アレルギー持ちの子供が外食する時の注意点とオススメの飲食店(レストラン)
お子さんがアレルギー持ちですと、外食に悩みますよね。
アレルギーに対応したメニューがあるお店ばかりではありませんし、
ご飯を持ち込みができないお店もあります。
アレルギーの子供がいる場合、どのようなことに気をつけて外食をすれば良いのでしょうか?
また、アレルギー持ちの子供に対応したメニューが豊富な店は、どこにあるのでしょうか?
アレルギーを持った子供と外食する時の注意点と、
アレルギーの子供がいる家庭におすすめの飲食店をまとめました。
このページの目次
アレルギーの子供と外食する時の注意点
アレルギーがあるから、外食を控えている家庭もあるかと思います。
しかし旅行にいった時や、遠出した時には外食をしなくてはいけない場面もありますよね。
アレルギーのある子供と外食する時は、下記のことに気をつけましょう。
持ち込みOKかを、お店に事前確認する
外食を考えている店に、「持ち込みOKかどうか」を事前に確認しておきましょう。
重度のアレルギーがある場合、微量でもアレルゲンが食べ物に入っていると、アレルギー症状を発症します。
特に卵や乳製品など、飲食店では「同じ器具」で調理してることが多いので心配です。
そのため外食する際は、慎重になって当然です。
お店によっては、子供がアレルギーを持っていることを説明すると、
食べ物の持ち込みを快くOKしてもらえる事があります。
しかし食べ物の持ち込みを断っているお店もあります。
お店に行ってから確認した場合、断られる可能性があります。
嫌な顔をされる場合もありますので注意が必要です。
ですので食べ物を飲食店に持ち込みする場合は、
お店に行く前に「持ち込みがOK」かの確認電話をしましょう。
原材料が分かりやすい食べ物を注文する
アレルギーの子供の為に、低アレルゲンメニューが用意されている飲食店があります。
低アレルゲンメニューとは、7大アレルゲン要素を含まないメニューのことを言います。
(お店によっては5大アレルゲン対応の場合も有り。)
7大アレルゲン要素は下記の食品です。
- 卵
- 乳製品
- 小麦
- エビ
- カニ
- 蕎麦
- 落花生
これらの成分が入っていないと分かっていれば、安心して注文できますね。
食べ物の持ち込み不可の場合は、アレルギーに対応している料理や原材料がわかる料理を注文しましょう。
アレルギー持ちの子供におすすめの飲食店・レストラン
低アレルゲンメニューが用意されていると、安心して注文ができますよね。
大手チェーンのファミリーレストラン(ファミレス)では、最近低アレルゲンメニューが用意されているお店が多いようです。
しかし注意しなくてはいけないことがあります。
食器や調理器具は、アレルギー用に分けていません。
つまり通常の料理と同じ調理器具を使い、食器に盛り付けられています。
ですので重度のアレルギーを持っている子供の場合は、注意しましょう。
(お箸やスプーンを持参するのが1つの手です。)
アレルギーの子供でも楽しく外食ができる飲食店を、下記にまとめました。
ガスト
ガストではお子様メニューが用意されています。
お子様メニューの1つに、アレルギーに対応したお子様プレートがあります。
ガストのアレルゲンお子様プレートは、7大アレルゲン(卵・乳・小麦・そば・落花生・カニ・エビ)を使用していない料理です。
【ガスト公式ホームページ】
ガスト公式ホームページ
ココス(COCO’S)
ドラえもんがイメージキャラクターになっているココスでは、低アレルゲンに対応したお子様メニューが5つもあり、豊富です。
低アレルゲンに対応したメニューはこちらです。
- 低アレルゲン四角いハンバーグプレート
- 低アレルゲンおこさまカレー
- 低アレルゲンおこさまクリームスパゲッティ
- 低アレルゲン米粉パン
- 低アレルゲンいちごアイス
特に嬉しいのは、デザートもアレルギー対応されていることですね。
低アレルゲンメニューでは、
「卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆・カニ・エビ」
すべて使用されていません。
【ココス公式ホームページ】
ココス公式ホームページ
ロイヤルホスト
ロイヤルホストでは、低アレルゲンのキッズメニューが2種類用意されています。
- 低アレルゲン おこさまハンバーグプレート
- 低アレルゲン おこさまカレーライス
低アレルゲンのキッズメニューでは、7大アレルゲン(卵・乳・小麦・そば・落花生・カニ・エビ)を使用していません。
【ロイヤルホストホームページ】
ロイヤルホストホームページ
かっぱ寿司(回転すし)
かっぱ寿司では、アレルギー対応したお子様メニューはありません。
しかしホームページ内で、アレルゲンを指定すると、アレルゲンが入っていないお寿司が表示されてます。
ですので子供のアレルギー要素になる食品を選択し、検索結果に表示されているお寿司を食べると良いでしょう。
【かっぱ寿司公式ホームページ】
かっぱ寿司公式ホームページ
讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺(うどん屋)
丸亀製麺では、アレルギー対応したお子様メニューはありません。
しかしホームページでは、メニューごとに成分表の明記があります。
うどんがメインになる丸亀製麺なので、うどん関係のメニューには小麦が使われています。
ですので小麦アレルギーがある子供は、避けるしかありません。
小麦以外のアレルゲンが使われていないメニューが豊富です。
小麦以外のアレルギーの子供は、食べられる物が沢山ありますのでおすすめです。
ただし小麦が付着する可能性を考えると、小麦アレルギーの方は避けた方が良いでしょう。
【讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺ホームページ】
讃岐釜揚げうどん 丸亀製麺ホームページ
モスバーガー
モスバーガーでは、7大アレルゲンを使用していない、キッズメニューが2種類用意されています。
- 低アレルゲンバーガー・ポークセット
- 低アレルゲンモスライスバーガー・ポークセット
低アレルゲンメニューにはおもちゃも付いているので、子供は喜びます。
【モスバーガーホームページ】
モスバーガーホームページ
お店が持ち込みを断るには理由がある
子供にアレルギーがあるから、食べ物の持ち込みをしたいと伝えても、お店によっては断られます。
「子供がアレルギーなのだから、食べ物の持ち込みを許してくれても良いのに。」
という気持ちになりますよね。
しかし持ち込みを断る事情がお店にはあるのです。
お店は「食べる場所」と「食べ物」を提供して、利益を得ています。
そこに食べ物を持ち込まれては、利益の低下に繋がります。
そもそもマナーの問題でもあります。
お店に食べ物を持ち込むという行為は、一般的に非常識にあたる行為です。
上記の2点の理由だけで、飲食物の持ち込みを断っている場合なら、アレルギーの理由を話せば持ち込みを快諾してもらえることでしょう。
しかしもう1つ理由があります。
飲食店が持ち込みを断るもう1つの理由は、食中毒の問題です。
お店が提供している食べ物で食中毒になった場合、お店は営業停止処分を受けます。
そしてアレルギーの子供のために持ち込まれた食べ物で、食中毒になった場合もお店は処分を受けることになるのです。
お店側からの立場を考えると、自社で提供した物でない食べ物で、営業停止になるのは困ります。
ですので持ち込みを承諾するお店は良心的に対応しているのであって
「アレルギーだから持ち込みは当たり前」と思ってはいけないと理解しておきましょう。
まとめ
アレルギーがある子供を連れて外食する場合の注意点は「2つ」です。
1つは、食べ物を持ち込む場合はお店に事前連絡をすることです。
もう1つは、原材料のわかる料理を注文することです。
大手の飲食チェーン店では、低アレルゲンメニューを用意しているお店が多くあります。
ですので低アレルゲンメニューを注文するのもオススメです。
外食することは、子供にとって社会体験になりますので、外食をしないように徹底する必要はありません。
しかし外食をする時は、アレルギーを発症しないよう注意を払いましょう。
食物アレルギーが発症した場合、どのような症状が出るのでしょうか?