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反抗期の子供に対する接し方や対処方法は?

反抗期の喧嘩

子供の反抗期は大事な時期とはわかっているのですが、とても厄介なものでもありますよね。

反抗期の子供を持っているママであれば
「子供とどう接すればいいの?」「なんでこんなこと言われないといけないの?」
と悩んでいるのではないでしょうか?

子育てをしてるママであれば必ず経験する「子供の反抗期」に対する接し方・対処方法をご紹介します。

幼児の反抗期

「幼児の反抗期」は、2歳頃からあらわれる「イヤイヤ期(第一次反抗期)」を指す場合が多いようです。

この「イヤイヤ期」はどのように対処すればいいのでしょうか?

イヤイヤ期(第一次反抗期)の特徴と言えば、
ママの意見や提案に対して、
子どもが「いや!!」というものです。

でも、それって反抗だと思いますか??

何でもかんでも「いや!」と言いたいわけではなく
本当に嫌だから「いや!」と言っているのではないでしょうか?

普段から何にでも嫌と言っていますか?
嫌じゃない時って、子供は嫌って言いませんよね。

大好きなアニメを観たいか聞いたら「うん!」と言うはずです。
好きでもないアニメを観るか聞いたら「いや!!」と言いますよね。

ですので
幼児の「いや!!」は反抗ではなく意思表示なのです。

今までは親に従うのみだった赤ちゃんが、自己主張ができるようになった証拠です。

ですがママも一人の人間。

子供の自己主張に対し「反抗」と錯覚してしまい、ついついイラっとしてしまうこともありますよね。
イラッとしてしまったときの対処方法が大事です。

子供の自己主張をちゃんと認識して、頭ごなしに怒ることは絶対やめましょう。

最初からこれは反抗期として捉えて怒ってしまうのではなく、「これは意思表示だ」ということを喜びましょう。

せっかくの意思表示を頭ごなしに怒っては、意思表示できない子どもになってしまいます。

親が意思表示を喜ぶことで、自分の意思を持つことは良い事だということを認識させましょう。

ただし、「いや」ばかりでわがままな子どもになってしまうのも問題です。

幼児における反抗期の対処法まとめ

皆さんの思っている「幼児の反抗期」は、実は反抗期ではありません。

我が子の自己主張を抑え込むことなく、意思表示を受け入れながら我慢も教えていくのが良い方法です。

小学生の反抗期

小学生の反抗期というものは小学二年生から三年生に多くみられ、よく「中間反抗期」と呼ばれます。

「中間反抗期」』の特徴としては、
自我が目覚め始めた頃に出やすいことです。

「中間反抗期」は、男の子と女の子によっても違うと言われているのです。
それぞれの反抗期はどのように対処すれば良いのでしょう?

小学生男子の反抗期編

小学生男子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 口答えをする
  2. 短気になる
  3. 叱られるとふくれる
  4. 人前ではかっこをつける

一見すると生意気に見える態度ばかりですね。

小学生の男子はまだまだ甘えたい時期、反抗しながらもママにはヨシヨシしてもらいたいのです。

小学生男子の反抗期の対処法としては、
叱るところは叱るのは当たり前のことですが、たっぷり甘えさせてあげることも大事です。

何でも欲しい物を買い与える甘やかしではなく、母親の愛情にたっぷり触れて甘えれる状況が必要です。
ギュッと抱きしめてあげることはとても効果的です。

しかし何でも母親が手にかけるのではなく、見守るということもまた重要です。

小学生女子の反抗期編

小学生女子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 父親を遠ざける
  2. 父親を嫌う

自我が目覚めた女の子は、身近な男性に対して拒絶反応がでやすいようです。
兄や弟、父親といった身近な異性ですね。

幼少期の頃は「パパ大好き!!」「お父さんと一緒に遊ぶ!」なんて言って女の子は甘えてきます。

ですが反抗期に入ると、一気に父親を嫌いになり、世の父親はショックが大きいようです。

父親への対応とは逆に、母親にはまだまだ甘えてきます。
(もちろん母親にも反抗的な態度をとる女の子もいます)

そんなときの小学生女子の対処法ですが、
無理にお父さんに近づけようとするのではなく、「小学生男子同様」に
見守るということが大切です。

同性の母親だからこそわかってあげれる女の子の悩みを聞いてあげて、安心を与えてあげてください。

小学生における反抗期の対処法まとめ

基本的に小学生の反抗期は、何か対策を打つと言うよりは
見守ることが重要になってきます。

しかし、甘やかすことは幼児以上に危険です。
一定のラインを超える反抗には、厳しく叱ることも必要です。

中学生の反抗期

中学生の反抗期は『第二次反抗期』と言います。
『第二次反抗期』は思春期にあらわれることが多いと言われています。

社会への適合性が身につき、
それにより自己主張が増えていきます。

そんな中学生の『第二次反抗期』は、
男の子と女の子によって「特徴」は違いますが、「対処法」は似ています

中学生【男の子】の反抗期編

中学生男子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 物にあたる
  2. 物を壊す
  3. 親に逆らう
  4. すぐイライラする
  5. 会話が減る

皆さんにも覚えがあるかもしれませんが
思春期はちょっとしたことでイライラします。

友達関係や好きな人との関係に、イライラしてしまったり
自分の思い通りにならない事が増えてきて、ストレスが溜まってしまいます。
その結果、親に当たってしまうことが多々あるのです。

そんなときの中学生男子の対処法は、子供の気持ちが落ちつくのを待つのが一番です。
物に当たってる男の子に対して、母親が力で勝つことは難しいでしょう。

しかし物を壊されても困りますよね。
そんな時は一人で解決しようとせず、子供を父親に任せてみるのもいいでしょう。

中にはシングルマザーの方や、家庭の事情により父親には任せられない人もいると思います。
その場合は、ひとまず子供の気持ちが落ち着くまで、そっとしておきましょう。

落ち着いた頃合いを見計らって、いつもどおり話しかけてあげて下さい。
無視されても時間をおいて普通に話しかける、これの繰り返しで大丈夫です。

男の子からすると母親は異性なので、反発してしまいがちです。しかしほとんどの子供が通る道なので、反抗期が過ぎるまでそっとしておきましょう。

中学生女子の反抗期編

中学生男子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 無視
  2. 部屋にこもる
  3. すぐイライラする
  4. 返事、挨拶をしない

気にくわないことがあると部屋にこもって沈黙するのが中学生女子の特徴です。

普段からも返事がそっけなくなり、会話もあまりしなくなります。
イライラして周りにあたり、叱っても返事をしないようになることも。

中学生女子の対処法は男の子と同じく、
そっとしておくのが一番です。

女の子が無視している時に、無理に話をさせようとしてもお互いイライラするだけです。

そっとしておくことで子供の反発心も和らいでくるものです。

女の子は気まぐれなもので、自分に用事があれば子供の方から話しかけてきます。
その時に平常心で接することが大事です。

思春期はどうしても精神的に不安定な時期になります。
悩みの多い時期を、母親としてしっかり支えてあげることが大事です。

中学生における反抗期の対処法まとめ

中学生の時期は思春期にあたり、
誰もが精神的に不安定になる時期です。

子供がイライラ中は、反抗期だから仕方ない!と開き直りそっとしておきましょう。
子供が落ち着いてから平常心で接してください。

高校生の反抗期

高校生の反抗期は、中学生のときにおこる第二次反抗期の延長であることが多いです。

中学生の頃よりは考えがしっかりしてきて、行動範囲は広くなり友達も増えます。

自立していく精神が徐々に芽生える為、親との関わりを避けるようになります。
悲しいかな、子どもにとっては「家族より友達が大事に思える」時期でもあります。

この複雑な心理状況である高校生の反抗期時代に、親としては一体何をしてあげるのがベストでしょうか?

高校生【男の子】の反抗期編

高校生男子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 暴言を吐く
  2. 言葉使いが悪くなる
  3. すぐイライラする
  4. 親に指図されるのを嫌がる

高校生になった男の子は、
自分も親と同等と勘違いする子がとても多いです。

親と同等の気でいますので、中学生の時以上に親と激しくぶつかります。

「自分が友達からどう見られているか?」が気になってしまうのもこの時期です。
友達からマザコンと思われないために、母親を避ける傾向が多くみられます。

そんなときのの対処法としては、
話し合うことです。
子供と同じ目線で言い合いをしてしまうと、ただの喧嘩になってしまいます。

ぶつかり合うのではなく、話合うことが大切なのです。

子供の意見を聞いてあげて、親の意見を伝えることで正しい方向に導いてあげましょう。
この時押し付けるのではなく、認め合うことが大事です。

ですが「もう手がつけられない!お手上げ!」なんて時もあるはずです

そんな時でも、子供を放置してはいけません。

高校生になると、
交友関係により不良になる可能性があります。

放置せずに関心を持って、
注意するところは注意しましょう。

高校生女子の反抗期編

高校生女子の反抗期の特徴は、下記のものが上げられます。

  1. 口をきかなくなる
  2. 無視をする
  3. 暴言を吐く
  4. 親を避ける

とにかく無視をして、部屋から出ない女の子が多いです。

家族との関わりを嫌がり一人を好みます。家族よりも友達との関わりを優先します。
男子以上に女子は、友達関係を重視するようになります。

異性や友達からの評価が気になるのもこの時期です。
身なりに気を使うようになるのも、この時期に非常に多いですね。

親との関わりを避けるので、うまくコミニケーションが取れないですよね。
そんなときの高校生女子の対処法としては、根気強く会話を続けることです。

自立精神が芽生え始めている時期に、放置するのは危険です。
非行に走ることがありますし、変な男とくっつく可能性もあります。

絶対に放置はせず、親から子供に根気よく関わっていきましょう。

見だしなみに気を使うようになっているので、
一緒に買い物に行って、コミニケーションを取る方法がオススメです。

高校生における反抗期の対処法まとめ

自立精神が芽生えはじめているということは、大人になっている証拠で嬉しいことです。

ですがその分、道を外したときのダメージが多いのもこの時期です。
根気よく子どもとコミュニケーションを取り続けましょう。

反抗期の対処法はそれぞれの世代で変える必要があります

仲良し家族
幼少期から高校生までの間に訪れる反抗期について、世代ごと(一部性別ごと)に分けてみました。
世代により反抗期の特徴や対応は違います。

反抗期と言うものはほとんどの子供が通る道です。
しかし、この時期は必ず終わりが来ます。

この記事を読んでいるママさんの同年代の友人に、今もなお親に反抗している人はいませんよね?
ですのでわが子の反抗期に悩んでいるママも、根気強く頑張ってください。

ちなみにわたし自身も、小学生の反抗期の子供を持つ親です。
私も10代の頃は激しい反抗期がありました。
親といるより友達といるほうが楽しかったですね。

ですが今では親と仲もよく、ここまで育ててくれたことに感謝しています。
反抗期が終わって大人になれば、親の優しさに気がつくというものです。

忘れていけないのは、親は子供の鏡であり、お手本です。

これからも子供と一緒にいろいろ悩み、子供と一緒に成長していけたらいいですね。


反抗期になると嘘をつくようになる子も…。子どもが嘘をつく理由はこちらでまとめました

子供が自分の部屋から出てこない場合は一体どうすれば良いのかまとめました。

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ママライターR

ママライターR

子育てペディア編集長のRと申します。小学3年生の息子と小学6年生の娘を持つ2児の母(34歳)です。私の子育て方針は「のびのび」です♪子供の自我を抑え込み過ぎず、心の広い寛大な子供に育つよう心がけています。

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