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子供が奇声や大声をあげて困る!もしかしたら病気?叫ぶ原因や対処方法をまとめました

泣く子供

家の中・外出先、所構わず奇声や大声を出す子供に、困っている親は多いものです。

静かにするように注意しても、幼い子供は言葉を理解することができず、わかってくれません。

幼い子供の場合、「子供はそういうもの」と納得することが出来ますが、
ある程度大きくなって、言葉も理解できるようになった子供の場合はどうでしょう?
「もしかしたら障害があるのでは?」と心配する親もいることだと思います。

今回は、「子供が奇声や大声をあげる」原因や対処法についてお話します。

幼児の奇声は何歳まで?

住宅街やマンションに住んでいると、子供の声がうるさくないかと心配になります。

赤ちゃんや幼児を連れての外食や、電車に乗っている時など、外でも子供の大声は気になります。
子供が騒ぐと、家の窓を開けることすら、怖くなってしまいます。

でも安心してください。
子供の奇声は、3歳前後からおさまっていきます。

3歳前後になると、自分の言いたいことや思っていることを言葉にするようになります。
ですので奇声や大声が減るのです。

しかし言葉を話せるようになっていても、奇声をあげる子供もいます。

一概に何歳になったら大声や奇声が止まるとは言えません。
個人差はありますが、成長とともに収まっていくでしょう

奇声や大声をあげる原因と対処方法

手のひらのQ
幼い子供は特に何があったわけでもなく、急に「キー!」「キャー!」などと、奇声や大声をだします。

言葉が話せないので、奇声や大声で感情を伝えることもあります。
これは異常行動ではなく、成長過程でごく一般的な子供の行動なので心配する必要はありません。

それでは、どういった場合に幼児が「奇声や大声をあげるのか」見ていきましょう。

興奮している時

楽しいことがあったり、わくわくしていたりする時など、気持ちが興奮している時に、奇声や大声をあげることがあります。

【対処方法】
子供が楽しんで興奮しているのであれば、無理に落ち着かせる必要はありません。

しかし時と場合によっては、静かにしなくてはいけない場面もあります。

そのような時は、抱っこをしたり他のおもちゃを渡したりして、子供の気を反らしましょう。
子供の気持ちを反らすことで、興奮が治まりやすくなります。

要求がある時

抱っこしてほしい、遊びたいなど赤ちゃんがしたいことがある時、奇声をあげて気持ちを表現します。

【対処方法】
子供の要望に応えることが可能な状況でしたら、応えてあげましょう。

子供のしたいことができると、自然とおとなしくなることが多いでしょう。

状況によっては、子供の要望に応えられない時もあります。

子供の要望に応えられない場合は、「シー」というサインをすると一時的に気を反らせます。

「シー」のサインを繰り返しておこなうことで、子供は徐々に静かにしなくてはいけないと学習します。

不安に思う時

恐怖心があったり、親が近くにいなかったりすると、子供は不安な思いをして、奇声や大声をあげる場合があります。

【対処方法】
子供が不安に思っている時は、子供のそばにいてあげるようにしましょう。

家事で忙しい時があれば、10分でも良いので、子供の気持ちを落ち着かせることを優先しましょう。

子供のそばにいる他に、子供を抱っこして気持ちを落ち着かせる方法もオススメです。

言葉にできず、もどかしい時

2.3歳にもなると、ある程度言葉を発せられるようになりますが、表現できない言葉もあります。

言葉が話せないことで、もどかしい気持ちを表現するために、奇声をあげることがあります。

【対処方法】
親が子供の気持ちを代弁すて話すことで、子供は理解してもらえたと思います。

そうすることで、徐々に子供の気持ちが落ち着いていくでしょう。

成長とともに言葉が上達しますので、もどかしさが減り奇声も減っていきます。

機嫌が悪い・不快感がある時

おむつが汚れていて気持ちが悪い、お腹が空いていて機嫌が悪いなど、体に不快感がある時や機嫌が悪い時の表現として、奇声をあげます。

【対処方法】
おむつが汚れていないか確認し、汚れていたら交換します。
またお腹が空いて機嫌が悪くなっている場合は、ミルクを飲ませたりご飯を食べたりすると、機嫌がよくなります。

眠い時に機嫌が悪くなる子供は多くいます。
そのような時はだっこをして、寝かせつけてみましょう。

病気・発達障害の可能性

病気や障がいが原因で、大声や奇声を上げる子供もいます。

大声や奇声で悩むママの多くは、この「病気ではないか?」「障がいではないか?」で悩むことが多いです。

【対処方法】
病気や発達障害が考えられる場合は、早めに病院で受診をしましょう。

発達障害は、3歳前後までは判断しにくいことが多いです。
ですので4.5歳を過ぎても、奇声や大声がひどい場合は、病院で相談しましょう。

素人が判断することは非常に難しく危険です。
病気や発達障害の可能性を感じれば、速やかに病院で診てもらいましょう。

大声をあげる子供への対策方法

耳を塞ぐ子供
言葉が上手に話せない子供だからこそ、奇声や大声をあげるのです。

お腹が空いた時に大声を上げて泣くのは、お腹が空いたと言えない年齡だからです。
年齡によって、話せる言葉のレベルは違います。

奇声や大声対策は、年齢別に対策をしていく必要があります

0~3歳前後の場合

生活リズムを整える

子供は生後5.6ヶ月以降にもなると、夜はまとめて眠るようになります。
朝は起きて、昼寝をし、夜は眠るリズムを作ります。

眠気があると、子供はイライラして不機嫌になりますので、精神面で安定させる為に生活のリズムを整えましょう。

外で遊んでストレス発散

自分で歩けるようになれば、外遊びを沢山すると良いでしょう。

外に出ることで、環境が変わります。
いつも家の中で遊んでいると、視界も慣れて飽きが出ます。
動き回れる行動範囲が限られていますので、子供のストレスも溜まってしまいます。

ですので外で体を沢山動かし、ストレス発散をさせましょう。

また体を沢山動かすことで、子供は疲れますので、夜ぐっすり眠らせるためにもおすすめです。

家と外で出して良い声をしつける

電車や、お店などでは静かにしないといけない場面があります。
公共の場で、うるさくしていると、周りに迷惑になります。

静かにしなければいけない場所が子供にもわかるように、しつけていく必要があります。

おもちゃで気を反らすのも1つの手ですが、「シー」とポーズを取ったり、「静かにしようね」と話しかけてください。

しかし大人ほど注意力がない子供は「静かにしないといけないこと」をすぐ忘れてしまいます。

ですので繰り返し、「静かにしないといけないこと」をしつけることで、子供も理解していくようになります。

4~5歳以降の場合

奇声が落ち着くのは、3歳前後の子供が多いです。
しかし4.5歳になっても、奇声が治まらない子供がいます。
何度しつけても奇声がなおらない場合は、発達障害の恐れがあります。

成長には個人差がありますので4.5歳になっても奇声が治まらないからといって、必ずしも発達障害というわけではありません。

発達障害は自己診断できることではありませんので、疑わしい場合は、病院に相談しましょう。

何科にいけば良い?と疑問に思う方もいるかと思います。

小児科は子供の病気や障害を全般に扱っていますので、発達障害かもしれないと思ったら、小児科で相談しましょう。

大声を出すことで考えられる障害

積み木であそぶ子供

奇声をあげることで、考えられる障害は主に発達障害が考えられます。

発達障害にはいくつか種類がありますので、それぞれの特徴をみていきましょう。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、年齢や発達に見合わない行動があり、日常生活に支障がおこる障害です。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の代表的な特徴は、下記の3つに分けられます。

  1. 集中力がない
  2. じっとしていられない
  3. 衝動的に行動してしまう

他にも忘れ物が多く、片付けや整理整頓が苦手という特徴もあります。

幼い頃には奇声を発したり、一般的ではない行動をしたりと、比較的障害があるとわかりやすい傾向にあります。

しかし軽度な症状の場合は、障害と気が付かれないまま大人になり、大人になってからADHDだったと診断されることもあります。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、知能の発達に問題がありません。
そのため周囲から発達障害があるということが気づかれにくく、本人も障害があると気がつかない場合があります。

特徴としては下記の行動が挙げられます。

  1. 記憶力が良い
  2. 興味あるものには対しての集中力が良い
  3. コミュニケーション能力が低い
  4. 想像力に乏しい

人の気持ちを理解することができず、思ったことをストレートに発言するので、時に相手を傷つけてしまうことがあります。
ストレートな表現のため、場の空気を壊してしまうことも。

しかしずば抜けた才能を発揮することもあり、興味があることに没頭していると、周りが見えなくなるほど集中します。

目立った異常行動があるわけではないので、「変わっている人」程度で、障害があるとは思われにくいのです。

しかし人目を気にしない為、急に大声を出したり奇声をあげて気分をスッキリさせたりのような、行動をする人が多くいます。

自閉症

自閉症は、先天的な障害で、脳の機能が発達しきれていないことで起こります。
脳のどの部分に障害があるのかは、解明されておりません。

自閉症の特徴としては、コミュニケーション能力が欠けていて、精神と行動が不安定です。
音に敏感で、大きい音がするとパニックになることもあります。

自閉症は重度な症状の場合、周りからみると障害とわかります。
ですので学校生活や私生活などで、周囲の人からの理解を得られやすくなります。

しかし軽度な症状の場合、健常者と見た目が変わらないため、自閉症と気が付かれないことが多いのです。
症状が軽度の場合は「少しかわっている人」「常識がない人」などという認識にされることが多々あります。

自閉症の発症率は、500人に1人といわれています。
軽度の自閉症の人をあわせると、100人に1人とも言われています。

まとめ

笑っている女の子
子供の奇声や、大声をあげる行動は、おかしな行動ではありません。
成長の過程で起こる行動ですので、大きな心配をする必要はないでしょう。

言葉が話せない子供の表現方法の1つでもあります。

子供は3歳前後になると、言葉で表現できるようになります。
ですので3歳前後に、奇声や大声が落ち着いてくる子供が多く居ます。
とりあえずは3歳が過ぎるまでは様子見しましょう。

しかし4.5歳になっても奇声や大声が治まらない場合は、病気や発達障害の可能性があります。
心配に思った時は、小児科で相談してください。

子供を静かにさせるために、「静かにしていたらおやつをあげる」と報酬を与える対処方法もあります。
しかし欲しいものがある時に、奇声や大声をあげる癖がつく可能性があるので、注意が必要です。


大声とは別に「夜驚症」と言う病気があります。夜に騒ぐ場合もしかしたら夜驚症かもしれません。

幼稚園や保育園に行きたくないとグズる場合は、この方法を使って通園しましょう!

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ママライターR

ママライターR

子育てペディア編集長のRと申します。小学3年生の息子と小学6年生の娘を持つ2児の母(34歳)です。私の子育て方針は「のびのび」です♪子供の自我を抑え込み過ぎず、心の広い寛大な子供に育つよう心がけています。

コメント

  1. 記憶を辿れば より:

    私は小学校に上がるまで、いや、もしかしたら上がった後も、奇声を上げる子どもでした。九州の地方都市の役所やお店が近い街ナカで育ちました。奇声には色んな意味がありました。第1に空に吸い込まれる声とやまびこのような反響に耳を澄ませ、余韻まで音を楽しむ。その後に車の音などが戻ってくるような感覚までも。第2に全身を使って甲高い声を一気に絞り出すことでストレス発散。そして何より第3、母が「まぁ、スゴイ声!」ってビックリして言うのを、褒められた!と勘違いしていたのです。だからむしろ得意顔していたと思います。にこにこして凄いでしょ、と思っていました。12時になると近くの消防署が時報代わりにサイレンを鳴らしていたので、それに合わせて張り合ったり。小2で引っ越したので止めました。奇声をあげるのにお気に入りの場所は自宅の庭だけだったからです。引越し先の庭は反響の良い作りではなかったので。大人になった今考えても発達障害は特にありません。子ども時代の楽しみとしてやっていました。もう高校生になる娘がいますが、彼女は全くやりません。

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