主婦でネイリストの資格に合格するには?難易度や費用について
ネイルを趣味としている女性は多く、主婦、子育て中のママにも人気があります。
「ネイルを仕事に活かしたい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ネイルを仕事にするには、ネイリストの資格があれば力強いです。
そんなネイルの資格は、子育てしながら取得することが可能です。
「ネイルの資格が取りたい!」と思っているママに向け、ネイルの資格に関する情報をまとめました。
このページの目次
ネイルの資格を取るには?
ネイルの資格は国家資格ではありません。民間団体によるネイリストの資格です。
たとえネイルに関する資格であっても、試験(筆記と実技)があります。
ネイルリストの資格はとても人気があるので、資格を取得する人が多く、
験の内容はますます難しくなっています。
ネイリストの資格を取るための勉強は独学では難しく
「スクールに通う」と「通信講座」の2種類の方法が上げられます。
ネイルスクール
ネイルスクールは「初心者」「中級者」「開業したい人用」など、コースが分かれていることが多いです。
費用は変わりますが、それぞれに合った知識と技術を身につけることができます。
通信講座との違い、それはやはり講師に直接教えてもらえるということ。
自分の習いたいことや、試験直前でも分からないことを、細かく教えてもらえます。
ネイルスクールは全国にたくさんあります。
中でも「JNA(ネイリストの資格所得の為の試験や、認定をおこなっている団体)」に認定されている学校で学ぶことをオススメします。
なぜならネイリストの試験がJNAの監修によるものだからです。
JNAに認定されている学校では、試験に関する情報が多いですし、試験対策コースが用意されていることも多いからです。
ネイルスクールにかかる費用
スクールやコースによってかかる費用が全く違います。
JNA認定校はいくつもあるのですが、その中の1つ「ガーデンネイルアイラッシュスクール」のコースと費用を紹介します。
【ネイルベーシックコース】
ケアやアートなど、ネイルの基本を学ぶコースです。
対応資格・・・JNECネイリスト技能検定試験検定3級
費用・・・283,000円
【ネイルプロコース】
スカルプチュアを扱い、プロのネイリストを目指す人の為のコースです。
対応資格・・・JNECネイリスト技能検定試験検定1~3級・JNAジェルネイル技能検定試験初級~上級
費用・・・750,000円
【しっかりジェルネイルコース】
資格対応はしていませんが、ジェルネイルの基本知識を学びたい人の為のコースです。
対応資格・・・なし
費用・・・160,000円
あまりに安い費用のスクールに通うよりも、合格者を多く出しているスクールを選んだほうが良いでしょう。
通信講座
通信講座の場合は、自分の空いている時間で勉強ができます。
さらにネイルスクールに通うよりも、費用はあまりかかりません。
ネイルアート・爪のケア・スカルプなど、ネイルに関する基礎知識や技術を身につけることがきでます。
最近ではジェルネイルにも対応している通信講座が用意されています。
ネイルスクールと同じで、自分の目的にあったコースを選ぶと良いでしょう。
通信講座の費用
通信講座もたくさん種類があるのですが、コース内容によって金額が違うのですが、スクールに通うよりは低価格で勉強ができます。
通信講座にも種類がいくつかあるのですが、その中の1つ「ヒューマンアカデミーたのまな通信講座」のコースと費用を紹介します。
【ネイリスト検定2・3級コース】
初心者、サロンで働くことを目指す人にぴったりのコースです。
目標資格・・・JNECネイリスト技能検定2級・3級
費用・・・88,000円
【ジェルネイル検定【初・中・上級】コース】
ジェルネイルのプロを目指す人向けのコースです。
目標資格・・・JNAジェルネイル技能検定初級~上級
費用・・・150,000円
【ネイル検定パーフェクトコース】
ネイリスト検定2級合格保証つきのコースです。
目標資格・・・ネイリスト検定1~3級・ジェルネイル検定初級~上級
費用・・・150,000円
参照:ネイルの通信講座
通信講座の場合は、レッスンに必要な「ネイル用品」も含まれてた価格であることが多いです。
ただしこちらもネイルスクールと同じで、あまりに安い通信コースは不安です。
金額よりも合格者数で決めたほうが良いでしょう。
ネイリストの資格は必要
ネイルの資格は国家資格ではありませんので、資格がなくても「ネイリスト」を名乗れます。
ネイルチップの作成が得意な人は、資格を持っていなくてもネットでネイル販売するショップを開設できます。
オークションやフリマアプリで、ネイルチップを販売することもできます。
しかしネイルサロンで働くとなると、話は別です。
ネイリストの資格を持っている人は多いので、
無資格で雇ってくれるサロンはほぼありません。
ネイルサロンで働きたい場合は、最低でもネイリストの資格が2級以上ないと、雇用されることは少ないでしょう。
ネイリストの資格の種類
ネイリストの資格にはいくつか種類があります。
- JNECネイリスト技能検定試験
- JNAジェルネイル技能検定試験
- I-NAIL-Aネイルスペシャリスト技能検定試験
- JNA認定講師資格試験
この中でも代表的なネイルの資格は、
「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定試験」です。
この2つの資格があれば、大抵のサロンで活躍できます。
ですので、これからネイリストの資格を取得しようと考えている人は、
この2つの資格取得を目指したほうが良いでしょう。
JNECネイリスト技能検定試験
JNECネイリスト技能検定試験は、JNEC(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)が運営しています。
スカルプの技術や基本的な知識などを証明する検定試験です。
試験に合格するには、正しい技術や、知識が必要になります。
試験は「1級」「2級」「3級」に分かれており、最高位は1級です。
1級はトップレベル、2級は中級、3級は初級の技術や知識という振り分けになっています。
自分で開業するにしても雇われるにしても、2級が取得できれば安心といえます。
JNAジェルネイル技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験とは、JNA(NPO法人 日本ネイリスト協会)が運営しています。
ジェルネイルの技術をメインにしている検定試験です。
以前はスカルプがネイルの技術としてメインになっていましたが、最近ではジェルネイルがメインと変わっています。
サロンで働くためにはジェルネイルを扱える事が、必須条件になっていることが多いようです。
ジェルネイルの勉強がしたいならこの資格でしょう。
ネイリストの資格取得には、スカルプがメインのJNECネイリスト技能検定試験を受けるのが主流でした。
昨今のジェルネイルの普及と共に、新たに「ジェルネイル技能検定試験」が設けられたのです。
ジェルネイル技能検定試験は、初級・中級・上級にわかれています。
ジェルネイルの資格は中級以上を取得すれば、開業や雇われるのに有利です。
安く資格を取りたいなら通信講座がおすすめ
ネイルスクールには、ネイルの最前線で活躍する講師がいますので、知識や技術をしっかり教わることができます。
しかし高額な費用がかかってしまいますし、子育て中の方からすると「通学は難しい」と言う方も多いですよね。
そこでオススメなのが、自宅にいながらネイルの知識と技術が学べる「通信講座」です。
通信講座でしたら、自分の空いている時間に勉強し技術を磨くことができます。費用が安く済むのも嬉しいですね。
通信講座によっては「3級から1級まで」を、サポートする内容になっていますので、本気の方は1つの通信講座で1級まで取得できます。
独学で資格をとるのは難しい
JNECネイリスト技能検定試験の難易度
JNECネイリスト技能検定試験には3級~1級までありますが、飛び級で試験を受けることはできません。
3級⇒2級⇒1級、この順番で試験を進めて行く必要があります。
ネイリスト3級の合格率は70%です。
3級であれば独学で取得することもそこまで難しくありません。
しかし2級からは難易度が上がります。
2級の合格率は60%です。
大して合格率が下がっていないように見えますが、2級になると受験生の多くはスクール科通信講座で勉強しています。
にも関わらず合格率が下がっているのは、試験がかなり難しくなっている証拠です。
そして1級になるとさらに難易度が上がり、合格率は30%です。
1級になると独学はほぼ無理でしょう。
3級⇒2級⇒1級の全てをストレートで受かるのは、全体の4%と言われています。
たかがネイル、されどネイル。1級になると並大抵の勉強では取れないことがわかりますね。
各級とも「筆記」と「実技」があり、両方に受からなければ試験は不合格になります。
各級の1回目の試験で、筆記だけ受かり実技は落ちた場合、
2回目の試験まで筆記が免除になり、実技だけの試験になります。
しかし2回目の試験でも実技が不合格になると、
3回目の試験はまたはじめからやり直しになります。
JNAジェルネイル技能検定試験の難易度
ジェルネイルの検定合格率は「初級で70%」と、初心者の人がまずは目指す資格です。
ジェルネイル検定もネイリスト検定同様に初級⇒中級⇒上級の順にしか試験を受けられません。
ですので中級受験者は初級に合格している必要があります。
中級で合格率は「60%」上級で「45%」と、難易度がどんどん上がります。
JNAジェルネイル技能検定試験でも筆記試験と実技試験があります。
しかしJNEC検定合格者がこの試験を受ける場合は、筆記試験が免除されます。
ですのでまずは、
JNECネイリスト技能検定試験を合格してから
JNAジェルネイル技能検定試験を受けるとスムーズに合格できます。
このようにどちらの試験も「筆記試験」と「実技試験」があります。
筆記試験だけなら独学でも過去問をやればどうにかなりますが、実技試験はスクールに通うか通信講座を受けないと厳しいでしょう。
ネイリストの資格を活用できる仕事
ネイリストの資格を持っていると、活躍できる場所はたくさんあります。
ネイリストの資格を活用できる代表的な仕事といえば下記のものが上げらます。
- ネイルサロン
- 美容院
- ブライダル関係
ネイルに関する仕事は、美容関係全般に需要があります。
季節、時代に関係なくネイルは女性に人気がありますので、安定した職といえます。
また、最近の美容院やネイルサロンでは、まつげエクステ(マツエク)とネイルを同時におこなっている店舗が増えてきています。
まつげエクステを施術する場合は、美容国家資格が必要になります。
この美容国家資格とネイリストの資格の両方を持っていると、就職率はぐんと上がります。
まとめ
ネイルの資格を取るには、スクールに通うか、通信講座を申し込む方法があります。
独学で試験にチェレンジすることもできますが、2級以上の資格を取得考えると厳しいと言えます。
スクールに通うと高い費用がかかりますが、講師がいるのしっかり勉強できます。
通信講座はマイペースに自分の空いている時間に勉強ができるのが魅力ですね。
時間とお金に都合がつくならネイルスクールへ
あまり時間もお金もかけられないなら通信講座へ通ういましょう。
ネイルの資格を活かした仕事を考えているなら、JNECネイリスト技能検定2級以上、またはJNAジェルネイル技能検定中級以上が必要です。
下級の試験のみの合格や、有名ではないネイルの資格を取得しても、あまり意味はありません。
やはり有名な上記の資格、それも2級以上を狙いましょう。
子育て中でも、時間を見つけてネイリストの資格を取得している人はいます。
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