子どもの寝かしつけ方教えます!すぐに試せる究極の方法とオススメ入眠グッズ
子どもの寝かしつけって大変ですよね。
「子どもがなかなか寝てくれなくて、家事が何も手につかない…」
「うちの子は抱っこじゃないと寝てくれないから、体が痛くてツライ…」
育児中のママは特に睡眠不足で体力を奪われていますから、
ストレスやイライラが増す一方…
寝かしつけに時間がかかって苦労している方、
寝かしつけの方法がわからなくて悩んでいる方は、実際に多いんです。
そんな方のために、現役保育士が
【究極の寝かしつけ方法】と【オススメ入眠グッズ】を紹介します。
このページの目次
子どもを寝かしつける前にやっておくこと(導入編)
子どもを寝かしつける前にやっておくことがあります。
子どもは寝る時間になったからといって、すんなり眠れるわけではありません。
眠気を誘うような環境と、リラックスできる入眠スタイルを調えましょう。
温かいお風呂にゆっくり浸かる
寝る前に温かいお風呂にゆっくり浸かりましょう。
体を温めることで、血液の循環がよくなり体の緊張がほぐれます。
またお風呂はリラックス効果もあるので、心地よい状態をつくることができます。
人間は体温が下がるとともに眠気がやってきますから、
寝る1~2時間前にお風呂に入っておくといいでしょう。
子どもとお風呂で遊んだり話をしたり、コミュニケーションをしっかりとっておくと、
さらに満足感が増し、安心して眠れますよ。
電気を暗くする
寝る前に電気を暗くしましょう。
子どもは電気をつけたままにしておくと、光に興味を示します。
どんな小さな光でも興味を持ってじっと見つめてしまうので、
常夜灯(豆電球)も消すように心がけましょう。
夜中つけっぱなしにしておくと、光による刺激で寝付きが悪くなってしまうだけでなく、
体内時計が狂い、生活リズムが乱れてしまう可能性があります。
音楽を流す・歌をうたう
寝る前にヒーリング効果のある音楽を流しましょう。
オルゴールなどは特に効果的で、優しい音色が子どもをリラックスさせ
寝付きをよくしてくれます。
寝る前に音楽を流す習慣をつくると、寝る時間だという合図にもなります。
布団に横になり、静かな状態で音楽を流しましょう。
またママが鼻歌など歌ってあげるのも安心感を抱かせるのでオススメです。
子どもに刺激を与えてしまうような陽気な歌ではなく、
単調なリズムの繰り返しでゆったりと静かに歌うといいですね。
絵本を読む
寝る前に絵本を読んであげましょう。
小さい子どもは、「わんわんねんね」「とんとんとん…」など
繰り返しの言葉やリズム感のある絵本に興味を持ちます。
成長すると想像力が豊かになり、ストーリーのある絵本に興味を示すようになります。
年齢に合わせた絵本選びが大事ですね。
本屋さんでも入眠にオススメの本が販売されています。
例えば・・・
- 『もこもこもこ』
- 『もうねんね』
- 『おやすみ、ロジャー』
こういった絵本は実際に保育園でも読み聞かせをしています。
子どもは母親の穏やかでゆったりした声に安心感を抱きます。
添い寝しながら絵本を読んであげると、母親の体温や心拍を感じながら
さらに心地よく眠れるでしょう。
お気に入りのものを持たせる
寝る前にお気に入りのものを持たせましょう。
例えば・・・
- おしゃぶり
- ぬいぐるみ
- タオルケット
- 毛布
子どもはこういったお気に入りのものを持てば安心感を抱き、
ぐっすり眠りにつくことができます。
しかしお気に入りのものを持たせることは、注意が必要です。
こういったものは癖がつきやすいので、
「これがないと眠れない!」といったことにも…。
特におしゃぶりは、いつまでもくわえさせておくわけにはいきませんよね。
ぬいぐるみやタオルケットも洗濯してしまうとその日は我慢しなければいけません。
いつかそういったものがなくても眠れるように、手放さなければいけない日も来るでしょう。
子どもを寝かしつける究極の方法6選
現役保育士が教える!子どもを寝かしつける究極の方法6選を紹介します。
保育園の先生は毎日たくさんの子どもを寝かしつけています。
子どもが眠った後もやる仕事はたくさん!
お昼寝の時間も限られていますから、子どもたちを寝かせる技はプロ級です。
子どもの寝かしつけで悩んでいるママは、是非参考にしてみてください。
おひなまき(新生児)
新生児の寝かしつけには【おひなまき】がオススメです。
赤ちゃんは産まれてくるまでに約10ヶ月、ママのお腹の中で過ごします。
そのため体温に近い温もりや、包まれるような心地よさに安心感を抱きます。
おひなまきは、赤ちゃんの体を包み込み、
ママのお腹の中にいたときの状態に近い姿勢をつくってあげることができます。
また体温による熱を閉じ込めて、気持ちいい温もりの中ぐっすり眠ることができます。
ただしおひなまきは長時間くるませておくと、熱がこもりすぎるてしまうことも…
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、熱がこもりすぎないように
手足はおくるみで覆わず外に出してあげましょう。
スクワット
0~1歳くらいの赤ちゃんには、スクワットしながら寝かしつける方法がオススメです。
- 縦に子どもを抱きかかえ、お尻を支える
- もう片方の手は背中でポンポン
- 子どもの顔がママの肩にもたれかかるようにする
- 上下にスクワットする
スクワットは激しくしなくて大丈夫。
体に負担がかかったり、子どもが喜んで余計ハイテンションになったりします。
ふわっと揺れる程度にしましょう。
ママの温もりと、心地いい揺れが眠気を誘います。
スクワットはダイエットや骨盤矯正にも効果的なので、出産後のママにオススメですよ♪
マッサージ
布団の上で転んで寝れるようになったら、マッサージがオススメです。
寝かしつけのマッサージは以下の部位が特に効果的です。
- 眉や眉間
- 耳や耳たぶ
- お腹や背中
- 手のひらや足の裏
ママの手で優しく撫でるようにマッサージしてあげてください。
眉や眉間はまぶたを自然に閉じさせることができるので、視覚による刺激をなくし入眠しやすくなります。
耳は特に耳の穴の前にある突起物を触るのが効果的。
余計な雑音を遮り、マッサージによる心地よさを感じるようです。
乾燥肌で体を痒がる子どもは、お腹や背中などをゆっくり優しく掻いてあげると、
心地よくなってコテッと寝てくれますよ。
手のひらや足の裏のマッサージは血流がよくなるので、体が温まり寝付きを良くします。
いろいろな箇所を試してどこが一番寝付きやすいか探ってみましょう。
ただしマッサージを嫌がる子どももいます。
嫌がった場合は不快感で余計に寝付けなくなってしまうので、止めてあげましょう。
背中ボスボス
子どもの背中をボスボス叩いて寝かしつける方法がオススメです。
トントンではなく、手のひらで強めにボスボスです。
この方法は保育園で特によく使われている、効果的な寝かしつけ方法です。
「ボスボス」という音は、子どもがお腹の中にいたときのママの心音に似ているので、
安心して眠れるようになります。
- ママは手のひらをパーにひらく
- 子どもの背中を「ボスボス」と強めに叩く
- リズムよく叩く
手のかたちや触れる位置で「ボスボス」という音がしやすくなります。
1歳未満の子どもにする場合は、力加減が難しいので心配であればお尻ボスボスでもいいですね。
寝たフリ
子どもがなかなか寝ない場合は、大人が寝たフリをしましょう。
大人が起きていると、子どもは遊びたくてなかなか眠れません。
子どもを寝かせるのは結構疲れますし、ストレスも溜まります。
寝かせようと必死になるのは止めて、相手をしないのが1番!
寝たフリをしてみましょう。
いたずらっ子は、ママを起こそうと叩いたり髪の毛を引っ張ったりしますが、
うつ伏せになるなどして我慢我慢…。
ママの反応がなくなると、子どもはつまらなくなって静かになります。
ママが寝息をたてると、子どもの眠気を誘いますから入眠しやすくなりますよ。
昼寝で調節
寝付きが悪い子どもは、昼寝で調節しましょう。
眠っていた子どもが急に動いたら、浅い眠りの証拠。
そのタイミングで声をかけてお昼寝から起こしてあげましょう。
お昼寝をしすぎると、どうしても夜が寝れなくなってしまうので、
寝付きが悪い子どもはお昼寝の時間を短くしてみるといいですね。
保育園に通っている場合は先生に相談すれば、早めに起こしてもらえる場合もあります。
保育園では毎日子どもたちに昼寝をさせますが、
年長になると小学校に向けて徐々に昼寝の習慣をなくしていきます。
成長に合わせて、生活リズムを作っていきましょう。
オススメできない寝かしつけ方法【ドライブ】はNG!
子どもがなかなか寝ない場合、ドライブがオススメだという人もいるでしょう。
この方法は、車の振動や音がママの胎内環境を思い出し実際に寝付きをよくします。
子どもがどんなに泣いても車の中なら誰にも迷惑をかけません。
「何をしてもグズって寝付けなかったのに、車に乗せて5分も経たずに眠った!」
っていう人もいるくらいドライブは効果的のようです。
しかしドライブはデメリットがたくさん!
- 眠りが浅ければ、少しの刺激で起きてしまう
- 習慣となって車に乗らないと眠れなくなる
- ママと子どもだけでの夜の外出は危険が伴う
- 育児疲れ・睡眠不足で感覚が鈍り事故に遭う可能性が高まる
このように余計に神経を使うだけでなく、事故や事件に遭う可能性も高まってしまいます。
日々の寝かしつけの方法としてはオススメできません。
【セルフねんね】でママの負担軽減!オススメ入眠グッズ
【セルフねんね】とは、子どもが一人で寝れるようになることです。
子どもが一人で寝れるようになるとママの負担は軽くなりますよね。
子どもがセルフねんねをトレーニングできる、オススメの入眠グッズを紹介します。
「おやすみたまご」
「おやすみたまご」は授乳ベッドで、
主に授乳まくらとして使いながら、眠ったらそのまま寝かせられます。
布団に移す途中で「動かして起きてしまった!」っていう心配がありません。
おやすみたまごは細かいビーズでできた柔らかいクッションで、変形自在な構造です。
赤ちゃんの体がスッポリ収まるので、ママに抱っこされているような姿勢を保つことができます。
雑誌「ひよこクラブ」でも話題になり、育児をサポートしてくれる便利なアイテムとして有名です。
「NEWママ代行ミルク屋さん」
「NEWママ代行ミルク屋さん」はママが離れていてもミルクをあげることができる、
超軽量授乳クッションです。
伸縮性生地が哺乳瓶をしっかりとホールドし、
赤ちゃんの口元に合わせてミルクを飲ませてくれます。
「おやすみたまご」とセットで使う人も多いくらい人気が高く、
ミルクを飲みながらいつの間にか眠ってしまったという子どもも多いようです。
「NEWママ代行ミルク屋さん」は入眠目的でなくても、
育児のお助けアイテムとしては非常に便利で、手いっぱいの双子のママにも好評です。
「Cloud b アクアタートル」
「Cloud b アクアタートル」は音楽とプロジェクターによるヒーリングアイテムです。
アメリカの小児科医と睡眠専門セラピストたちが開発したもので、
世界100カ国の赤ちゃんがアクアタートルと一緒に寝ているそうです。
アクアタートルを平らなところに置いてスイッチを入れると、カメの甲羅が青く光り、
静かな波の音やヒーリング効果のある音楽が眠気を誘います。
プロジェクターは天井だけでなく部屋全体に映し出され、
海のように光が揺らめき、幻想的な世界がひろがるので大人も癒やされます。
23分のタイマーが付いているので、大人も一緒に眠ってしまっても大丈夫ですね。
寝かしつけで神経質にならないためのも・・・
「寝かしつけは子どもの表情を見つめながら、ゆったりとした環境を大切に…
なんてわかっているけど、忙しいママには実際無理!」ですよね。
子どもの寝かしつけは、体力も神経も使います。
簡単だったらママも悩みません。
子ども一人一人入眠スタイルは違いますから、
育児ストレスになる前に、無理のない方法を探ったり育児サポートグッズを取り入れたりしましょう。