子供にすぐイライラと怒ってしまう場合の解決方法
教育方針は家庭によって違います。
怒ることなくのびのび育てたいと思う家庭があれば、それとは真逆にとても厳しく育てたいという家庭もあります。
どちらも教育方針としては間違いではないと思うのですが、
ずっとイライラ怒っているママってどう思いますか?
いつも母親の怒鳴り声が響いていて、子供の泣き声が聞こえる家はありませんか?
そのような家をみると、子供がかわいそうに感じますよね。
この記事を読んでいるママは、きっと自分がいつも子供にイライラ怒ってばかりでイヤだと、思っている人だと思います。
そんなママのために今回は、
「子供にすぐイライラ感情的に怒ってしまう場合の改善方法」をまとめました。
このページの目次
子供を怒ってばかりではありませんか?
ついつい子供の悪い所ばかりが目についてしまい、細かい事で怒りがちなママは少なくはありません。
このような言葉をよく使ってはいませんか?
「どうしてこんなことしたの!」
「なんで何回も同じことを言わすの?」
「前にも言ったでしょう!」
とても怖い顔して怒鳴る親に対して、間違った回答をすればまた怒られてしまうと思い、子供は怯えてなかなか答えることすらできません。
怒鳴る事はただの親のストレス発散です。
子供に怒ることでストレス発散しているのです。
それでは子供がかわいそうですよね。
感情的になって怒ってしまったときは、
「本当に怒らないといけないことだったのか?」「自分がイライラして子供に当たっているだけではないか?」
をよく考えてみて下さい。
きっとママ自信反省する点が、後から出てくることがあるはずです。
忙しさから…ホルモンのバランスが乱れているから…
女性は家事に育児に仕事に自分の時間もなかなか持てず、余裕がなくなってイライラしてしまうものです。
その苛立ちを、身近な子どもにぶつけてしまうというママは多いでしょう。
子供を怒り続けると、子供は一体どうなる?
毎日毎日、子供を怒り続けていると子供はどうなるでしょう?
ママは怖いという存在になってしまい、子供は自我をなくしてしまいます。
ただ怒られるばかりで、「次から親に怒られないようにしよう」という発想に変わってしまいます。
ただ親が怖いから親の言うことを聞こうとするのです。
それは親が子供を「支配」しているだけです。
また怒られないための嘘をつくようにもなります。
ママ自身が思っている「理想通りの行動」を、子供がしないからといって怒ることは間違いということです。
子育てとは、子供が大人になる手助けを親がすることです。
子供の自我をつぶさないようにしてあげましょう。
少し前の事件にはなりましたが、
秋葉原通り魔事件で逮捕された犯人が受けた子育てが典型的な例かもしれません。
完ぺき主義の母親は、常に完璧なものを求めてきました。…母親の作文指導には「10秒ルール」なるものもあったという。兄弟が作文を書いている横で、母が「検閲」をしているとき、「この熟語を使った意図は?」などという質問が飛んでくる。答えられずにいると、母が、「10、9、8、7…」と声に出してカウントダウンを始める。0になると、ビンタが飛んでくるというわけである。この問題における正解は母の好みの答えを出すことであったが、そこで母が求めていたのもやはり「教師ウケ」であった。
秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大 月刊 精神分析 2009年09月号
加藤智大容疑者が中1の時である。
『食事の途中で母が突然アレに激高し、廊下に新聞を敷き始め、、その上にご飯や味噌汁などのその日の食事を全部ばらまいて、「そこで食べなさい!」と言い放ったんです。アレは泣きながら新聞紙の上に積まれた食事を食べていました』
秋葉原無差別殺傷事件 加藤智大 月刊 精神分析 2009年09月号
極端かもしれませんが、怒られ続けた子供は自我が無くなり、まともな大人へと成長しない可能性があります。
良いことをしたら褒めてあげよう!
昔から「飴とムチ」と言う言葉がありますが、わたしはその通りだと思います。
子供の欠点に目を向けるばかりではなく、子供の良いところもちゃんと見て褒めてあげましょう。それが飴の部分ですね。
子供は褒められると「また褒められるように頑張ろう!」と思うようになるのです。
褒めることで子供は良い事をしようと言う気持ちになるわけですから、自然とお母さんが怒る回数も減っていきますよね。
ですので良いことをしたら褒めてあげてください。
そうすることで、子供はこれは良いことなんだと勉強になりますよね。
もちろん飴ばかりではいけません。
子どもを甘やかしてしまうだけなので、本当にいけないことはきちんと教えてあげましょう。
子どものことを理解してあげましょう
子供にすぐイライラして怒ってしまう人は、子どもはどういうものか理解することが大事です。
子供は大人と違ってまだまだ未熟ですよね。
産まれて数年しか経っていないので、あたりまえです。
はじめから良い子で手のかからない子供はどこにもいません。
大人が小さい頃から良いことと悪いことを教え、教育することで子どもは知識を付けていきます。
子供がどう成長するかは、親の責任でもあるのです。
子どもは小さいほど好奇心が旺盛で、何にでも興味を持つものです。
「あれはダメ、これはダメ」と怒って子どもの興味を妨げてしまうと、自主性がなくなってしまいます。
子供のことを理解することで、子供の気持ちや行動を知ることができママの心に余裕ができるかもしれませんよ。
怒ることは悪いことではありません!
ですが怒るということが全て悪いわけではありません。
怒ることは子育てのしつけにおいて、とても重要なことなのです。
最近ファミレスや電車などの公共施設の場で、子供が走り回っているのに怒らない親があまりに多いので驚きました。
周りは迷惑そうにしているのに、親は知らんぷり。
見ているほうは気持ちいい思いはしませんよね。
やはりこのような場合は、子供にマナーを教える為にも怒る必要があります。
子供が間違ったことをすればちゃんと怒らないと、極端な話ではありますが、
善悪の基準すらわからなくなってしまいますからね。
怒った時は、一体何が悪い事だったのかを、ちゃんと説明してあげることが大事です。
例えば・・・
「走ったらダメでしょう!」ではなく
「走ったら他の人にぶつかるかもしれないよ!」
「走ったら転んで怪我をしてしまうよ!」と言うように、
怒った理由をしっかりと子供に説明してあげてください。
そうすることで子供は理解し、これはいけない事だということがわかってくるようになります。
正しく怒ることが必要です。
ですので子供を怒らないのではなく、
「正しく怒る必要がある」ということです。
どういった場合の怒り方が正しくない怒り方なのかと言えば、「そこに感情があるのか無いのか?」です。
感情的に怒ってしまうとそれはもう正しくない怒り方と言えます。
感情的に怒ってしまいそうになった時は、胸に手を当てて深呼吸をして下さい。
「それは本当に子供が悪いの?」
「それは本当に叫んで怒るほど悪いこと?」
「親のストレス解消になって無いか?」
感情的になってしまう時は突発的です。
このように胸に手を当てて深呼吸をするだけでも、感情的に怒ることは避けられます。
とは言っても、何度言っても言うことを聞かない子供に対してはイライラがつのり、つい感情的になってしまいますよね。
ママ自身も心に余裕を持つことが大事なので、ストレスを発散する方法も見つけましょう。
体罰は家族の考え方による
ついついカッとなって子供に手を出してしまう経験があると思います。
そしてその後にあの体罰は正しかったのか悩んでしまうこともあると思います。
一般的には体罰は悪いことだと言われています。
しかし、このサイトでは体罰は悪いことだとは断定しません。
そこには家族が考える教育と言うものがあるからです。
ただし、感情的に叩いてしまうと言う体罰は何があっても許されないですし、子育てにおいてマイナスな面しかありません。
感情的に子供を叩いてしまう場合は、自体は深刻です。
自身の足で児童相談所や病院に通うことをオススメします。
どうすればすぐイライラしない(怒らない)親になれるの?
すぐ怒ってしまう親は、どうすればすぐ怒らない親になれるのかと悩んでいる事だと思います。
自分に余裕をもつことが大事ですが、そう簡単に切り替えるなんて難しいことですよね。
すぐにイライラと感情的に怒ってしまう時はどうすれば良いのでしょうか?
誰かに相談してみよう
子育てにつまずいた時は誰かに相談してみるのが良いですね。
悩みは相手に吐露しただけで半分解決したようなものとも言いますし。
どんな親も子育ての悩みはあります。
それを恥ずかしがらず誰かに相談してみてください。
自分だけでは解決できない悩みも、誰かに相談することで何か方法が見つかることもあります。
自分の母親に相談してみる
イライラして怒ってしまうことを、自分の母親に相談することは、非常に有用だと思います。
なぜなら自分の母親は一人の赤ちゃんを立派に大人へと育て上げた、まさに子育ての教師と言えるからです。
自分の母親でしたら包み隠さずに、自分の悩みを吐露できます。
「ストレス発散で、たまには子どもを置いてお出かけしておいで」と子供の面倒を見てくれるかもしれません。
その他旦那に相談することも良いでしょう。
育児は夫婦で協力して行うものですから、ママだけに負担をかけるのは間違いです。
パパだからできることもありますから、夫婦で助け合いましょう。
ただし、ママ友に相談することはあまり良くない可能性があります。
自分の家庭の問題をあまり公にしないほうが良いからです。
「実は…」と信頼しているママ友に悩みを打ち明けたのに、
いつの間にか他のママ友の耳にも入ってしまい、悪い噂が広まることにもなりかねます。
インターネットで相談してみる
インターネットの世界にはたくさんの子育てに関するサイトや掲示板があります。
具体的には、Yahooが運営するYahoo知恵袋や、インタースペースが運営するママスタは子育てに関する悩みが多く投稿されています。
→ママスタ
自分が相談して解決に向かうことも出来ますが、私はむしろ他人の悩みを見て自分の悩みを解決するほうが良いと思います。
沢山の人が利用していますので、自分と同じ悩みを抱えている人がたくさん質問していますので、探してみましょう。
インターネットではどこの世界よりも「本音」が書かれていますが、その分情報の取捨が少し難しいかもしれません。
インターネットの情報を全てを鵜呑みにしてしまうと、気持ちがさらに乱れてしまい何が正解かわからなくなってしまいます。
インターネットを有効に使うには、冗談は冗談と本音は本音と見極める能力が必要です。
子育て支援を有効に使おう
都道府県や市町村では子育て支援のために多くの予算を注いでいます。
この子育て支援を使わないのは非常にもったいないですね。
私の住んでいる大阪でも、数多くの支援策が用意されており、毎日何かしらの相談やイベントが開催されているようです。
「都道府県名 子育て支援」
や
「都道府県名 子育て悩み」
などで検索すれば、住まいの地域の子育て支援サイトが表示されるかと思います。
ちなみに、大阪ではこちらがヒットしました。
→おおさか子育てネット
こちらのページを見てもらっても分かるのですが、色々と開催されすぎていて、一体どこで相談すればわからないと思います。
その場合は恥ずかしがらずに、サイトから連絡するか直接市役所に行って相談箇所を教えてもらったほうが楽です。
働いているママに特に多いのですが、市や町をあまり頼らないママが多いですね。
でも、税金を払っている以上しっかりと頼ったほうが得ですよ。
児童相談所に相談することは恥ずかしいことではありません!
児童相談所もまた、イライラと怒ってしまうママの悩みを解決してくれる場所です。
児童相談所は虐待されている子供が行く場所、虐待されている子供を見つけたら通報する場所といったイメージが持たれていますが、
本来児童相談所は各地域の子育て相談所でもあるのです。
ちなみに児童相談所は市町村によって細かく分かれています。
自分の地域の管轄を調べてから相談しましょう。
こちらも大阪の例となりますが、大阪だけでこんなにもあるのです(汗)
大阪府児童相談窓口
児童相談所に自ら足を運んで相談することは恥ずかしいことではありません。
児童相談所で相談をしようと頑張ってるあなたは素敵なママですよ。
緊急の相談(連絡)先もあります
もし感情に任せて我が子を叩いてしまう場合、悠長に相談先を探している場合ではありませんよね。
その場合は「189(いちはやく)」に電話をして下さい。
この電話番号は児童相談所への緊急連絡先です。
どこの地域から電話をしても近くの児童相談所へと電話を繋いでくれます。
(携帯電話からでも繋がります)
この緊急連絡先は24時間・365日対応しているのでいつでも電話が繋がります。
こんなことで電話して良いの?と悩む必要はありません。
児童相談所は家庭からの相談に応じることが、業務の一つと決められています。
まとめ
子供にイライラをして怒ってしまう場合の対処法を書いてみました。
何度も書くように、「怒ってはいけない」のではないのです。
正しくは、「感情的に怒ってはいけない」のです。
感情的に怒ってしまう場合は一旦落ち着いて、本当に怒るべきことなのか考える瞬間が必要です。
しかし、ママも一人の人間です。誰だって感情的になってしまうことがあります。
自分一人では感情がコントロール出来ない場合があるのは仕方のないことです。
そんな場合は誰かに相談することによって、いち早く問題が解決する場合があります。
母親などの身近な人や市町村のサービスを積極的に活用して、子育ての悩みを解決しましょう。
逆に、子どもがイライラと怒りっぽいのもまた問題です。この場合の解決法もまとめました。
知り合いで、児童相談所に子育てを相談して一時保護させた子供がいます。一時保護された理由はわかりません。
現在、子供は施設で生活しています。いつ親元に帰ってこれるかも未定です。何でもかんでも、児童相談所に相談するのはいいものなのでしょうか。
自分の母親に相談すると言っても、その母親に感情的に怒られてつらい子供時代を過ごした人も多いのでは?
コメント途中で間違えて送信してしまいました。
続き・・・イマイチこういったネットで世間にありふれてる子育てに対しての解決策を我が子に実行しても効果が無い。当たり前ですね。子ども自身がひとりひとり違うのだから。それに子供のその時の気分によっても同じ言葉がけで違った応答がある。母を疲れさせ、たくさん頭を悩まさせ、振り回す子供だけど、だからこそ子育ては面白い・・・と改めて思いました。