サーフィン初心者が最初にぶつかるであろう壁がテイクオフ！
少しでも早く上達して波を楽しめるようになりたいですよね。
この記事では、テイクオフのコツや上達におすすめの陸トレについて紹介しています。
テイクオフとは？
サーフィン用語は基本的に横文字なので、日本人には聞き覚えのない単語に出くわすことが多いです。
そんな馴染みのないサーフィン用語の代表に、テイクオフがあります。
テイクオフは、パドリングの状態から波に乗るために立ち上がる動作を指します。
ちなみにパドリングは、サーフボードに腹這いの状態で乗り、腕を使って水をかく動作です。
どちらも文字で想像すると何てことないようですが、肩をフル活用して水をかいたり、動くサーフボードの上に立ち上がるのは至難の業です！
実はサーフィンは波に乗るまでに時間がかかることで有名で、初心者にとっての大きなハードルです。
熟練したサーファーにとっても、パドリングからのテイクオフは永遠の課題として扱われています。
テイクオフを制すものはサーフィンをも制すのかも知れません。
テイクオフのコツ
コツを紹介する前に、テイクオフの基本的な手順を説明していきます。
- パドリングで波に追いつくまで加速する。
- 目線を下げずに前を見据えながらサーフボードに両手をつく。
- 腰は落としたまま、滑らかに足を前に出して立ち上がる準備をする。
- 波に乗ったと感じた瞬間に立ち上がる。
- 立ち上がった後も膝を軽く曲げてバランスを取る。両手もバランスを取るために広げると良い。
それでは、それぞれの手順でうまくいかないときのためのコツを紹介していきます。
パドリングで波に追いつくまで加速する
ポイント①
なかなか加速できなくて波に追いつけない場合は、姿勢に問題があるかもしれません。
パドリングは胸を反らす必要がありますが、それはほんの少しで大丈夫です。
胸を反らすことに意識を集中しすぎていると体が強張ってしまったり、空気抵抗が大きくなって加速が難しくなります。
胸を反らすことだけ考えるのではなく、腹筋と背筋に少しだけ力を込めて、腹でバランスを取るように意識しましょう。
ポイント②
パドリングの際に前傾姿勢になりすぎると、サーフボードが沈んでしまうことがあります。
下半身をうまく使ってサーフボードを押さえつけるイメージを持つと前傾姿勢になりにくくなります。
腰を痛めないように力加減を見極めて調節しましょう。
目線を下げずに前を見据えながらサーフボードに両手をつく
サーフボードに両手をつく際に失速してしまうことがあります。
原因は波にボードが押し上げられているからです。
サーフボードに軽く手をつくのではなく、体重をかけながら波の反発を押さえるようにして手をつくと改善できます。
腰は落としたまま、滑らかに足を前に出して立ち上がる準備をする
手順3では、いかに重心を低く保つかも重要ですが、目線を下げすぎないことも意識する必要があります。
テイクオフはスピード感のある動作が必要とされるので、イメージトレーニングをして腕の位置や足の位置を事前に把握しておくと混乱せずにこなせます。
波に乗ったと感じた瞬間に立ち上がる
タイミングが難しい立ち上がりです。
手順3から繋がるような滑らかで立ち上がることが重要ですが、そのコツは重心にあります。
パドリングでへそのあたりにあった重心が、手順2と3で手に移っている状態からさらに足に移動していくルートを想像しましょう。
立ち上がった後も膝を軽く曲げてバランスを取る
立ち上がろうと思うばかりに、膝を伸ばし切ってしまうことがよくあります。
膝を曲げるのは、波のバウンドの衝撃を軽減するためです。
ここで膝がピンとまっすぐになっているとふらつきや落下の原因となります。
なぜその動きや体勢が必要になるのか、理由を知っておくと本番で忘れにくいですね。
テイクオフ上達には陸トレが効果的
テイクオフには筋力とバランス、あとは体で覚える感覚が大切なことがわかりました。
そこで上達のために必要な陸でできるトレーニングをいくつかおすすめしたいと思います。
毎日海に行く時間はなかなか取れなくても、自宅で気軽に上達のカギは掴めます！
①腕立て伏せ
ベーシックな筋トレです。
テイクオフではサーフボードに手をつく場面がありますが、この際に背筋が反ってしまうと重心が後ろに寄ってしまいます。
これは腕の力を鍛えることで改善されていきます。
②背筋トレーニング
パドリングの際に胸を反らし続けるのは意外と難しいです。
パドリングで疲れてしまったら元も子もありません。
きついと感じる方は、パドリングの胸の反らし具合をキープするだけでも良いトレーニングになります。
普段は意識することの少ない背筋ですが、持久力アップのために鍛えるにはもってこいの部位です。
③バービージャンプ
最近話題になっていた全身を鍛えられるトレーニングです。
足を前後させながら素早く立ち上がる動きを繰り返します。
筋力はもちろんのこと瞬発力も鍛えられるので、少々負荷は大きいですがテイクオフの上達を早めてくれるでしょう。
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