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風邪をひきにくい体を作る3つの方法は、食事と睡眠と体力づくりです!

 2016/11/15 健康・病気
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寝込む女の子

子供が幼稚園や学校に通いはじめると、集団生活を送るので誰かから風邪菌をうつされて、風邪をひいてしまうことが増えてしまいます。

子供が風邪をひくことで家庭内でも感染することがあるので、できることなら子供には、風邪菌に感染しない強い体になってもらいたいですよね。

では一体どうすれば、風邪をひきにくい体になるのでしょうか?
今回は子供が風邪をひきにくい体を作る方法について、まとめてみました。

風邪をひきやすい子供の原因についてもお話していますので、風邪予防にしっかりと役立ててください!

風邪をひきにくい体を作る方法

元気な女の子
風邪をひきにくい体を作るために重要なことは、下記の3つです。

  1. 正しい食生活を送る
  2. 生活リズムを整える
  3. しっかり体を動かす

この3つをしっかりおこなうことで、風邪をひきにくい体を作ることができます。

それではその体作りの為に、具体的に何をすれば良いのかを見ていきましょう。

正しい食生活をおくる

子供は食べ物の好き嫌いをよくします。特に野菜嫌いな子供が多くいます。

野菜が嫌いであまり食べないからといって、子供の食べられる物ばかり与えて偏った食事になっていませんか?

正しい食生活をおくることが、健康な体作りに繋がります!その為には、栄養のバランスが取れた3食の食事が大切です。

体の土台を作るたんぱく質をしっかり摂る

私たちの体の土台を作るために、大きな役割を果たしている栄養素が「たんぱく質」です。

人間の体は、約16%がたんぱく質で出来ています。
16%と聞くとそれほど多くないように感じますが、人間の約60%は水分ですので、残りの部分の16%を占めていると考えれば、たんぱく質が多いと分かりますよね。

たんぱく質が材料になっている体のパーツはこんなにもあります。

  1. 筋肉
  2. 内臓
  3. 血液
  4. 酵素

これを見てもたんぱく質は、体の土台を作る為に必要な栄養素ということがわかるかと思います。

ですので、たんぱく質をあまり取り入れず偏った食事をしていると、体の土台は脆くなり免疫力も低下して風邪を引きやすくなります!

そして体力・免疫力が低下するだけではなく、成長期の子供は成長が遅くなる成長障害が起こることがあります。
さらに年齢を問わず血管が細くなり、脳卒中の危険性も高くなるのです…!

たんぱく質をしっかり摂取して、体の土台を強くし免疫力を高めることで、風を引きにくい体を作ることできるのです。

たんぱく質が多く含まれる食品

体を強くする為の「たんぱく質」が、多く含まれる食品には下記の食材が上げられます。

  1. しらす
  2. 豆腐・高野豆腐
  3. 豆乳
  4. おから
  5. 鶏のささみ
  6. 干ししいたけ
  7. ピーナッツ

これらの食品には良質のたんぱく質が多く含まれていますので、積極的に食事の材料として取り入ていれましょう!

お肉や揚げ物がなく一見すると質素な食べ物ですが、このような食材が子供のパワーになるのです!

生活リズムを整える

寝不足な子供は免疫力も低下してしまい、体調を崩しやすくなります。

子供の免疫力をアップさせる為に、生活リズムを整えて規則正しい生活を送ることをおすすめします。
特に成長期の子供には早寝、早起きがとても大切です。

早寝早起きで規則正しい生活にする

早寝、早起きをすることは、成長ホルモンに大きく影響します。何故なら成長ホルモンは寝ている間にたくさん分泌されるからです。

そしてその成長ホルモンは、子供の成長を促すだけでなく、疲労回復や体の再生といった働きがあります。

他にも新陳代謝を良くしたり、精神的な安定にも繋がったりと、大きな役割を果たしてくれるのです。

早い時間に寝ることで、朝はスッキリと目覚めることが出来ますし、昨日の疲れがきちんとリセットされますので、子供の体調が整います。
体調が整うことで、疲れにくくなり、免疫力もアップします。

早寝早起きをするだけで体が強くなるなんて、こんなに楽な方法はありませんよね☆
さらに体や脳も朝からしっかり動いてくれるので、体力・学力アップに繋がりますよ。

しっかり体を動かす

適度な運動は筋肉を動かし体の中から温めるので、代謝のアップと共に免疫力アップにも効果があると言われています。

家でテレビを見たりゲームをしたりしている子供よりも、外で遊び回っている子供のほうが体が強いイメージがありますが、その通りです。

家にこもりがちなお子さんの場合は、ママが休日に外へ連れ出してあげましょう!

体温を上げて免疫力をアップさせる

「体温が1度下がると、免疫力は約30%低くなる」と言われています。それだけ体温と免疫力は、深く関わっているのです。

「体温の上昇」は「筋肉の量」と比例しています。すなわち筋肉をしっかり作ることで、体温が上がるということです。

運動をすることで、体が熱くなり体温が上昇して血行が良くなります。
基礎代謝も良くなるので、日頃から安定して高い体温の状態を保てるようになります。

ですのでしっかり運動をして筋肉をつけ、基礎代謝を上げて免疫力のアップに繋げましょう。

NK細胞を活性化させて免疫力をアップさせる

ウイルスに感染したら1番初めに活動するのが、血液の中にある「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」という細胞です。

NK細胞は血液の中をめぐり全身をパトロールしながら、がん細胞・ウイルス感染細胞などを見つけると攻撃する機能があり、病気から体を守ってくれます。
ですのでNK細胞が活発に働くことで、免疫力のアップに繋がります。

ちなみにNK細胞は、体の代謝を上げることで活発に働くようになります。
体を動かすことで代謝は上がりますので、子供を外でたくさん遊ばせることは、NK細胞の活性化にとても有効です。

その他の風邪予防対策

手洗い
上記では子供の免疫力をアップさせて、風邪をひきにくい体を作る方法をお話しましたが、「風邪予防対策」もすれば、さらに風邪をひきにくくなります!

手洗いうがいを徹底する

幼稚園や学校、外遊びから帰って来たら、必ず手洗いうがいをしましょう。

手や喉にはたくさんの菌がついていますので、手洗いうがいをすることで風邪菌が体内に入ることを防げます。

外から帰って来たときだけでなく、食事の前の手洗いも手についた菌を洗い流せるので、風邪予防に効果的です。

温かいお風呂に浸かる

温かいお風呂で体を温めることは、免疫力アップに繋がります。

お風呂にゆっくり浸かることで代謝や血行がよくなり、血液中のNK細胞も活発に働くようになります。

特に冬場は外気温が寒く体の血行が悪くなっているので、少し熱めのお風呂に浸かるようにしましょう。

しかし風邪をひき始めた頃に長風呂をすると、体調が悪化することがありますので控えるように。

インフルエンザは予防接種をする

毎年インフルエンザは流行します。なんで毎年同じ予防接種を繰り返さないといけないのか疑問に思っている人も多いのでは?

人間の体は、1度感染したウイルスに対して抗体ができます。
ですので、同じウイルスが体に侵入したとしても、体の中でウイルスをやっつけることができます。

ですがインフルエンザ菌は、形を変えて新たな脅威となって襲ってくるのです。
インフルエンザの型が同じでも、去年とは違う攻撃性を持ったウイルスに変わっているのです。
そのため毎年インフルエンザの予防接種を、受けることがすすめられているのです。

さらにインフルエンザの予防接種を受けたからといって、必ずインフルエンザに感染しないわけではありません。
しかしそれでもインフルエンザの予防接種に意味はあります。

予防摂取を受けていれば、インフルエンザに感染した時に重症化しません。
予防接種を受けたのにインフルエンザに感染してしまった場合でも、比較的軽い熱で済むことが多いのです。
今回記載している方法で、子供の体の免疫力を高めておけば、安心度はぐーんとアップします!

免疫力の向上とともに、インフルエンザの予防接種も忘れないで行っておきましょう☆

風邪をひく原因を勘違いしている人が多い

マスクとウイルス
そもそも、風邪をひくということに勘違いをしている人が多いです。

「寒い格好してたら風邪ひくよ」「髪の毛をはやく乾かさないと風邪ひくでしょ!」と言って、子供に注意しているママはいませんか?

実際のところ、風邪の原因は寒さではなくウイルスの感染です。
つまり寒い格好をしていようが、髪の毛が濡れて放置していようが、風邪菌がいなければ風邪をひかないのです。

ではどうして冬に風邪をひく人が多くなるのでしょうか?

それは、冬になると外出を控えて、室内で人と関わることが多くなりますよね。
ウイルスは空気感染しますので、一緒にいる人が風邪菌を持っていると、咳をした時に菌が飛び散り、その菌を他の人が吸い込むことで感染の拡大になります。

ですので幼稚園や学校などで、集団生活を送っている子供達は、風邪菌を誰かから貰ってしまいやすい環境にいるのです。

ですが寒いと体温が下がり、体温が下がると免疫力が落ちると言われていますので「寒いから風邪をひく」ということは、間接的要因の視点でみると、無関係とも言いきれません。

風邪をひきやすい子供の原因は?

お薬手帳とくすり
風邪をひきやすい子供は、日頃に生活習慣に問題があります。それではその原因をみていきましょう。

偏った食生活をおくっている

ジャンクフードや、お菓子などを好んでよく食べる子供は、免疫力が低下しやすくなります。

何故ならジャンクフードやお菓子には、子供の体を作る栄養素があまり含まれていません。
それに加工食品なので添加物が多く含まれていて、子供の免疫力を上げる効果がない食べ物がほとんどです。

むしろこれらの食べ物は、肥満児に繋がりやすいので体には悪影響と言えるでしょう。

運動をあまりしない

最近では、室内でゲームばかりして遊ぶ子供が増えています。

確かにゲームが面白いことはわかりますが、室内で遊んでばかりいると筋力が低下し、免疫力も衰えていきます。

しっかり外で遊ぶ子供に比べて、家ばかりで遊んでいる子供は体力が低下しているのです。

よく夜更しをする

夜更かしをすることで睡眠不足になり、自律神経のバランスが崩れます。
夜寝ている間に成長ホルモンが分泌されるのですが、自律神経のバランスが崩れることで、正常な量の成長ホルモンが分泌されなくなります。

成長ホルモンは体力の回復・再生をおこなっていますので、正しく分泌されないことで免疫低下に繋がります。

手洗い・うがいの習慣がない

風邪を予防するためには、外から帰ってきた時の手洗いうがいはとても大切です。

外にはたくさんの風邪菌がいますので、手洗い・うがいの習慣がないと、ウイルスに感染して風邪をひきやすくなります。

また衣服にも菌はつきますので、帰ってきたら外着から家着に着替えることも、風邪菌を抑える有効策です。

すぐ病院に行く

風邪菌に感染したからといって、必ず熱が出て寝込むわけではありません。
咳や、鼻水が数日続いた後、自分の免疫力で風邪を治す事があります。

「子供が風邪をこじらす前に病院へいかないと!」と思う方は多いと思います。
病院を安全なところと思っているママがいますが、実は家以上に危険なところにもなりえます。

何故なら、病院にはさまざまな風邪菌やウイルスを持った人が来院するので、病院に行くことで違う菌を貰ってしまう可能性があるからです。

ですので(咳だけや鼻水だけのような)軽い風邪であれば病院に行かず経過を観た方が良いでしょう。
2.3日たっても症状が治まらないらないようなら、マスクをして病院に行くと良いですね。

まとめ

元気な子供達
子供が風邪をひきにくい体に育てるためには、食生活・睡眠などの生活習慣を整えることと、体力作りをすることがとても大切です。

そして風邪を予防するためにも、子供が外から帰って来たら手洗いうがいを徹底して、夜には温かいお風呂にゆっくり浸かり免疫力を高めてくあげてくださいね。

そうすることで子供は、風邪をひきにくい体を作ることができるでしょう。

またインフルエンザが流行する時期には、インフルエンザの予防接種も重要です。免疫力の向上と予防接種のWパワーで風邪やインフルエンザに負けない体を作りましょう!


喘息の発作が起きたときに、親がやるべき対処法をまとめました

子供の貧血って意外と多いのですよ。食事療法で貧血を予防しましょう。

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凛鈴パパ

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年子の姉妹を持つ2児パパです。お金のことや法律の記事を書くのが得意です。賢く得が出来る記事を書いていきます。

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