1歳の子供が食べられるお菓子やデザートは?
生後半年を過ぎた頃から、赤ちゃんの離乳食を始める家庭が多く、1歳を過ぎると離乳食完了期になります。
しかし離乳食完了期を過ぎたからといって、どんな食材でも食べられるわけではありません。
特にお菓子やデザートは、糖分・油分・塩分が多く含まれている物がたくさんあり、大人と同じ物を食べさせるわけにはいきません。
なぜなら1歳の子供は、胃腸が発達途中で消化器官が未熟で、アレルギーに対しての抵抗力が備わっていないからです。
上記の点に気をつけながら、1歳子供が食べられるお菓子やデザートを考えていく必要があります。
このページの目次
1歳の子供が食べられるお菓子やデザート
幼い子供も、大人と同じように美味しいケーキや、甘いお菓子を食べられたら良いのですが、
消化器官の発達が未熟な子供は、大人と同じ物を食べることができません。
だからといってお菓子を食べさせないのは可哀想ですよね。
そこで、1歳を過ぎた子供がおいしく食べられる、お菓子やデザートをまとめました。
果物
「果物系」は、離乳食初期頃から食べられます。
離乳食初期にすべての果物を食べられるわけではありませんが、1歳を過ぎるとほとんどの果物は食べられます。
果物にはビタミンや食物繊維が、豊富に含まれているのでおすすめです。
一般家庭でよく出る果物をの中でも下記の果物は、1歳の子供でも食べられます。
- みかん
- りんご
- 梨
- バナナ
- イチゴ
- 桃
- キウイ
- メロン
- スイカ
- ぶどう
キウイはアレルゲン要素を含みますので、食べ初めは少量にして、アレルギー反応を見ましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトはたんぱく質が豊富で、離乳食をはじめた頃からデザートとして食べている子供が多いです。
ヨーグルトには無糖と加糖があり、どちらを食べさせたらいいのか悩みますね。
1歳を過ぎお腹を壊さないのであれば、加糖のヨーグルトを食べさせてOKです。
しかし加糖ヨーグルトには、多くの砂糖が入っています。
ですので無糖ヨーグルトでも食べてくれるのであれば、無糖のほうがオススメです。
甘みを加えたいのであれば、無糖のヨーグルトに果物を刻んで入れ、アレンジしたレシピがオススメです。
白玉
歯が生えていて、よく噛むことができるようになっていれば、白玉団子もオススメです。
しかし白玉団子をそのまま食べさせるのは、喉を詰まらせる可能性があるので危険です。
細かく刻んだり、すり潰したりしてから食べさせるようにしましょう。
また、よく噛むように教えることも大事です。
1歳までに食べる離乳食は、噛む必要がない食事が多いので、この機会に噛むことの大切さを教えましょう。
ゼリー
ゼリーも食べることが出来るようになります。
ゼリーも白玉団子と同様、塊のまま飲み込んでしまい、喉をつまらせる危険性があります。
ですので固めのゼリーではなく、ジュレのように柔らかくすぐ崩れるゼリーがオススメです。
ゼリーの材料によく使われているのがゼラチンや寒天です。
ゼラチンは動物性たんぱく質で、寒天は植物性たんぱく質で作られています。
動物性たんぱく質のゼラチンは、アレルギーを引き起こす可能性があります。
無難に食物性の寒天ゼリーにするか、最初は少量で様子を見ましょう。
子供用のウエハースやおせんべい
子供用のお菓子には、ウエハースやおせんべいが販売されています。
栄養を考えられて作られているので、カルシウムや鉄分が多く含まれている物があります。
食事だけでは摂取しきれない栄養を摂れるので嬉しいですね。
しかしウエハースやお菓子には砂糖も含まれているので、食べ過ぎに注意しましょう。
クッキー
市販のクッキーだと、砂糖がたくさん入っていますので、「砂糖控えめの子供用クッキー」がおすすめです。
砂糖は体を作るにあたって必要ですが、砂糖を取りすぎると、肥満の原因になります。
ですので子供のうちは、なるべく砂糖控えめが良いでしょう。
またあまり「甘いもの」を食べすぎると、甘いものしか食べなくなる可能性があります。
砂糖を使ったお菓子でも、「少し甘い」程度のお菓子を与えましょう。
1歳の子供は控えたほうがいいお菓子やデザート
次に1歳の子供には控えた方がいい、お菓子やデザートを紹介します。
アレルギーの原因になる果物
果物の中には、アレルギーの原因になる要素が含まれている果物があります。
- パパイア
- マンゴー
- パイナップル
上記のような「南国フルーツ」には、アレルゲン要素を含む物が多いので気をつけましょう。
少量から食べてアレルギー反応が起きるか試すのも良いですが、無理して食べさせる必要は無いと思います。
ナッツ類
ナッツ類は固く大きいので、子供が喉を詰まらせる事故が多いです。
さらにナッツ類には、アレルギーの原因になる要素も含まれています。
一般的に家庭で出されるナッツ類というと下記があげられます。
- ピーナッツ
- カシュナッツ
- アーモンド
- くるみ
他にもナッツ類には種類が多いのですが、どのナッツでアレルギーが出るかは子供によって違います。
複数のナッツにアレルギー反応を示す子供もいれば、ピーナッツにしかアレルギー反応が出ない子供もいます。
ナッツ類もも無理して今食べさせる必要はありません。
2~3歳になってから食べさせましょう。
ケーキ
市販のケーキはたくさんの砂糖が使われており、甘い味に作られています。
さらに生クリームには、砂糖と脂質がたっぷり含まれています。
スーパーで売られている生クリームの箱を見るとわかりますが、「1パック200ml」で「約900カロリー」と、とても高カロリーです。
肥満の原因になりますし、脂質は胃腸に負担をかけますので、1歳の子供には避けた方がいいでしょう。
チョコレート
大人や子供が食べるお菓子には、チョコレートが使用されたお菓子がたくさんあります。
チョコレートは、「1歳を過ぎててから少量づつ食べ始めると良い」とされています。
クッキーにチョコチップが少量含まれているお菓子が好ましいです。
チョコレートの主成分はカカオですが、カカオは元々とても苦いものです。
そこにたくさんの砂糖が使われていて、甘みが強くなっているのです。
糖分をたくさん摂取するのはよくありませんし、虫歯にもなりやすいです。
またカフェインを含んでいるので、食べさせたとしても「少量」にしましょう。
アイスクリーム
アイスクリームは、「生後9ヶ月頃から食べても良い」とされています。
しかし食べても良い量は、少量で暑い時や食欲がない時などに限られています。
アイスはチョコレートと同様で、砂糖がたくさん使われています。
生クリームも原料にされているので、カロリーが高いのです。
冷たいので、食べるとお腹が冷え、胃腸が未熟な子供は、お腹を壊す原因になります。
子供のお腹は大人以上に温度に敏感なので、注意して与えましょう。
スナック菓子・ファーストフード
スナック菓子・ファーストフードは、添加物・油分・塩分が多いです。
肥満の原因にもなりますし、添加物・油分・塩分が多い食べ物は、子供の胃腸に負担がかかります。
スナック菓子の代表といえばポテトチップスです。
ポテトチップスは、油で揚げていますので油分が多く含まれています。
また味付けの際に、多くの添加物が使われています。
ファーストフードも同様で、油で揚げるポテトや、添加物が含まれているハンバーグは、幼い子供には避けるようにしましょう。
1歳の頃から味の濃い物を食べさせていると、普段の食事も濃い味のものを好むようになります。
ジュース・炭酸飲料
ジュースや炭酸飲料には、砂糖がたくさん使われていますので、肥満の原因になります。
砂糖以外にも保存料や、色素・香料などの添加物も多く含まれています。
ジュースを長時間かけて飲むと、歯に糖類が付いている時間も長くなるので、虫歯の原因になります。
ジュースはご褒美のときだけ、それ以外は水科お茶を与えることをオススメします。
1歳の子供が食べる時の注意点
1歳になると大人と同じで、1日3回の食事になります。
しかし、大人と同じ物が食べられるようになるわけではないので、下記のことに注意しましょう。
窒息の危険性がある食べ物
子供は喉が小さいので、大きな固形物を食べると、喉を詰まらせてしまい、窒息の原因になります。
ですのでナッツ類やお餅・飴などは、く避けたほうが良いでしょう。
フルーツやお菓子を食べさせる時は柔らかく、細かくすり潰してからにすると良いですね
ヨーグルトのような柔らかい物であれば、そのまま食べさせられます。
ヨーグルトの中にフルーツを入れる時は、喉につっかえない程度に細かくすることを忘れずに。
アレルギーを引き起こす食べ物
子供はアレルギーを引き起こしやすいので、アレルギーの原因になる食べ物は避けましょう。
エビやホタテなどの海鮮系や、ハチミツは、アレルギーの原因になります。
はちみつは、1歳を過ぎたら食べても大丈夫と言われていますが、心配な方は少量から食べさせることをオススメします。
はちみつを1歳未満の子供が食べてはいけない理由をご存知ない方は、こちらを参照にしてください。
海鮮系に関しては、おせんべいにエビやホタテが入っているものがあります。
ですので子供におせんべいを食べさる前に、含まれている成分をチェックしましょう。
アレルギーの原因となる食べ物は、1歳のうちから無理して食べさせる必要はありません。
もし食べさせる場合でも、少量を与えて様子を見ることを忘れずに。
食中毒を引き起こす食べ物
生物や、乳製品は、食中毒を引き起こす原因になります。
ですので1歳の子供に、「生物」を食べさせるのは控えてください。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、賞味期限が切れていないかを確認してから食べさせましょう。
賞味期限が切れていなくても、保存状態が悪ければ、細菌が繁殖している可能性があります。
商品に記載されている保存方法で保存しましょう。
塩分・油分・脂質が多い食べ物
1歳の子供は消化器官が未熟なので、塩分・油分・脂質が多い食べ物は避けた方が良いでしょう。
特にケーキ類やスナック菓子は、高カロリーで肥満の原因になります。
それに幼い頃から、味が濃い食べ物に慣れてしまうと、薄味のごはんを好まなくなります。
「味覚を育てる」と言う点を考えても、1歳の頃から塩分・油分が多いものは与えないようにしましょう。
まとめ
1歳の子供になると、食べられる物が増えてきます。
しかし大人と同じお菓子やデザートを食べさせると、子供の体には負担が大きいのです。
ですので子供のおやつは、薄味で少量ずつからはじめてください。
その為にはまず、1歳の子供が「食べられる」お菓子やデザートと「食べられない」お菓子やデザートをよく理解しましょう。
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