小学校・中学校の転校手続き手順教えます!
急な引っ越し・家庭の事情など、様々な理由により子供の学校が変わってしまう「転校」。
転校は頻繁に起きるわけではないので、直面した時、どのような手続きをすれば良いかわからない人がほとんどですね。
そこで今回は小学区・中学校の転校手続きについての情報をまとめました。
このページの目次
小学校・中学校の転校に必要な手続き
小学校中学校を転校する際には、必要な手続きがあります。
どのような手続きが必要なのか、どのような手順で進めれば良いのか説明します。
小学校・中学校(担任の先生)に連絡をする
転校が決まったら、まずは学校に連絡をしましょう。
子供のクラスの担任の先生に、「引っ越すことになったので転校します。」と、伝えると良いでしょう。
転校する事を他の生徒に秘密にしておきたいと思う家庭もあります。
まだ引っ越すことを公にしたくない場合は、転校や引っ越しについて先生に口止めをお願いしましょう。
口止めをお願いしていない場合は、子供が転校する・引っ越しすることが、周囲に知れ渡る可能性があります。
ですので転校・引っ越しの事実を内密にしたい場合は、事前に伝えておきましょう。
学校から必要書類を貰う
転校をすることを担任の先生に伝えると、後日、転出届(学校により呼び名が違う)が渡されます。
この転出届は子供伝いに手渡されることが多いです。
転出届には必要事項を記入して、再度小学校側に提出します。
すると転校に必要な書類を、希望日までに用意してもらえます。
【学校から渡される転校に必要な書類】
- 在学証明書
- 教科書支給証明書
この転校に必要な書類は、保護者に直接手渡されます。
登校最終日に渡されることが多いので、学校へ出向きます。
この時に学校への最後の挨拶も兼ねると良いですね。
学校は入学した際に子供の名前が入ったゴム印鑑を提出します。
このゴム印鑑が、必要書類と一緒に返却されます。
このゴム印感は新しい学校でも提出する必要がありますので、なくさないように注意しましょう。
役所に行って転居の手続きをする
次は役所での手続きになります。
引っ越し先が同じ市内の場合は、転居の手続きを行います。
市が変わる場合は、住んでいる役所に行き、転出の手続きを行ってください。
その後、新しく住む地域の役場へ行き、転入の手続きを行います。
転居または転入の手続きが終わると、次は教育委員会に行きます。
教育委員会には新しい住民票を提出する必要があるので、住民票を取得しておきましょう。
教育委員会に行く
転居または転入の手続きの後は、そのまま教育委員会へ行きます。
(教育委員会は同じ役場内にありますので、一度に手続きを済ませられます。)
【教育委員会に提出するもの】
- 新しい住民票
- 転出証明書
- 前の学校で渡された在学証明書
転出証明書は、前に住んでいた地域の役場で、転出の手続きを行った際に交付されるものです。
上記の書類を提出すると、入学する学校が指定され、「転入学通知書」が貰えます。
新しい小学校・中学校に必要書類を提出する
今までの手続きで集めた書類を、新しい学校に提出します。
【新しい小学校・中学校に提出する書類】
- 在学証明書
- 教科書給与証明書
- 転入学通知書
これらの書類を提出すれば、転校の手続きは終了です。
新しい学校に書類を提出する際は、事前にいつ行けば良いかを学校側に確認しておきましょう。
転校先の小学校・中学校での手続きは子供と一緒に行く
転校先の学校へ手続きをする場合、学校側に電話で問い合わせをしてください。
学校側指定の日時に学校へ訪問し、手続きを行いましょう。
そして新しい学校へ手続きに行く時は、子供と一緒に行くことをオススメします。
子供が一緒に行った方が良い理由はこちらです。
先生に子供の性格、特徴を伝える
新しい学校に必要な手続きに行くと、既に担任の先生が決まっている場合があります。
新しい担任の先生が決まっている場合、事前に子供と顔を合わせることができます。
担任の先生には子供の性格や特徴を、この時に伝えておきましょう。
特に自毛が茶色い子供は、事前に染めていないことを伝えた方が良いです。
事前に染めていないと担任の先生に伝えておくと、髪色について注意を受けずに済みます。
転校早々に髪染めを疑われるのは子供が可哀想です。
他にも人見知りや、気が弱いなどの内面部分もしっかり伝えておきましょう。
事前に伝えておくことで、先生から子供へのフォローが期待できるのです。
学校の雰囲気を把握できる
新しい学校での手続きを子供と一緒に行くことで、学校の雰囲気を事前に知ることができます。
学校の雰囲気を把握しておけば、子供の不安が少し和らぐことでしょう。
もっと詳しい学校の雰囲気を知りたいのであれば、引っ越し先のご近所さんに聞いてみるのも良いですね。
学校が荒れている、何年生の先生は厳しい、などの情報を入手することが出来る良いきっかけになります。
通学路をチェックできる
子供と一緒に学校へ行くと、通学路のチェックができます。
車通りが激しい道があれば、避けて通るように言い聞かせられますし、通学に何分くらいかかるかも把握できますね。
ちなみに手続きの際、車で学校に行くと通学路以外の道になってしまう場合が多いです。
すると通学路の把握が難しくなります。
危険な箇所の確認や通学にかかる時間がわからなくなってしまうので、学校に手続きへ行く時は、歩いて行くのがオススメです。
学校が変われば必要なものも変わる場合がある
学校が変われば、必要なものが変わる可能性があります。
普段使っていた学校用品が不要になったり、新しく必要になる学校用品があったりします。
不要なものは後から処分すれば問題ありません。
通学用ヘルメットや通学バッグなど、新しく購入するものを転校先の学校へ事前に問い合わせておきましょう。
教科書は市町村によって業者が違います。
教科書は前の学校と同じ教科書を使用している場合、そのまま使用できます。
違う場合は新しい教科書が支給されるので心配はいりません。
体操服や赤白帽、カッターシャツなどは、デザインが違っていてもそのまま使用できることが多いです。
ただし、子供は皆と同じものを使いたがる傾向になります。
集団生活では人と違うものを使用しているだけでいじめの対象になる場合があります。
大人からすれば、「見た目がほとんど変わりないのに」と思ってしまうかもしれません。
ですが「転校」だけでも子供には不安が大きいので、少しでも子供が学校生活を送りやすい環境を整えるようにしましょう。
学校が制服の場合はどうすれば良い?
小学校によっては制服(標準服)があり、転校先にも制服がある場合があります。
中学校であれば学校により指定された制服がありますね。
学校を転校することにより、制服はどうしたら良いのか悩んでいる家庭があるかと思います。
公立の小学校・中学校の場合は、必ず制服を買い換える必要はありません。
ですが子供が他の生徒と違う制服で学校生活を送るのは可哀想ですね。
制服が違うと目立ってしまいますし、皆と違う制服でいじめられることもあります。
ですので転校先の学校で1年以上過ごす場合は、新しい制服の購入をオススメします。
もし卒業間際の引っ越しであれば、制服を買い換えず、転校前の制服で過ごすのも良いでしょう。
また学校によっては「制服バンク」「寄付の制服」などが利用できます。
卒業生がもう使わなくなった制服を無償、または半額以下の価格で購入できます。
他人が使用していた制服に抵抗がない場合は活用してみるのも良いでしょう。
私立小学校・私立中学校に転校する場合は、学校により方針が違います。
必ず規定の制服を購入しなくてはいけない場合がありますので、転校先の学校に問い合わせておきましょう。
転校は子供の心に影響する
転校すると、今まで親しんだ友達との別れがあります。
仲が良かった友達と離れ離れになるだけでも、子供からすると悲しい出来事です。
そして新しい学校に行くことの不安もあります。
『新しい友達ができるかな?』『仲良くできるかな?』『いじめられないかな?』など様々な不安があることでしょう。
親が子供の不安に思う気持ちをサポートする必要があります。
子供の不安を取り除くように心がけ、親自信もママ友を作って親子で交流を持てるようにするなど、努力しましょう。
転校先で子供が安心して学校生活を送れるような情報をまとめています。
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