ち止まってスマートフォンの画面を見れば、
ポケモンの場所やポケストップの場所が表示されるので、そこに向かって歩くだけです。
ですので子どもには絶対にポケモンGOを歩きながらプレイしないこと、
スマートフォンを確認する際は、道の端に寄って立ち止まってからプレイすることを徹底しましょう。
ちなみに私は、横断歩道で立ち止まっている子どもにぶつかりそうになったことがあります。
横断歩道や歩道だからと言って安全なわけではありません。必ず道の端に寄りましょう。
駅でのプレイも禁止!
駅でのプレイも禁止しましょう。
理由は明白です、沢山の人が集まる場所ですので他人にぶつかることで、ケガをさせてしまう恐れがあるからです。
また、線路内に落ちて電車に引かれる可能性もあります。
ちなみに実際にこの転落事故はすでに発生しています。
(転落したのは大人ですが…)死ななかったのは運が良かっただけですね。
最近、電車の車内アナウンスで「駅構内での歩きスマホは禁止です」と放送されていますが、あれは「駅構内でのポケモンGOを禁止です」と言う意味です。
歩きスマホは前からあったにもかかわらず、最近になってかなり放送するようになりましたから。
他人の家に入ってはいけません
ポケモンGOをやっていると、他人の家や敷地、入ってはいけない施設内にポケモンが登場する可能性があります。
当然ですが入ってはいけない場所に入ってはいけません。
さらに、入って良いのか悪いか迷う施設には、入っていはいけません。
入って良いのか事前に親に確認するよう徹底しましょう。
自分が住んでいないマンションなども入ってはいけません。
住民からすれば知らない人が入ってくると不安になってしまいます。
実際に警察沙汰になったニュースが有りましたので引用します。
スマートフォンのゲーム「Poke(eは鋭アクセント付き)mon GO」(ポケモンGO)のサービスが日本で始まった22日、宮城県大崎市でゲームに夢中になった男性2人が集合住宅の敷地内に入り込むトラブルが起きた。
古川署によると、午後3時ごろ、大崎市三本木蟻ケ袋の市営住宅の住人から「敷地内に入ってきた見知らぬ男性と口論になった」との内容の110番通報があった。古川署員が駆けつけたところ、外国籍の男性2人がスマホの画面に映った敷地内に現れるポケモンを探すため、通路を歩き回っていたのを住民の男性が注意し、口論になったという。
敷地と道路の境にさくなどはなく、だれでも出入りできる。立ち入り禁止の看板もなかったため、同署員は2人に敷地内には入らないよう注意するだけにとどめた。2人は反省した様子だったという。(船崎桜)
ポケモンGOに夢中、住人と口論に 敷地侵入で警察出動
夜間のプレイは禁止
ポケモンGOは時間帯によって出るポケモンが変わります。
今のところ夜しか出ないポケモンや朝しか出ないポケモンはいませんが、自分の欲しいポケモンが夜に出る可能性があります。
ですので、子どもからすれば夜も外を出歩いてポケモンを探したくなりますが、それは親として禁止しましょう。
夜は車から歩行者が見づらくなったり、昼にはいないような怪しい人がいたり…昼に比べて危険が倍増します。
特に中学生以降のお子さんをお持ちの方は、夜にポケモンGOをするために出歩かないように注意しましょう。
こちらも実際にニュースになっていますので紹介します。
静岡県警少年課は2日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を遊ぶために深夜徘(はい)徊(かい)や無断外泊をしたとして、7月末までに12~18歳の少年少女184人(うち少女18人)を補導したと発表した。
年代別では高校生が110人と最多で、有職少年41人▽無職少年22人▽中学生9人▽大学生2人-の順だった。小学生以下の補導者はなかったが、県東部に住む小学5年生の男児が深夜に母親のスマホを持ち出して1人で外出し、午前2時半に帰宅したケースもあったという。
同課によると、従来の非行少年は路上やコンビニなどで補導されることが多いのに対し、ポケモンGOの利用者は補導場所がゲーム中でモンスターが現れる公園や神社に集中していた。同課の担当者は「深夜徘徊や無断外泊は犯罪被害に遭う危険性が高くなる。ゲームにはプレーヤーの位置情報などが含まれており、個人の特定につながる情報の流出にも気をつけてほしい」と注意を呼びかけている。
ポケモンGOで深夜徘徊、184人を補導、高校生が最多
場合によっては親も罰せられるので注意しましょう。
公園や施設内でプレイしよう
それではポケモンGOは一体どこでプレイさせるのが、安全上ベストなのでしょうか?
それは公園や、立ち入りOKの施設内です。
「ポケモンがたくさんいたりポケストップが配置されている公園」なんて言う、都合の良いものが身近な場所にあるか不安な方はいると思いますがご安心下さい。
そもそもポケモンGOがポケストップやポケモンの巣(特定のポケモンがたくさん出るスポット)を設置する際、目安としているのは公園や施設です。
彼らは日本中の公園や施設を既に把握しています。
ですので大きい公園や施設があれば、なんらかのスポットになっている可能性が大なのです。
このような公園や立ち入りOKの施設内でプレイすることが、最も安全な方法です。
当然、その公園にたどり着くまでに歩きスマホをしてはいけませんよ。
親以外の大人とプレイしてはいけない
ポケモンGOは子供だけがプレイしているわけではなく、むしろプレイしている人の大半は大人です。
ですので、ポケモンGOをプレイしていると大人と一緒に遊んでしまう可能性があります。
子どもからすれば大人からポケモンGOの情報を得ることが出来るので良いかもしれませんが、親からすれば良いことなんて一つもありません。
親以外の大人とプレイすることは絶対に避けましょう。
公園などでプレイしていると、大人から話しかけてくることがあると思いますが、無視をするように教えて下さい。
「レアなポケモンが出る場所を教える」「裏技を教える」「もっと強くしてあげる」など甘い誘惑の言葉はいくらでも思いつきます。
全て無視するように、そもそも大人からの声掛けは全部無視するように教えましょう。
子供同士ではそこまで大きな事故や事件にはなりません。
大人が絡んでくるから大きな事故や事件になってしまうのです。
水分補給をしっかり行う
夏場は当然、秋でも水分補給に気をつけましょう。
ポケモンGOに夢中になっていると、喉が渇いているのを我慢したり、そもそも喉が渇いていることに気が付かない場合があります。
オススメは水筒を持たせることです。喉が渇いていなくとも、時間になったら水やお茶を飲むように教えましょう。
また、熱中症にも注意が必要です。
ポケモンGOをプレイするときは帽子を被るように教え、立ち止まってプレイするときは、極力日陰でプレイするようにアドバイスしましょう。
気分が悪くなった時は、周りの大人に助けを求めるようにアドバイスすることも大事です。
大人からの声掛けは無視しますが、こちらから声をかけることに躊躇する必要は無いですからね。
総務省が発表した安全にポケモンGOを楽しむ方法
アメリカでのポケモンGOヒットを受け、日本版リリース前に総務省が安全指針を発表していることをご存知でしたか?
子供向けに書かれているので、親子で一緒に目を通してみると良いですね。
また、危険な場所にポケストップが設置されている場合に、削除要請する方法も総務省が発表しています。
(自宅に設置されてしまった時も削除要請出来ます)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000431605.pdf
ポケモンGOを、大人達が安全なゲームにしていく必要がありますね。
インターネットの世界にも危険が一杯!
何も危険は外の世界だけにあるわけではありません。
インターネットの世界では外の世界と同等、もしくはそれ以上に危険があるのです。
ポケモンGOは必ずGoogleplay/Appstoreから
ポケモンGOをインストールするときは必ず、AndroidならGoogleplayから、iPhoneならAppstoreからインストールしましょう。
何故このような当たり前のことを書くのかと言いますと、ポケモンGOの偽物が見つかっているからです。
そのような偽物はGoogleplayやAppstore以外からダウンロードしてしまう可能性があるのです。
例えば自分のメールアドレスに届いた、スパムメールからURLへ飛びポケモンGOをインストールしたり、
ネットで表示された「広告」を見て、ポケモンGOをインストールしてはいけません。
偽物のポケモンGOを使ってしまうと、自分の個人情報しかも居場所やクレジットカード情報という、とても重要な情報が漏洩してしまう可能性があります。
ですのでポケモンGOをインストールするときは、必ずGoogleplayかAppstoreでインストールしましょう。
怪しいアプリは使わない!
ポケモンGOには色々な便利アプリがリリースされています。
例えば、自分の持っているポケモンが一体どれだけ強く成長するのか調べるアプリや、どのポケモンがどこに出現するかを調べるアプリがあります。
これらのアプリには無害なものもありますが、一部有害なアプリがあります。
正直なところ、無害か有害かを見極めるのは非常に困難です。
子どもがプレイする上で、アプリを使って必死にプレイする必要は無いと思いますので、怪しいポケモンGO関連のアプリは使わないようにしましょう。
有害なアプリを使ってしまった場合は、先ほどの偽物アプリと同じく、自分の個人情報が悪い人にわたってしまうと思っておきましょう。
LINEやツイッターなどで大人と知り合わない
これは先程も書いたのですが、ポケモンGOをやっているのは子どもだけではありません、大人もプレイしています。
実際に外で大人と出会うというよりも、インターネットを介して大人と出会う場所のほうが多いでしょう。
具体的にはLINEやツイッターで、悪い大人が無知な子どもを探している可能性があります。
LINEは知らない人と出会えないのじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、
インターネットでは知らない人同士がLINEを交換する掲示板やアプリがあります。
特にポケモンGOプレイヤーが集まるチャットアプリがあるので、それらのアプリを使わないように言いましょう。
具体的なアプリを例示します。これらのアプリには大人がたくさんいます。
アプリ名:GOCHAT+MAP
対応:Android
アプリ名:GOチャット
対応:iPhone
上記のアプリ以外にもたくさんの類似アプリがあります。
ツイッターではもっと簡単に大人と子供が繋がることが可能になってしまいます。
ツイッターでは知らない大人をフォローしないようにしましょう。メッセージが届いても無視です。
外で出会うことも含めて、知らない大人と一緒にポケモンGOをすることは絶対に禁止しましょう。
(知らない子どもと一緒にポケモンGOをしようとする大人にまともな人がいるでしょうか…?)
課金は家族でルールを!
ポケモンGOは無料で遊べるゲームですが、普通以上に強くなりたい場合は課金をする必要があります。
ポケモンGOは他のゲームに比べて、お金を使わない(無課金)の人でもしっかり遊べます。
しかし当然ですがお金を使う人のほうが強くなれます。
子どもが中学生までであれば、課金をする必要は無いと思います。周りの友だちに合わせる必要もないでしょう。
高校生であれば家族でルールを決めたほうが良いでしょうね。
というのもスマートフォンの無料ゲームは、お金を使ってもらうために様々な誘惑があります。
企業としてはお金を使ってもらわないといけないので、当然ですね。
大人でもこの誘惑を断ちきるのは難しいのに、子どもの場合であればもっと誘惑を断ちきれません。
放っておくとポケモンGOにジャブジャブお金を使ってしまうでしょう。
ですので、家族で課金ルールを明確に決めておきしょう。(月額1,000円までなど)
この課金において最も危険なのが、
親のスマートフォンを使ってポケモンGOを遊ばせている場合
です。
親のスマートフォンでは、親がクレジットカードの設定を完了している場合があります。
クレジットカードの設定をしていると、課金がとても簡単に行えてしまいます。
親が気づかない間に、数十万円課金をしていたなんて言うトラブルは多々あります。
ポケモンGOではありませんが、返金を求めて裁判になったこともあるようです。
クレジットカードの設定を行っている場合は設定を解除しておきましょう。
具体的な解除方法はGoogleのこちらのページに記載されています。
ポケモンGOプラスを使おう
実は任天堂は、スマートフォンを見ないでポケモンGOを遊べるグッズの販売を予定しています。それがポケモンGOプラスです。
販売を予定しているということからも分かる通り、このポケモンGOプラスはまだ販売されていません。
2016年の9月中に発売する予定のようで、価格は3,500円を予定しています。
このポケモンGOプラスがあれば、スマートフォンを見ずに遊べるようです。
ポケモンを捕まえる瞬間もスマートフォンを見ないで済むので安心ですね。
ただし、スマートフォンは必要です。
ポケモンGOを起動したスマートフォンが近くに無いと、ポケモンGOプラスを使っても遊べないので注意しましょう。
小学生以下の特に小さなお子さんをお持ちの方は、親のスマートフォンは親が持って、子どもはポケモンGOプラスを身に付ける。
そして一緒に公園に行って遊べば良いですね。
最後に
このようにポケモンGOには危険がいっぱいです。注意すべきことは山ほどあるといえるでしょう。
ただし、良い面もかなりあるゲームです。
家でこもるのではなく外で遊ぶゲームということは、良い面と言えるでしょう。
普段は行く機会のなかった神社や歴史的な場所に行き、以外な歴史の勉強に繋がることも期待出来ます。
また、親子のコミュニケーションを図る機会にもなります。
最近は、ポケモンGOを使って地域活性化や、集客に使う地域や店舗も増えてきました。
このようにポケモンGOは正しく遊べば、非常に「良いゲーム」なのです。
子どもが使い方を誤らないように、子どもが事故に合わないように、親はしっかりとポケモンGOの正しいプレイ方法を教えましょう。
子供だけでポケモンGOをするより、親も一緒に楽しめば楽しさは倍増します☆
ポケモンGOに夢中になると困る…そもそも子どもにスマートフォンをもたせるべき時期は…?