塾はいつから通わせたら良い?そしてどんな塾が良い?
子どもが幼いうちの勉強は親が教えることができるので簡単ですよね。例えば、足し算・引き算などは家庭でも子どもに教えることができます。
ですが子どもの成長につれて、親でも教えることが出来ないような難しい問題が増えていきます。
学校にいる間に勉強する内容が全て身につくのであれば問題ありませんが、すべての子どもがそういうわけではありません。
そんな時に、頼れる場所と言えば塾です。今回は子どもを塾にいかせるタイミングや、塾にかかる費用についてお話させていただきます。
このページの目次
いつから塾に行けばいい?
子どもを塾に通わすタイミングに悩む親は少なくありません。それぞれの家庭で子どもを塾に行かせる理由も違います。
ちなみに子どもをいつから塾に通わせる親が多いのでしょうか?
世代と塾に通う子の割合のデータが有りましたので記載します。
幼児…15%前後
小学生低学年…30%前後
小学生高学年…60%前後
中学1年生…約62.4%
中学2年生…約70.3%
中学3年生…約80.1%
高校生各学年…35%前後
参照:塾選びのコツ
こちらのデータからみてわかる通り、最近では小学生低学年のうちに塾へ行く子どもが増えています。
そして小学校高学年から中学3年生までの間に塾に通う子どもの割合が増えています。
小学校高学年になるにつれ勉強の難易度も上がりますので、学校の授業についていけなくなるような事を防ぐ目的として、塾に通う子どもが増えていく理由の1つです。
中学3年生にもなると半数以上の子どもが塾に通っています。
その理由としましては高校受験を控えていることが大きく関係しています。なぜなら受験勉強がとても大切になっているからです。
このことから子どもの成績が下がり始めたと感じた時や受験勉強を始める時が、塾へ通いはじめるタイミングとして良いタイミングでしょう。
親が子どもを塾に通わせた理由
子どもを塾に通わせている理由は各家庭によって理由はさまざまです。皆さんどのような理由で子どもを塾に通わせているのでしょうか?
子どもの学力が下がってきたから
学校の授業に追いつかなくなる子どもがいます。クラス全体で授業を進めるわけですから、たとえ理解していないとしても授業は止まってくれません。
それが積み重なることで勉強が追いつかなくなり、学力低下につながってしまいます。
このことから子どもの成績が下がってきた時、早いうちに手を打つ為に塾に頼る親が多いようです。
試験の結果が悪かったから
子どもの学力の低下が明確にわかるのが、学校の試験です。
子どもが学校生活を送っている姿を見ているだけでは、学力の低下に気が付かない親が多いのですが、試験の結果を見ると一目瞭然ですよね。
ですので試験の結果を見て、低い点数にショックを受けて、塾に通わすことを決める親もまた多いのです。
高校受験を控えているから
子どもが行きたい高校に行く為には受験勉強が大切ですね。
偏差値がぎりぎりのラインであれば、少しでも余裕ができるように学力を伸ばす必要があります。
塾では子どもが行きたい高校に行けるよう受験の試験に出る内容を想定した部分を重点的に教えてくれるので子どもの為になります。
そして、能力に合わせた高校を進めるという的確なアドバイスもしてくれます。
子どもに賢くなって欲しいから
親なら我が子に天才になって欲しいと思いますよね?わざわざ馬鹿な人間に育ってほしいなどと思う親はいません。
そうなる為には、幼いうちから塾に通いはじめることはとても有効です。
子どものうちは学んだことの吸収もいいのでたくさん勉強するに越したことはありません。
それに頭が良ければ、いい大学に行ける可能性も大きくなります。
良い大学に行くことにより、子どもが大人になった時、将来の選択肢も広がっていきます。
子どもが行きたいと言ったから
子ども自ら塾へ行きたいと言われると、親としては嬉しいですね。
親の押し付けで通うわけではなく、子ども自身に勉強する意欲があるわけですから、学力も身につきやすいです。
そして高い月謝を払ってでも子どもの行きたいと思う塾に通わせてあげたいと思うものです。自分から塾に行くことを決めた子は、勉強に意欲があるので伸びやすいようです。
塾にかかる費用はいくら?
塾に通い始めるにあたって、親が気になるのは塾にかかる費用ですよね。
子どもが塾に通い続けるとなると月謝は毎月のことなので、あまりに高額すぎる場合は家計が苦しくなってしまいます。
塾にかかる費用は個別指導や全体指導によって変わりますし、公立の学校・私立の学校に通っているかによっても費用の差があります。
■小・中・高の平均学習塾費
引用:塾ナビ
こちらのグラフをみていただければわかりますが、圧倒的に私立の学校に通ってる子どものほうが塾にかかる費用は高いです。
全体の平均で考えると塾に払う月謝の平均額は、一ヶ月あたり2万円程度になります。
さらに塾によっては、入会金がある場合もありますので事前に費用がいくらかかるのか調べておきましょう。
塾の種類は4種類ある
子どもの塾選びにはまず、子どもに合った塾を選ぶ必要があります。そしてその塾には大きく分けて4種類あります。
- 補習塾
- 進学塾
- 総合塾
- 専門塾
この4つの塾にはどのような特徴があるのでしょうか?
補習塾とは、学校で勉強したことを復習したり、これから学校で勉強することを予習する塾です。
進学塾とは、中学や高校の受験を目標に置い塾のことで、入試問題で点数を取れるような勉強内容の塾です。
総合塾とは、補習塾と進学塾が総合している塾のことを言います。
専門塾とは、特定の科目に絞って授業を選択することが出来る塾です。
このように、それぞれ塾の特徴が違いますので子どもがどのような勉強を必要としているかにより、通う塾を選ばなければなりません。
地元にある塾が一体どのタイプなのかは、塾に確認してみて下さい。一つの塾内にクラスがいくつもある場合があるので、どのパターンでも対応してもらえることが多いでしょう。
子どもが通う塾を探す方法
子どもに塾を通わすことを決めた場合、どこの塾がいいのか悩みますよね。塾探しにはどのような方法があるのでしょうか?
成績が伸びた子どものママに聞く
我が子の成績を伸ばす塾を探すのに、もっとも手っ取り早い方法は、成績が伸びた子どもが通っている塾に我が子も入塾させれば良いのです。
友だちに最近成績が伸びた子がいるかどうか、いるのであれば名前を教えてもらって下さい。あとはその子の親に通っている塾を聞けばOKです。子どもを褒めれば、大抵の親は塾を教えてくれるでしょう。
成績が伸びた子がわからない場合でも、地域の評判は重要です。既に塾に通わせている親数人に、塾の評判を聞いてみると良いでしょう。
ネットで検索する
家から近い所であれば、塾の時間が夜遅くまであってもまだ安心です。
口コミを見ればその塾の特徴や、先生や講師の人柄が書かれている場合がありますので参考になります。人気のある塾を参考にするのも1つの手ですね。
こちらからそれぞれの目的に合わせて検索できますので参考にしてみてください。ただし小さな塾の場合は口コミがない場合もあります。
【地域】
地域で選ぶ
【口コミ】
口コミで選ぶ
【ランキング】
ランキングから選ぶ
まとめ
学校の勉強についていけなくなってきた場合や、より上の高校や大学に合格したい場合、塾は非常に役立ちます。
その塾に通い始めるタイミングは、「必要」に迫られた時でしょう。
その「必要」とは、学力が低下していることが判明した時、テストの点が低かった時、受験の前などです。
当然、早い段階で塾に通い始める方が効果は高いでしょう。受験前に入っても出来ることは限られていますので…。
そして塾選びも重要です。塾といえども全て同じではなく良い塾と悪い塾があるからです。
良い塾を見つける際に地域のママの情報はとても役立ちます。他にもネット検索を活用して子どもに合う塾を探すといいでしょう。
子ども自身に合った学習方法を見つけることで学力は伸びていきます。とは言うものの、塾に通って成績が伸びるか伸びないかは、勉強する本人のやる気次第ということもお忘れなく。
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