子どもの顔や体にほくろが多い原因は?ほくろを消すことは出来る?
子どもが赤ちゃんの頃はほくろがなかったのに、成長するにつれ気がつくとほくろが出来ていたなんてことはありませんか?
「今までこんなところにほくろなんてなかったのに、もしかして病気?」と悩んだことがある人も多いハズ。
出来ることならわが子の肌にはほくろがない、綺麗な肌のままで成長させてあげたいものですよね。
今回の記事は、「そもそもほくろとは何なのか?」「ほくろとはどのような原因で出来るのでしょうか?」
そして「ほくろは消すことができるのか?」と言った、ほくろの色々な情報をまとめています。
このページの目次
ほくろ(色素性母斑)とは
顔や体にある黒い点を一般的に「ほくろ」と言いますが、医学用語では「色素性母斑」や「母斑細胞性母斑」と言います。
このほくろというのは、皮膚の中にある「メラノサイト(色素細胞)」と言う成分が、増加し蓄積されたことにより皮膚から盛り上がり黒い点となります。
ほくろは腫瘍の一種ですが、良性腫瘍がほとんどです。ですので、ほくろが出来たからと言ってすぐに病気を疑う心配はありません。
ちなみに一度出来てしまったほくろは、自然に無くなるようなことはありません。気がついたらほくろが消えていたと言う経験はありませんよね。
ほくろが出来る原因
「こんなところにほくろがなかったのに気がつくと出来ていた」なんてことが多々あります。特にそれが子どものきれいなお肌なら、なおさら気が付きますよね。
知らず知らずのうちに増えてしまうほくろですが、実は出来てしまう原因というものがあります。ほくろが出来る原因は下記の通りです。
紫外線
ほくろが出来てしまう大きな原因は紫外線です。
紫外線を長い時間浴びていると、皮膚の中にあるメラノサイトが活性化され、メラニン色素が増えてほくろが出来てしまいます。
特に子どもは紫外線を気にすることもなく外で長時間遊ぶことが頻繁にありますよね。学校の授業でも体育や遠足、プールなども紫外線を浴びることが多いものです。
ですので幼いころから紫外線をたくさん浴びていると、そのメラニン色素が蓄積し後々ほくろやしみ、そばかすの原因になるのです。
子どもの皮膚は大人よりも紫外線の影響を受けやすいので注意が必要です。
摩擦・刺激・圧迫
紫外線の他にも、摩擦による肌への刺激や圧迫により肌に負担がかかった場合も、ほくろの原因になります。
お肌に負担をかけるというのは、その肌の細胞にダメージを与えるということなので、メラニン色素を増加させてしまうことになるのです。
にきびができた時に潰すと跡が残りシミになる可能性がありますが、場合によってはほくろの原因にもなってしまいます。
また、慢性的な炎症も刺激が加わっていることになるのでほくろの原因となります。いつも同じところを掻いているとほくろが出来てしまう可能性があります。
ストレスや生活習慣
子どもも大人と同様に、学校や友達関係で日頃からストレスを受けています。
さらに最近は偏食で食生活が乱れていたり、夜更かしをするなど生活習慣が乱れている子どもが多くいます。
日頃受けるストレスを受けていたり、生活習慣が乱れているとホルモンのバランスが崩れてしまい、肌にとても悪影響を及ぼします。
肌の細胞は日々生まれ変わっているのですが、ホルモンバランスの悪化が原因でその代謝を悪くしてしまうことで、ほくろが出来てしまうのです。
遺伝
ほくろが出来やすい体質は遺伝することがあります。
ただ、遺伝だからと言って必ずしも親子で同じ場所にほくろが出来るわけではありません。
単にほくろの多い両親から産まれた子どもも、ほくろが多くなる可能性があるということです。
ほくろを消す方法
子ども顔にできてしまったほくろの場合、場所によっては学校でいじめられたり、からかわれたりすることもあります。
さらには顔にたくさんほくろが出来てしまった場合、なんとかこのほくろを除去したいですね。
そんなほくろを除去する方法は、大きくわけて2種類あります。
レーザー治療
まず一つ目のほくろを消す方法として、レーザー治療による除去があります。
レーザー治療によるほくろの除去は、1ヶ所あたり約3,000円と安く済む病院もあります。プランによっては約10,000円で、全身のほくろ取り放題というものもあります。
レーザーによるほくろの除去は痛みも少なく、周りの皮膚を傷つけることもありませんし、跡も残りにくいのが特徴です。
ですがレーザーの場合、ほくろの根っこから除去できずに表面部分の除去になってしまうことが多いのです。
そしてほくろは根っこから取ってしまわないと、再度ほくろが同じ場所から出てきてしまうことがあります。
このレーザー治療は美容整形外科で行われることがほとんどで、自由診療の為に保険がききません。つまり費用が100%自己負担になります。
未成年の場合は親の同意書が必要になりますが、おそらくこの記事を読んでいる方は親だと思いますので、その点は特に問題ありませんね。
除去手術
そして二つ目の除去方法として、除去手術があります。除去手術の場合は、総合病院の皮膚科での受診をおすすめします。
皮膚科を受診すれば、ほくろの細胞が良性か悪性かの検査もしてもらえますし保険が適用されますので、一般の家庭でしたら3割負担で済みます。
さらに術名が付きますので、任意の生命保険や医療保険に加入されてる場合、保険金がおりることがあります。
除去手術ですのでほくろを根っこから取ることができ、再度ほくろが出来ることが少ない除去方法です。
ですが正常な細胞からほくろをくり抜く為皮膚の再生に時間がかかり、レーザー除去よりは跡が残ってしまう可能性があります。
ほくろの予防方法
そんなほくろですが、実は出来てからの対処だけではなく、ほくろが出来る前の予防方法もあります。
遺伝の場合は予防のしようがありませんが、ほくろが出来る1番の原因は前項でもお話した、「紫外線」です。
ということは、子どもが紫外線を浴びないようにすれば、予防が出来るということなのです。
ですが、外で遊んだりプールの授業など紫外線を全く浴びないということは子どもにとって不可能なことです。
そんな時の紫外線対策として、子どもの日焼け止めを塗りましょう。
子ども用の日焼け止めでしたらお肌にも優しく低刺激になっているので、肌が荒れることは滅多にありません。
そして帽子をかぶるといった紫外線対策もしましょう。車に乗っている時なら窓に貼る紫外線対策のフィルムが市販されていますので、貼り付けるのも良いでしょう。
他にも、子どものホルモンバランスが崩れないようにストレスを与えず、生活習慣を整えていくようにしてください。
家でガミガミ口うるさく言いすぎないように気をつけて、子どもにストレスがかかりすぎないように気をつけましょう。
そして朝昼晩と3食きっちり取り、睡眠もしっかり取れるように早寝早起きをこころがげてあげてください。
そうすることでホルモンバランスは安定し、肌の代謝も良くなるのでほくろが出来る予防に繋がります。
良性のほくろと悪性のほくろ
このページの前半でも書いたのですが、ほくろは皮膚にできた腫瘍の一種です。そしてこの腫瘍には良性と悪性が存在しています。
ほとんどのほくろは良性のものですが、まれに悪性のほくろが存在し皮膚がんの危険性もあります。
悪性のほくろの場合放置していては危険ですが、わたしたちが目視して見分けることはとても難しいですよね。
では悪性のほくろはどのようなものかと言うと、下記の特徴があげられます。
- 非対称な形をしている
- 徐々に大きくなっている
- 6mm以上の大きさがある
- ほくろと皮膚の境目があいまい
このようなほくろがある場合は必ずしも悪性のほくろというわけではありませんが、悪性である可能性が考えられますので、一度皮膚科を受診してみて下さい。
まとめ
ほくろの原因と対処法はわかりましたか?勝手に出来ると思っていたほくろですが、意外と原因があるものです。
もし子どものほくろを除去したいのであれば、レーザー治療か除去術を行う必要があります。それぞれの利点欠点は書いた通りです。
「既にあるほくろは仕方ない、これからはほくろを増やしたくない」というのであれば予防をしっかりしましょう。特に紫外線対策は必須です。
また、まれに悪性のほくろがあり、皮膚がんへと繋がる可能性があります。列挙した特徴に当てはまるようでしたら悪性を疑いましょう。
子供のムダ毛が気になったときは、脱毛を考えるのも一つです。
ほくろって出来る原因あったんですね!
顔には出来ないようにしてあげたいので、紫外線対策に力を入れようと思います。
ちょっと気になったんですけど、日焼け止めって子ども用と大人用で何が違うんですか?
サカモト様
コメントありがとうございます。
子供の肌は大人より刺激を受けやすいものです。
ですので子供用の日焼け止めは、大人より肌に優しい成分になっています。
敏感肌用に作られている子供用の日焼け止めもあります。
ですので子供に日焼け止めを塗る時は、子供用の日焼け止めを利用することをオススメします。
最近増えてるなぁっておもっていたので
原因が知れてよかったです
これから予防しようと思います
私もほくろがいっぱいあるので消そうかまよってます
私は、目のところに、ホクロが、できてしまって、どうしたら、良いのでしょうか?教えてください。お願いしす。
ほくろが出来る理由が以外でした!
ほくろが沢山ありすぎて生きていける気力本当ないです
レーザーとか治療はお金もかかるし家族にも影響が出てしまうからいけない…( ; ; )
理由がわかりやすかったです。助かったです(少し)