子どもの父親嫌いを治す方法と、父親を嫌う原因
ママは子育てと家事、パパは外で仕事という働き方をしている家庭が多く、
子どもはママに比べて、パパと過ごす時間のほうが圧倒的に少ないのが一般的ですよね。
普段帰宅時間が遅く、朝が早いパパは、子どもの寝顔しか見れないなんてことも…
気づけば子どもから・・・
「ママがいい!」と泣かれる…
「パパ嫌い!あっち行って!」と避けられる…
小さい頃はパパ大好きだったのに、いつの間にか話もしてくれなくなった…
こんな辛い思いをしている父親は実際多いのではないでしょうか(・_・;)
子どもがパパを嫌うのは、珍しいことではありません。
たとえ愛情を込めて育てていたとしても、父親嫌いになることはあるのです。
ではパパはなぜ子どもから嫌われてしまうのでしょうか。
今回は父親嫌いを治す方法と、父親を嫌いになる原因を探っていきました。
このページの目次
子どもの父親嫌いを治したい!
子どもから嫌われていると感じた父親は、ショックを受けるし、
できるなら父親嫌いを治したいと思うことでしょう。
自分の子どもから嫌われるなんて、やはり辛いですもんね。
父親嫌いを治す方法は、パパだけが頑張るのではなく、ママにも協力してもらう必要があります。
パパとママ、それぞれができる父親嫌い改善方法をまとめました。
パパがするべき父親嫌い改善方法
まずパパがするべき父親嫌い改善方法を紹介します。
一生パパ嫌い!なんてことはよっぽどの原因がないとありえないので、
子どもとの距離を近づけるために、パパ自身ができる方法を見つけていきましょう。
パパと過ごす時間をつくる
父親嫌い改善方法として、パパと過ごす時間をつくりましょう。
普段子どもと接する時間が少ないパパは、特にこの方法を試してみましょう。
休日はママを気晴らしに外出させてあげて、パパと子ども2人きりの時間をつくるのもいいですね。
またお風呂を子どもと一緒に入るのもオススメです。
お風呂は体が温まりリラックスできるので、ゆったりと子どもと関わることができます。
嫌われたからという理由で、子どもを避けていては一向に距離は縮まりません。
まずはコミュニケーションをとって、信頼関係を築くようにしましょう。
パパにしかできないことをする
ママにはできない遊びで、パパの魅力を伝えましょう。
例えば・・・
- 体を動かす遊び・スポーツ
- 手先を使ったおもちゃづくり
- アウトドア
子どもは一緒に遊んでくれる人に心をひらいてくれるものです。
パパは遊び担当になって、ママとはできないようなことを思い切りさせてあげてください。
子ども自身が「楽しい!」「またやりたい!」と思えたら、きっとパパのことも大好きになってくれるはずです。
ただパパが突っ走ってしまわないように…
子どもに合わせながら一緒に楽しむようにしましょうね。
育児に参加する
パパも積極的に育児に参加しましょう。
ママが中心となって育児をしている場合は、やはり子どもはママっ子になります。
都合のいいときだけ子どもと関わろうとして避けられたとしても、仕方のないこと。
育児に参加できるタイミングがあれば、積極的に参加しましょう。
子どもがパパに対して安心感を抱くことができれば、自然と父親嫌いを克服できるはずです。
また子どもの行事に参加することも大事なことです。
運動会や発表会、参観日など、自分の頑張る姿を親に見てもらえると嬉しいし自信もつきます。
そういった行事に積極的に顔を出し、我が子をしっかり褒めてあげましょう。
良好な夫婦関係を保つ
パパ嫌いを治す方法として、良好な夫婦関係を保つことが大切です。
子どもはママとパパがケンカばかりして、怒鳴り合う姿をみるのはとても辛いものです。
パパがママにキツくあたったり、悲しませている姿をみることでパパ嫌いになることも。
たとえ子どもの前でケンカをしないようにしたとしても、
子どもは親の姿をよく見ていますから、雰囲気でも察知してしまうことがあります。
時にはママを褒めたり感謝したりしながら、
いつでも良好な夫婦関係を保っておくことが、パパ嫌いを防ぐ方法でもあります。
ママを味方につける
パパ嫌いを改善するために、ママを味方につけましょう。
「パパは嫌、ママが良い!」という子どもへは、
ママを味方につけることで、パパに対する嫌悪感をなくすことができます。
子どもが嫌がったときも、ママ自身がフォローしてくれるし、
子どもの前ではパパを持ち上げてくれるかも。
大好きなママの言う事なら聞いてくれるかもしれませんよね。
またママを味方につけることで、ママから我が子の情報を得ることもできます。
最近ハマっているものや好きなものを聞き出して、話のきっかけを見つけましょう。
おもちゃ(お菓子)を内緒で買ってあげる
子どもにおもちゃ(お菓子)を内緒で買ってあげる餌付け作戦も、時にはいいですね。
「ママには内緒だよ」と子どもと秘密をつくることで、ぐっと近づけます。
安いおもちゃやお菓子でも十分喜びますが、
ママが買ってくれなかったものや、普段食べれないようなもの、行けない場所など特別感を与えてあげるのもいいですね。
サプライズで欲しかったものをもらえるのも、嬉しいものです。
ただ毎回買い与えていると、都合のいい人になってしまうし、ママにもバレて怒らてしまう可能性も…。
お小遣い制のパパには高価なプレゼントは難しい場合もあります。
無理せず駆け引きしながら、子どもとの距離を少しずつ縮めていきましょう。
聞き上手になる
パパが聞き上手になることで、子どもとの距離が近づくこともあります。
- 話をするのが好きな子
- 悩みを抱えている子
- おとなしい子
こういった子どもは会話をすることで、パパに対して信頼感を抱いてくれるきっかけにもなります。
ただ距離感を考えず何でもズカズカ聞き出すのはNG。
否定的な親の意見ばかり言うのもNG。
【話を聞くこと】を心掛けながら、子どものタイミングで話せるように待ってあげることが大事です。
いつでも子どもの味方でいる
パパはいつでも子どもの味方でいてあげましょう。
子どもは日々沢山の出会いがあり、いろいろなことを経験します。
それは楽しいことばかりではなく、時には辛いこともあります。
そんなとき、一番に子どもを守ってあげなきゃいけないのは親です。
いつでも受け止めてあげられるような温かい気持ちで、子どもと接するよう心掛けましょう。
自分のことを守ってもらえると思えば、信頼関係も築けるはずです。
身だしなみを整え、清潔感を保つ
パパはいつでも身だしなみを整え、清潔感を保ちカッコいい存在でいましょう。
子どもから「臭い」「汚い」「かっこ悪い」とマイナスイメージをもたれてしまったらどうでしょう…。
それが原因で父親嫌いになってしまう場合もありますよね。
別にオシャレでなくてもいいです。
高級なものを身に着ける必要はありません。
小奇麗に、清潔感のあるパパでいるようにしまよう。
子どもは友達から「〇〇ちゃんのパパってかっこいいね!」と言われると嬉しいし自身がつきます。
パパ大好きになってくれるかも。
ママがするべき父親嫌い改善方法
次にママがするべき子どもの父親嫌い改善方法を紹介します。
パパを好きになってもらうと、子育てにも協力的になってもらえるし、
いざという時面倒を見てもらえるから助かりますよ。
父親嫌いのまま放っておくと、育児の負担は全部母親が背負うことになってしまいますよ。
ぜひ夫婦協力して、父親嫌いを改善していきましょう。
パパの悪口を言わない
最も大事なことは、パパの悪口を言わないことです。
つい子どもの前でパパの愚痴をこぼしていませんか?
パパのことを悪く言っていると、子どもはパパのことを【悪者】だと認識してしまいます。
子どもに直接嫌なことをしていないとしても、
大好きなママがこぼす愚痴を真に受けてしまい、パパ嫌いになってしまうなんてことも。
悪口を真似してしまう可能性もあります。
パパに対して思うことはあるでしょうが、できるなら子どもの前では出さないように心がけましょう。
パパのことを褒める
子どものパパ嫌いが始まってしまったら、ママがパパのことを褒めてあげるようにしましょう。
どんな小さなことでもパパの良いところを伝えたり、感謝の気持ちを伝えたり。
子どもの前では大げさなくらい褒めてあげましょう。
パパにとっても自信になるし褒められると嬉しいものです。
子どもはその姿を似て、パパの良いところを同じように認めます。
子ども自身、人の良いところを見つけたり認めたりする力がつくでしょう。
パパだけを叱り役にしない
パパだけを叱り役にしてしまうと、パパ嫌いになってしまいます。
「ママの言うことを聞かないから、パパが叱って!」というように、叱る役割をパパだけに任せてしまうと、
子どもはパパのことを「怖い人」と認識してしまいます。
ママは言うことを聞いてくれるから好き、パパは怒るから嫌いとなってしまうのです。
叱る・しつける役割を固定しないようにしましょう。
子どもが父親を嫌う原因
子どもが父親を嫌うようになるには大抵原因があります。
自分自身の行動が、子どもを父親嫌いにさせていたなんてことも…。
原因を探ることで、適切な改善方法を見つけることができるかもしれませんね。
イヤイヤ期・反抗期
子どもには一般的に反抗期が2回やってくるといわれています。
1回目は、2歳前後のイヤイヤ期。
なんでもかんでも「イヤ!」と言ってなかなかいうことを聞きません。
2回目は、小学校高学年~中学生くらいでいわゆる反抗期。
口が悪くなったり、乱暴になったり、親に対しても反抗してくるようになります。
この時期は成長段階で好き嫌いがはっきりしてもおかしくないので、
無理に父親嫌いを改善させようとしないほうが良いです。
しつこく関わろうとすると、余計に避けられる可能性がありますので、
落ち着くまでゆっくり様子を見ましょう。
頑固な性格
パパが頑固な性格で、否定的な考えだと子どもはそれが嫌になってしまう場合があります。
なにか相談しても頭ごなしに否定されると、気持ちの処理が難しい子どもにとっては苦痛ですよね。
子ども自身認めてもらえないような気がして、自然とパパと距離を置いてしまうようになるのです。
頑固で真面目な性格もいいかもしれませんが、ときに周りを傷つけてしまっている可能性もあります。
絶対にその考えが正しいとは言えないので、柔軟な考えをもつことも心掛けましょう。
威圧的な言動
子どもに対して威圧的な言動をとってしまう人は、子どもから嫌われてしまう可能性が高いです。
怖い言い方で脅したり、大声で怒鳴ったりすると誰でも恐怖心をいだき、近づきたくないですよね。
我が子でも同じです。
何をするにも恐怖に感じ、怯えてしまうのです。
また暴力は論外です。
相手は子ども。
信頼感を築くためにも、穏やかに優しく接するように心掛けましょう。
内弁慶な態度
外では良い顔をして気を使い、家では威張って偉そうにしているパパは子どもに嫌われます。
もちろん誰でも外では良い顔をしますが、その差がありすぎて家ではひどい態度であれば、
子どもはパパの二面性に嫌悪感を抱いてしまいます。
行き過ぎた態度の違いには気をつけましょう。
育児に参加しない
育児に参加しないパパは子どもから嫌われる可能性があります。
子どもは普段一緒に過ごしてくれる人に、安心感を抱きます。
ただ一緒にいればいいというわけではありません。
一緒にお風呂に入ってくれたり、背中をトントンして一緒に寝てくれたり…
常に身近にいてくれる人に対して安心感を抱くのです。
育児には積極的に参加して、子どもとの距離を縮めましょう。ママも助かります。
夫婦の仲が悪い
子どもは親の姿をよく見ています。
夫婦の仲が悪ければ、子どもながらにショック受けるし、ケンカしている姿を見たくはないでしょう。
大好きなママがパパに怒鳴られていれば、パパに対して嫌悪感を抱きます。
夫婦で話し合いが必要なときは、タイミングを考えて子どもが眠った後などにしましょう。
必要以上に構ってくる
パパが子どもに必要以上に構っていると、子どもは嫌になって離れてしまう場合があります。
子どもはいつまで経っても親にとっては心配だし大事な存在です。
しかし子どもが求めていないのに、必要以上に構ってしまうのはよくありません。
子どもから求めてきたときに、ベストな対応ができるくらいが丁度いいんです。
度が過ぎるくらい構っていたら、反抗期にもなれば「ウザい」なんて冷たい言葉を受けることにもなりかねませんよ。
アルコール・ギャンブル依存
アルコール・ギャンブル依存のパパは子どもは好きではありません。
お酒で性格が変わってしまったり、暴力をふるってしまったり…
ギャンブルに負けるとイライラしていたり、金遣いが荒かったり…
そんな姿子どもは見たくないですから。
お酒の飲み過ぎやギャンブルの行き過ぎで、子どもとの約束さえ守れなくなってしまったらおしまいです。
父親嫌いをなんとかしたいのであれば、パパ自身変わる努力が必要です。
清潔感がない
清潔感がないパパは子どもから嫌われる原因のひとつです。
汗水流して仕事を頑張っているのであれば、それはかっこいい姿にもなりますが、
だらしなく面倒くさがりで小汚い格好をして、なおかつ臭いというのであれば致命的です。
どんなにキレイにしても体臭、口臭などが気になるようであれば消臭グッズを身につけるようにしましょう。
子どもの自慢の父親になるために・・・
子どもが父親嫌いになってしまっても、改善できます。
父親嫌いになるきっかけは様々だと思いますが、
人として尊敬・信頼できる存在であれば自然と関係は元通りになるでしょう。
子どもにとって自慢の父親になるよう心がけ、何事にも夫婦で協力し合いましょう。