子どもに友達が出来ないとお悩みのママが出来る事
子どもが学校に通い始めると、友達はちゃんと出来ているかな?学校では友達と楽しく過ごせてるかな?など、親としては子どものことが気になってしまうものです。
親は子どもが学校で楽しく過ごしてくれることが望みですが、友達がいないとなると悩みの種になりますね。
どうして子どもに友達がいないのかとお悩みのママに読んでいただき、少しでも参考にしていただければ幸いです。
このページの目次
友達がいないのは本当?
子どもに友達がいないと悩んでいるママは、本当に自分の子どもには友達がいないのか考えてみてください。
親がそう思い込んでいるだけで、実際は学校で少数ながら友達がいる可能性があります。
ただ家に連れてこない、学校以外では遊んでないだけ、という可能性もあります。
親から見て友達がいないように見えても、子どもが学校を楽しく通っているなら特に心配することはありません。
しかし、どうしても気になるママは担任の先生に問い合わせてみましょう。
学校での子どもの様子を親が把握しておくことは、普通のことなので、担任の先生に問い合わせることに戸惑う必要はありません。
友達はたくさん必要?
一人でも大丈夫と子どもが思っていても、親としては心配ですよね。
まずは子ども自身が、友達がいない事をどう思っているのかを知る事が大切です。
「一人でいて寂しい・友達が欲しいのに出来ない。」
そう子どもが思っているなら、親はなんとかしてあげたいと思うものですが、そうでない子もいます。
マイペースな子どもだっていますし、自然に出来るだろうと子ども自身が深刻にとらえていない場合もありますよ。
大人も同じで、気が合う人と仲良くなるのは普通のことなのですから、子どもも気の合う友達がいれば良いのです。
逆を言えば、気の合わない者同士で仲良くはなりませんし、気を使うだけで子どものストレスになります。
親が無理やり作らせた、気の合わない友達は、何のプラスにもなりません。
子どもも大人と同じで、自分の仲良くしたいと思う者同士で仲良くなっていくものなので、親が焦って無理に友達を作らせようとする必要はありません。
おとなしい子ども・明るい子ども
子どもの性格でおとなしい子どももいれば、明るい子どももいます。
おとなしい性格の子どもだと、自分から皆の輪に入って行く事は少し難しいですよね。
だからといっておとなしい性格を問題視して、なんとか明るくしたい!と親が思う必要はありません。
これも個性ですので、個性を無理強いして明るくさせるものではありませんからね。
性格がおとなしく、少数の友達と深くかかわるタイプの子もいれば、社交的でたくさんの友達がいるタイプの子がいてあたりまえなのです。
子どもの性格にあった交友関係を築ければ問題はありません。無理やり友だちを作っても長続きしないでしょう。
子どもの性格が原因で友達ができない場合も
逆に、明るい性格の子どもでも、「自己中心」「わがまま」だと友達がいなくなってしまう場合があります。
我慢が出来ない、我慢が苦手な子どもだと、「自己中心」「わがまま」になりやすい傾向があります。
なんでも欲しい物を買い与えていないか、なんでも子どもの思い通りにさせていないかということを、考えてみてください。
思い当たる節があるママは、今後、子どもに我慢を教えていくようにしてあげましょう。
学校という集団の中では何でも自分の思い通りに行くわけではなく、協調性・協調心が必要になるので、子どもには我慢が必要となってきます。
さらに「自己中心」「わがまま」なまま、大人になってしまったら、社会に出た時に困るのは子どもです。
子どものうちに、どうして自己中心・わがままがいけないのか教えていきましょう。
友達が欲しいけど出来ないと悩む子どもには
なかには友達が欲しいけど出来ないと悩んでいる子どもがいます。
誰しもが、天真爛漫で誰とでも話せる人間ばかりではなく、コミュニケーションが苦手な子どももいます。
そのような子どもにはコミュニケーション能力を高めるためにも、親子間でたくさんの会話をしましょう。
コミュニケーション能力を高めるためには、
「今日はどんなことして遊んだ?」「今日はどんな楽しい事があった?」など
「yes/no」だけで終わらない質問が良いと言われています。
大きく分けて、質問には2種類があります。1つは「Yes/No」で答えることができるたぐいのものです。例えば、「ご飯食べた?」であるとか、「遊びに行くの?」といった質問です。こういうたぐいの質問は「閉じた質問」と呼ばれ、聞かれた側が「Yes/No」と答えてしまうと会話がそこで続かなくなってしまいます。
子どものコミュニケーション能力を伸ばす方法!
簡単に会話が終わってしまうコミュニケーションではなく、親子間の会話を楽しみながら、自分から色々会話をできる練習をさせましょう。
発達障害の可能性
子どもとの会話で違和感を多く感じたことがある方は、発達障害の可能性を疑う必要があります。
発達障害でもさまざまな症状があり、代表的なものとしましては「自閉症」があげられます。
自閉症は「1. 言葉の発達の遅れ」「2. 対人関係・社会性の障害」「3. パターン化した行動、こだわり」の3つの特徴をもつ障害で、3歳までには何らかの症状がみられます。最近では症状が軽い人たちまで含めて、自閉症スペクトラム障害という呼び方もされています。
自閉症とは
自閉症の原因は親の育て方ではなく、先天的な要因で脳の機能がちゃんと働かない為と言われています。
子どもとのコミュニケーションがうまくいかない事が目立つ場合は、何らかの障害や病気を視野に入れ、専門の医療機関に相談してみてください。
個人病院となると正しい診断がされない場合があるので、専門の医療機関をおすすめします。
こちらから精神科の専門医を探すことが出来ますので、お住まいの都道府県で検索してみてください。
発達障害か否かを自分で判断することは出来ません。
気になることがあれば病院で診てもらいましょう。
習い事などで興味が合う友達をみつける
自分で友達が作れるまで見守り続けるのは親としても困難ですよね。
そんな時は、子どもに習い事をさせると友達を作れる場合があります。
習い事を始めれば、同じ趣味、興味を持った子ども同士が集まりますので、友達が出来やすくなります。
共通の趣味や興味がない友達を作るより、同じ習い事の友達のほうが長続きするでしょう。
習い事をすることで社交性も身につきますので、内気な子どもにはおすすめですね。
習い事の中特にオススメの習い事は、「ダンス」や「水泳」、「サッカー」です。
一緒に体を動かす中で、チームごとに戦うなど協力し合うことで、子ども同士が仲良くなっていきやすいでしょう。
趣味の合う友達をみつける手助けを、親がしてあげましょう。
子どもが低学年の場合
低学年の間は、子ども同士が自然と仲良くなるものなので、子どもの様子を見守りましょう。
ずっと独りぼっちだなとママが感じた時は、ママが先に友だち(ママ友)を作るのも1つの方法です。
親同士が友達だから子供も友だちになることはよくあるケースです。
子どもと同じ学年のママ友なら、学校の行事や、勉強の事など、共通の話題がたくさんあります。
親同士が仲良くなることにより、親子同士で遊ぶと言うきっかけにもなりますし、子ども同士仲良くなりやすくなります。
ママ同士がどちらかの家でおしゃべりをしていたら、学校から帰った子どももその家に遊びに来るという、自然な流れを作れます。
他にも友達を作る方法としては、地域ごとにある「こども会」に参加するようにするといいでしょう。
子ども会では地域ごとの子ども達が集まるので、学年に関係なく仲良くなれます。
行事ごとは子供同士が協力して作り上げるものなので、子ども同士の交流の機会が出来ておすすめです。
子どもが高学年の場合
子どもが高学年にもなると、友達間でグループができ、特定の子ども同士で遊びだすのが特徴です。
そんな時に子どもが独りぼっちだったら、さすがにどうしたら良いかと親は心配になりますよね。
ある程度分別もついてきて、難しい年頃の子どもなので、あれこれ親に言われると子どもは嫌がります。
こんな時は学校の先生に話してみましょう。
私には6年生の娘がいますが、同じクラスで独りぼっちの女の子がいたらしく、親御さんが先生に相談したそうです。
このとき担任の先生は、その子が1人にならないよう席替えをして仲の良い者同士がくっつかないよう配慮し、その子は新しい友人関係を築けたとのこと。
先生に頼れば、何らかのアクションを起こしてくれるでしょう。
学校での生活で頼れるのは担任の先生なので、子どもが独りぼっちであることを相談してみてください。
まとめ
大人で人見知りする人なら共感できると思うのですが、子どもも性格によってはすぐ友達ができない子もいます。
しかし、子ども自身がそこまで友達作りに焦っていない可能性もあります。
そんな時は、子どもに友達がいない・少ないからといって親が心配しすぎる必要はありません。
まずは子どもが今、友達を必要としているのかどうかという気持ちを確認してあげてみてください。
そして友達が欲しいけどなかなか出来ないと子どもが思っている場合には、親の出番です。
友達を作るきっかけは親が作ってあげることが出来ます。
ママ同士が仲良くしたり習い事をして、対人関係の幅を親が広げてあげましょう。
ただ、発達障害の可能性がある場合は、素人が判断できるものではありませんので、専門医に相談してください。
子どもが楽しく過ごせることが一番重要ですので、子どもの性格をよく知ったうえで、親も行動してあげてください。
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