電動鼻水吸引器(鼻水取り器)って危険なの?上手な使い方は?
子供が鼻をかめるようになるのは2歳~4歳のようで、それまでは親が鼻水を取って上げる必要がありますよね。
しかし垂れてきた鼻水をティッシュで拭いてると、延々と拭かないといけませんし、
ママが吸うタイプの鼻水吸引器は、意外と吸い出せず疲れてしまいます。
そこで役立つのが、電動で鼻水を吸い取れる「電動鼻水吸引器(鼻水取り器)」です!
しかしこの電動鼻水吸引器、「危険だから使わないほうが良い」と言う人もいるようです。
確かに電動の道具を赤ちゃんや子供に使うのは少し怖い面があります。
はたして電動鼻水吸引器って危険なのでしょうか?
このページの目次
電動鼻水吸引器って危険なの?
電動鼻水吸引器は危険なのかどうかですが、「使い方によっては危険」と言えます。
大人が使う分には、痛かったら電動鼻水吸引器の使用を止めれば良いのですが、
赤ちゃんの場合は痛いということを伝えられません。
ですので電動鼻水吸引器は、安全に使う必要があります。
電動鼻水吸引器の安全な使い方は下記の通りです。
長時間使いすぎないように
電動鼻水吸引器は「短い時間」「連続して」使うようにしましょう。
これは逆に言いますと、電動鼻水吸引器で長時間鼻水を吸わないようにした方が良いということです。
なぜ長時間使ってはいけないのかと言いますと、ノズルを使って空気を吸い込む際に、空気が少ないと「耳」を痛めるからです。
また赤ちゃんや子供の粘膜は弱く、長時間触っていると炎症したり出血したりする可能性があります。
ですのでノズルを鼻に刺す時間は、短時間(3~5秒ほど)にし、こまめに何度も鼻水を吸い出すようにしましょう。
鼻の穴を塞がない
ノズルを刺していない方の鼻の穴は塞がないで下さい。
ノズルを刺していない方の鼻の穴を塞ぐと、吸い出す空気の逃げ道が無くなり「耳を痛めます」。
鼻を塞いだほうが鼻水が取れるからと言って、鼻の穴を塞ぐ人がいるようですが、非常に危険ですので止めましょう。
またノズルを刺していない方の鼻の穴を塞いでいないとしても、鼻づまりしている場合は注意が必要です。
鼻の穴が詰まっていると空気を吸い出せず耳を痛めます。
完全に鼻づまりしている場合はいつもより短時間で済ませましょう。
ノズルを深く刺さない
ノズルをあまり深くに刺しすぎると、鼻の粘膜が炎症したり、鼻の奥で出血する可能性があります。
鼻水を取るのに必死になり、どんどんとノズルを深く刺したくなる気持ちはわかりますが、自制しましょう。
鼻の穴に比べて、太さが細いノズルを使うと、どんどん奥に差し込んでしまいます。
鼻の穴のサイズにピッタリあったノズルを使うようにしましょう。
痛いときはやめて病院へ
普段以上に赤ちゃんが泣く場合や子供が痛いという場合は、
鼻の穴や耳に異常がある可能性があるので、使用を中止して病院で診てもらいましょう。
まず考えられるのが中耳炎です。
鼻水を吸う際に、吸引力が強すぎたり鼻の穴が塞がり耳へ負担がかかった可能性があります。
また、急性副鼻腔炎の可能性もあります。
鼻の中にある「副鼻腔」と言う部分に、ノズルが原因で炎症が起きている可能性があります。この場合は歯や頭まで痛みが広がる場合もあります。
いずれにせよ素人判断は出来ませんので、使用をやめて病院で診てもらいましょう。
電動鼻水吸引器の上手な使い方は?
電動鼻水吸引器は慣れるまで意外と鼻水を吸い出すのに苦労しますよね。
電動鼻水吸引器の上手な使い方をまとめました。
お風呂上がりに使う
サラサラで透明な鼻水であれば、お風呂あがりでなくとも吸い出せるのですが
ドロドロで黄色または緑色の鼻水は、市販の電動鼻水吸引器のパワーで吸い出すのはなかなか難しいです。
特に鼻水が奥にあれば、鼻水が全く吸い出せないので、「鼻水は無いのかも?」と錯覚してしまいます。
この場合はお風呂上がりに鼻水を吸うことで、ズバズバ吸い出すことができます。
お風呂上がりは、鼻水に水分が多く含まれ水っぽくなっているからです。
また蒸しタオルを鼻全体に当てることで、鼻水が水っぽくなり吸いやすくなります。
ただし息ができなくなるので、口にはタオルを当てないように注意して下さい。
水分を多く摂取する
こちらもドロッとした鼻水対策なのですが、水分を多く摂取すると鼻水の水気が増し、吸い取りやすくなります。
また、鼻水をずっと出していると水分不足になる可能性があります。
その意味でも水分は多く摂取した方が良いでしょう。
先端の角度を変える
ノズルを鼻に刺しただけでは上手に鼻水を吸えないことがあります。
ここでノズルを鼻の内側に向けたり外側に向けたりと、「角度を変えて吸うと」鼻水が吸い出せるスポットが見つかります。
ノズルを置くに差し込むイメージではなく、先端を360度回すイメージです。
あまりグリグリ動かすと、赤ちゃんや子供の鼻の下が赤く炎症しますので、ほどほどにしましょう。
ノズルの先端で鼻の穴を塞ぐ
ノズルの先端は、細いタイプから太いタイプまであります。
この細いタイプは、奥まで入れられるために細くなっているわけではなく、鼻の穴が小さい赤ちゃんのために用意されています。
ノズルの先端を鼻に刺したとき、鼻の穴がノズルで塞がっているかどうか確認しましょう。
ノズルが細いために鼻の穴が塞がっていないと、鼻水はあまり吸い出せません。
ですので赤ちゃんの鼻の穴にぴったりあったノズルを使用しましょう。
電動鼻水吸引器は何歳から使える?
電動鼻水吸引器は何歳から使えるのでしょうか?
例えば1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんにも使用して良いのでしょうか?
答えは、電動鼻水吸引器の使用に年齢制限はありません。
ですので1ヶ月や2ヶ月の赤ちゃんにも使用して問題はありません。
ただし小さな赤ちゃんは鼻の穴が小さく空気の逃げ道があまりありません。
ですので電動鼻水吸引器のパワーは最低レベルにセットしましょう。
また、鼻の中は子供以上に弱くなっていますので、グリグリ動かさず優しく吸い出しましょう。
当然、長時間の使用は避け短時間の連続使用を意識して下さい。
まとめ
電動鼻水吸引器は、使い方によっては危険な道具となっています。
ですので使い方には注意が必要で、特に「空気の逃げ道があるかどうか」は意識しておきましょう。
鼻の穴を塞いだり、鼻が完全に詰まっているときは、短時間の使用にする必要があります。
このページに書いている方法を使って、鼻水を綺麗に取り中耳炎や風邪の予防対策をしましょう☆
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