赤ちゃんはインフルエンザの予防接種をいつから(何歳)受けられるの?
寒い季節になると、毎年のようにインフルエンザが流行します。
赤ちゃんがいる家庭は、赤ちゃんがインフルエンザに感染しないか心配ですよね
インフルエンザは予防接種を受けることで、発症・発症後の重症化を抑えることができますが
インフルエンザの予防接種を、赤ちゃんは何歳から受けられるのでしょうか?
今回の記事では、
「赤ちゃんはインフルエンザの予防接種をいつから受けられる?」と
その他赤ちゃんがインフルエンザの予防を接種をする上で、
「親が知っておいたほうが良いこと」をまとめました。
このページの目次
予防接種はいつから受けられる?
生まれたての赤ちゃんは。インフルエンザの予防接種を受けることは出来ません。
インフルエンザの予防接種は、生後6ヶ月から受けることができます。
しかし病院によっては、1歳以上でないと予防接種をしてくれない病院もあります。
なぜ1歳以上を対象にしているのかと言いますと、
1歳未満の赤ちゃんはインフルエンザ予防接種を受けたとしても、「免疫がつきにくいから」と言われています。
つまり予防接種は、生後6ヶ月を過ぎれば受けることができますが、
1歳未満の赤ちゃんは免疫がつきにくいですよ、と言うことなのです。
当然、全く無意味を言うこともありませんので、
1歳未満の赤ちゃんにインフルエンザの予防接種を受けさせる場合は、
1歳未満でも接種してくれるかどうか病院に相談してみると良いでしょう。
インフルエンザは毎年2回受けたほうがいい
インフルエンザの予防接種は、年齢によって受ける回数と量が違います。
- 6ヶ月以上3歳未満⇒0.25mL×2回接種
- 3歳以上13歳未満⇒0.50mL×2回接種
- 13歳以上⇒0.50mL×1回接種
13歳未満の子供には、「年2回以上の予防接種が好ましい」とされています。
予防接種は1回で良いと思っているママが多いかと思いますが、インフルエンザ予防接種の場合は2回打てば予防効果が高まります。
なぜならインフルエンザワクチンは、1回接種しただけでは免疫が体内にしっかり定着せず、効果が約1ヶ月で弱まるからです。
それが2回目の予防接種を受けると、免疫力がしっかりと定着するわけですね。
では「なぜ13歳以上の人は、1回の接種で良いのか?」と疑問が生じますが
13歳以上の人は「過去に1度はインフルエンザに感染しているだろう」という想定されます。
一度でもインフルエンザに感染したことがある人は、少しだけでも免疫を持っています。
免疫がある人が一度予防接種を受けると、免疫機能を呼び起こす(ブースター効果)ことができるのです。
13歳以上の人でも、予防接種を2回受けることは何ら問題がありません。
しっかりと免疫がつくのでおすすめと言われています。
予防接種を受けられない事もある
赤ちゃんが生後6ヶ月を過ぎていたとしても、予防接種を受けられない時があります。
- 37.5℃以上の発熱がある時
- 前回の予防接種から定められた期間が空いていない時(前回が生ワクチンなら27日間以上・不活化ワクチンなら6日間以上空けなければならない)
- 過去にインフルエンザワクチンを接種してアナフィラキシーショックをおこしたことがある人
- その他、予防接種を受けることが不適切と医師が判断した時
予防接種を受ける前に、これらに当てはまらないかを確認しておきましょう。
特に赤ちゃんや子供は、様々な予防接種を受けているので、母子手帳で予防接種をした時期の確認をしましょう。
インフルエンザの予防接種の費用は全額自己負担
インフルエンザの予防接種には費用がかかるのでしょうか?
(インフルエンザだけではなく全ての)予防接種は「定期接種」と「任意接種」に分けられます。
インフルエンザの予防接種は後者の「任意接種」に該当するので、全額自己負担になり、
一回あたり2,500円~4,500円前後の費用がかかります。
病院によってインフルエンザの予防接種にかかる費用は違いますので、
病院で予防接種の予約をする時に事前の確認をしておきましょう。
任意接種
任意接種とは、国から定められてる予防接種ではないので、「予防接種を受けたい」と希望する人が病院に行って受ける予防接種です。
これは自主的に受けるものなので、全額自己負担になることがほとんどです。(自治体によっては助成金が出ることもあります。)
定期接種とは?
定期接種とは、国が定めている年齢に子供がなった時に、受けるようにと勧めている予防接種です。
その予防接種は、感染力が高く予防の必要が大きくある、とされている病気が対象になっています。
定期接種は国が決められた期間内に受けることで、基本的に無料で受けることができます。その期間を逃してしまうと実費になるので注意が必要です。
予防接種は家族全員が受けたほうが良い
大人より弱い赤ちゃんだからこそ、インフルエンザにならないように予防接種を受けるという考えは間違っていません。
(実際インフルエンザに罹った場合、赤ちゃんの方が重篤化しやすいでしょう)
しかし赤ちゃんが予防接種を受けていたとしても、
他の家族がインフルエンザを発症すると、赤ちゃんもインフルエンザに発症する可能性があります。
というのもインフルエンザの予防接種は、インフルエンザの感染を抑える効果はありません。
インフルエンザの発症と発症した時の重症化を、抑える効果があるのです。
ですので赤ちゃんだけでなく一緒に生活している家族全員が、インフルエンザを発症しないようにすることが重要です。
そのためには、赤ちゃんだけでなく家族全員がインフルエンザの予防接種を受けておいた方が良いのです。
産まれたばかりの赤ちゃんは免疫がある
インフルエンザの予防接種を受けることができる年齡は、冒頭でもお話したように「生後6ヶ月以降」(病院によっては1歳以上)です。
そうなるt
「生後6ヶ月までにインフルエンザにかからないだろうか_」と心配するママがもいるのではないでしょうか?
産まれてすぐにインフルエンザにかかることが、あまり赤ちゃんはありません。
なぜなら、産まれてすぐに外出することはありませんので、外の空気に触れることがないからです。
赤ちゃんは、ママから免疫を持った状態で産まれてきます。
さらに母乳で育てている場合、母乳を通してママから免疫を貰いますので、インフルエンザになることはあまりないのです。
ちなみにママから貰う免疫は、生後6ヶ月頃からなくなってくると言われています。
このことからも生後6ヶ月を過ぎてから、インフルエンザの予防接種を受けることを検討すれば良いでしょう。
まとめ
インフルエンザの予防接種は、生後6ヶ月を過ぎたら受けることができます。
インフルエンザの予防接種は2回受けることで免疫がつきやすくなりますので、
接種するのであれば、1回よりも2回接種することにしましょう
赤ちゃんがインフルエンザを発症しないためには、赤ちゃんだけでなく家族全員がインフルエンザの予防接種を受けるべきです。
インフルエンザの予防接種って効果があるのか疑問に思っている方は多いようです。