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子供が友だちを叩く場合どうすれば良い?。すぐに人を叩く原因と治し方

悲しい顔をした子供

我が子が他の子を叩いてしまう。
そんな経験ありませんか?

「子どもがやることだから…」と言って許されることではありません。
幼いうちから教育しておかないと、成長してから大きなトラブルになります。

何度叱っても、他の子を叩く癖が治らないとお悩みのママは多いようです。

実は、「叩いてしまう癖」には原因があるのです。
その原因を解決すれば、人を叩く癖は治るのです。

今回は子供が友達を叩いてしまう時のしつけ方・直し方をまとめました。

子供が友達(人)を叩く原因

泣いている子供
そもそも子供が友達を叩くには、どのような理由があるのでしょうか。

幼い子供は上手に感情をコントロールできません。
口で上手に自分の気持を伝えられないことで、つい手が出てしまうのです。

感情をどのように言葉で表現すれば良いのかわからない場合や、
家庭環境によるストレスで、友達を叩いてしまう場合もあります。

また子供は「見たもの」を覚えます。
親が子供や人を日頃から叩いていると、子供は叩く行動を学習し、人を叩くようになることもあります。

子供の一番身近にいる、親が初めての「先生」です。
その親が人を叩いていると、当然子供も人を叩くようになります。

そして「叩くことが悪いこと」ということがまだわからないのも、原因の1つです。

ただし子供だからと言って許されるわけではありません。
「叩くことは悪いこと」だと、子供に教える必要があります。

子供が友達を叩く時のしつけ方・直す方法

親子
子供がすぐに友達を叩いてしまう場合、何としてでも治す必要があります。

成長とともに叩く癖が収まることがありますが、収まらない場合もあります。
叩くだけに収まらず、蹴ったり噛み付いたり、エスカレートすることもあるのです。

子供が友達を叩く時のしつけ方・直す方法は下記のとおりです。

親子で実践編

まず、子供には「どうして人を叩いてはいけないのか」を教えなくてはいけません。

「叩くと友達は嫌な思いをする」
「叩くのは悪いこと」

これを理解させる必要があるのですが、子供はすぐに理解することができません。
相手の気持ちになって考えることも、幼い子供にはできません。

ですので下記のことを何度も実践し、自分の体で実感して子供に理解させましょう。

ママの手のひらを叩かせる

子供が友達を叩いたら、同じようにママの手のひらを叩かせます。

何度も何度も叩かせることで、子供の手のひらは痛くなります。

子供が自分の手のひらが痛いと言った時に、
「叩いた友達も同じように痛い思いをしたんだよ」と伝えましょう。

そしてママも同じように痛かったと伝えます。
そうすることで、痛いという気持ちがどのようなものなのかを、子供自身が知るきっかけになります。

叩く手を掴む

友達を叩こうとしたら、子供の手を掴んで身動きを取れなくします。

手を掴むことで、子供が暴れたり、泣いたりした時に、
「叩くことはいけない事だから、手を掴まれても仕方ないこと」と伝えます。

この時、子供の気持ちが収まるまで、掴んだ手を離さないようにして下さい。

いけないことをするから、手を掴まれている・自由に動けない、ということを子供自身が覚えていくためです。

友達を叩きそうになる度に、手を掴むことを繰り返しましょう。
すると「人を叩いてはいけない」と子供は理解します。

親子で話し合い編

子供の感情が高ぶっている時は、話し合いをしても効果がありません。
なぜなら子供の感情が高ぶっている時に、子供は話を聞きませんし、頭にも入らないからです。

ですので親子で話し合いをする時は、子供の感情がおさまってから話し合いましょう。

一体どのような内容を話し合えば、叩く癖が収まるのでしょうか?
親子で話し合う内容は、下記の内容です。

  1. 叩いた理由を聞く
  2. 共感する
  3. 解決方法を一緒に考える

1~3を順番におこないます。

1.叩いた理由を聞く

まずは子供に「なぜ友達を叩いたのか」理由を聞いてください。

  1. おもちゃが欲しかった
  2. 友達が言うことを聞いてくれなかった
  3. 自分の思い通りにならなかった

様々な理由があるかと思います。

まずは子供の意見を聞くことが大事です。
理由を聞かず叱るのではなく、まず叩くに至った経過を聞きましょう。

2.共感する

叩いた時の気持ちを子供に聞いてください。

何かしら嫌な気持ちになったから叩くわけですから、その気持ちを子供と一緒に共感します。

「嫌だったね。」「イライラしてしまったね。」など、子供の気持ちを理解するようにして声をかけます。
そうすることで子供は自分の味方がいると安心できます。

3.解決法を一緒に考える

共感はするものの「叩くことでは解決しないこと」「叩くことは悪いこと」の2つを伝えます。

叩いたとしても、自分の思い通りになるわけではないことを、言い聞かせるのです。

おもちゃが欲しかったなら、順番におもちゃで遊ぶという方法を教えます。
したい遊びがあるなら、友達もいいよと言った時のみにするのです。

大事なのは親子で話し合い、「子供自身にも考えさせる」ことです。
そうすることで、子供は叩くことでは、解決しないと理解するのです。

してはいけないしつけ方

怒った子供の顔
「してはいけない」しつけ方がありますので紹介します。

叩かれたら叩き返す

やられたらやり返すという方法は、子供達にとってプラスになりません。
叩き合いになることで、喧嘩がエスカレートする可能性もあります。
最悪の場合、怪我に発展するかもしれません。

そもそもこのようなやり方は社会で認められておらず、大人で同じことをやれば間違いなく逮捕されます。

親が見てない時に叩き合いをした場合、止める人がいません。
どんどん喧嘩がエスカレートしてしまうでしょう。

ですので叩かれたからといって、相手を叩き返す行為を勧めるのはやめましょう。

叩かれても我慢させる

「友だちに叩かれたとしても我慢しなさい」と子供にしつけるのはやめましょう。

叩かれているのに、我慢させるとストレスが溜まります。
また我慢をすることで、自分の意見が言えない子供になる可能性があります。

だからといって叩き返すと、喧嘩がエスカレートするだけですのでいけません。

叩かれた場合は先生や親に伝えるように教えましょう。
先生や親に言えば解決するということを、教えるのです。

体罰

しつけとして手や足をパチンと叩く程度ならどの家庭にもあることだと思います。

しかし頭や顔を叩くのはやめましょう。
手や足をパチンと叩くだけでも十分痛い思いをしますので、わざわざ顔や頭を叩く必要はありません。

それに親の感情で叩くのは、しつけではなく体罰です。

体罰は子供に恐怖心を与えるだけで、なんの解決にもなりません。
ママが怖いという恐怖心が植え付けられただけで、叩くことが悪いことという解釈にはならないのです。

相手の気持ちを考えさせる

子供の膨れた顔
すぐに友達を叩く子供に教える必要があるのは、「叩かれることで友達はどんな思いをするか」です。
痛い・悲しいなどの感情を教える必要があります。

しかし子供に言い聞かせても、子供は相手の気持ちをすぐに理解することはできません。
ですので親は何度も繰り返し、「相手の気持ちを考えるよう」言い聞かせる必要があります。

子供が成長するにつれ、相手の気持ちがわかるようになるでしょう。

ちなみに友達を叩いたことで「ママは悲しかった」と伝えるのはNGです。
なぜなら「ママが悲しむから叩いてはいけない」と思ってしまうからです。

叩くことがいけないから「駄目」と、子供に理解させましょう。

まとめ

手をつなぐ子供
我が子が友達を叩いてしまう場合に、親がとるべき方法は2つあります。

1つは子供が身をもって痛い思いをする方法。
2つは子供の話しを聞いて共感し、解決方法を一緒に考える方法です。

まずは「身をもって痛い思いをさせる方法」をとり、次に「子供の話を聞いて解決方法を一緒に考える」方法をとりましょう

子供が癇癪を起こしている時に、言い聞かせても、ママの言葉は子供の頭に入りません。
ですので子供と話し合いをする時は、子供の気持ちが落ちついている時にしてください。

子供が友達を叩いても、体罰を与えることは決してしないでください。
子供の心に傷を作るだけでなんの解決にもなりません。

1番大切なのは、叩くことはいけない事と子供に理解させることなのです。


子供は大声をあげるものですが、やはり限度があります。奇声や大声を上げるときの原因について書きました。

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ママライターR

ママライターR

子育てペディア編集長のRと申します。小学3年生の息子と小学6年生の娘を持つ2児の母(34歳)です。私の子育て方針は「のびのび」です♪子供の自我を抑え込み過ぎず、心の広い寛大な子供に育つよう心がけています。

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